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型絵染九寸名古屋帯/リラの街 竹田園子作品



散策の道

変へてみる

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細江久美子

春燈


名古屋帯



■型絵染九寸名古屋帯

制作/国画会員 竹田園子

作品名/リラの街

2016国典出展作品



8月の月初、京都のとある工藝染織専門の織物商の作品展に伺った折、肝心の用事を済ませ、担当者に「なにか型絵染の素敵な作品はない?」と尋ねたところ、〜ちょっと今は水流さんにお好み頂けるお品はないのですよ〜と担当者が申し訳無さそうに言うその背中越しに社長が、スーッ、と巻き解いて見せてくれたのがこちら、国画会会員/竹田園子さん作品、「リラの街」2016年国典出品作品です。 銘された「リラの街」ブルガリアのリラなのかと思えばそうではないようです。 竹田園子さんの作品を拝見するのは私はこれが二度目。 一度目は〜あ、素敵な作品だなぁ…と思ってるうちにうっかり買い逃して(それ以前の作品もたぶんすべて完売となっていて)しまいましたのでこの出会いはもうまさに飛び上がるほど嬉しかったのですが、表面上は冷静さをかろうじて装い、冷徹に(笑)仕入れ交渉したのでした。


竹田園子/北海道教育大学岩見沢校 准教授として美術教育に力を注がれる一方、北海道美術協会会員としても美術の啓蒙活動に携わっておられます。 2011からは国画会会員として美術の啓蒙活動に携わっておられます。 これまでの作品を拝見するにつけ思うことはとても幻想的な作品を創作される染色家だなぁ…と。 作品は様々なテーマで描き染められるのだけれど、一貫してるのは幻想的な感覚。 幻想的と言ってもよくある未来図画のようなものではもちろんない。 どちらかというとファンタジーか。 いずれにしてもありそうでない、ような、無さそうである、つまり写実ではなく、個々を写実し、それを意表を突く彩色でパズリングする、そんな印象なのです。 作品の多くはブルーを基調とするのですが、時々こうしたラベンダー系統の作品もあります。 制作者である竹田園子さんの感性と実際の手わざの無理のないフラットな関係は実に見事なものです。 これまでの作品を見る限り、実に色の使い方が巧み、ところどころに「記憶の中の描写かも?」と想うところもあるが、実にうまく溶け込んでいるのです。 ファンタジーを感じる作品にありがちな異様な表現などもちろんないし、過度な彩色もない、ギリギリのところで留め置かれている。 基本的には俯瞰した風景の一部分を切り取っているように思えます。


名古屋帯


名古屋帯


名古屋帯


名古屋帯



こちらに掲載の型絵染ですが、リラの街という銘が付されています。 リラの街、制作者である竹田園子さんは札幌に住まわれて制作活動をなさってるのですが、そのお住いの街、札幌市の花がリラなのです。 閑静な住宅街に咲くリラを描かれたのでしょうね。  型絵染めにしては極めて繊細な型が使われながら、表現力の在る彩色が施され個性的な印象とされています。 その意匠/designと紬の素材感が相俟った印象は、あるひとつの染織として完成されたものでなく、未完成な創造の魅力を保っているように感じます。 染色技法の事 を言っているのではありません。 デッサン画そのものに色を差した…、 未完成と言えば真っ先に思い浮かぶのは天才建築家アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリアでしょうか? 未完成の中の完成…、 でも、この作品からそうした印象を感じる事はありません。 むしろフランツ・シューベルト 未完成交響曲のような印象とした方がお解り頂けるのかも知れません。 唯、決定的に異なる事は 未完成交響曲とは文字通り完成されていない音楽、また、未完成である以上、作品として演奏されることは基本的にない、という事です。 ところが、シューベルトの交響曲第7番などは、このジャンルにおける名曲の一つとされているんですね。 Classicに関してほとんど知識がありませんが、作品における完成/未完成は、制作者の意図とはあまり関係がないのかも知れません。


名古屋帯


名古屋帯


名古屋帯


名古屋帯



とても美しく、且つ丁寧に手差しにて施された彩色… この色彩、単なるそうした表現では捉えることの出来ない、深い深い彩りを感じさせてくれます。 あくまでも染色としての色彩模様…、 系統種別としての色はラベンダー系となりますが、そこに地実とか派手とかいう短絡的な印象はありません。 あくまでも、「リラの花咲く街の色」なのです。 こうした帯はもちろんですが、礼装には使えません。  強くカジュアルを意識させるかも知れません。 ただ、こうした極めて上質な帯こそ、カジュアルを意識させるだけではなく、また、マニュアルに縛られた当たり前のコーディネートだけでなく、この帯が保つ雰囲気や表情そのものを愉しんで頂きたいのです。 和の装い、とりわけカジュアルな装いにおいて最も大切なのは「何を着るか」では決してなく、「心からわくわく出来るのか」、なのだと思います。 それが、趣向を保った「装い」なのだと思います。 伊勢木綿の上に乗せてみました。 伊勢木綿が伊勢木綿に見えなくなるほどのある種の力を感じます。

【商品情報】

商品番号
OTK-AKM-4113
商品名
型絵染九寸名古屋帯/リラの街 竹田園子作品
品質
絹100%
価格
¥540,000 (表地/税込)
¥551,500 (芯仕立て上げ税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間〜20日戴いております。
巾/ 長さ
お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸〜八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
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名古屋帯名古屋帯

型絵染九寸名古屋帯/リラの街 竹田園子作品

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540,000円 (税込)

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