きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流のコーデ

水流のコーデ5

こちらの「水流のコーデ」の頁では弊店のサイトに掲載しておりますお品達のコーディネートをご提案をしております。 (また時折、箸休み?に弊店の女将の装いもこちらご紹介させて戴くこともございます。)
きもの水流が折に触れ素敵と感じたコーディネートをご紹介しておりますが、弊店のご提案がすべてではもちろんございません。 お客様ご自身がこれが素敵と感じられる組み合わせ…
つまり、着る人が好きな組み合わせが一番だと考えます。
そんな訳で…あくまでもご参考までに。。。というものです。

水流のコーデ1


箸休みと申しておきながら、舌の根も乾かぬ内に二度目の女将の登場で恐縮です。
HPをご覧頂いているお客様から、女将の日々の装いをもっと見せて欲しい、との奇特なお声を頂くことが多く、断腸の思いで?…?

こちらは十日ほど前、五月の終わりの頃の写真です。

着ている着物はいわゆる近江縮、綿麻のぐんぼうです。涼やかな白黒のギンガムチェック、サラサラの肌触りが単衣に丁度心地よい着物です。
締めている麻帯はバリ更紗です。水色を基調とした涼感を想わせるもので、エキゾチックな模様と相俟っていかにもお洒落着物を愉しんでいる風情となっています。

弊店は着物の季節感は(礼装は別として)お召しになる人の体感で、といつも申し上げています。5月はまだ、袷の季節だからと、汗をかきかき、暑い暑いとふうふう言いながら袷のお着物を着るなんてナンセンスと心の底から思っている呉服店です。
ですので、女将はとうの前から単衣に替えていますし、麻の着物を着始めるのも人一倍早いのです。
着物って別にそれでいいんです。着物だからと言って大昔の季節感と決め事を持ち出す必要なんてないんです。


(※帯揚げは、確か白藍地の絽縮緬、帯〆は生成りと紫の羅織です。)


もう少し季節が進みますと、中に着ている長襦袢なども暑さ対策でいろいろと変化します。
いわゆるうそつき襦袢なるものが登場するのももうじきです。
毎年夏になるとよくご近所のおば「あ」様方から、「まぁ~この暑いのにキモノ着て偉いわねぇ~なんて褒められることもあるんですが、手足を直接太陽に曝さないキモノって思いの外暑くないし、(いきなり冷蔵庫かっちゅうくらいの建物に入ったときはむしろお袖があってホッとするなんてこともあります。)ま、暑い時はシャツ1枚でも暑いんです。 まして汗で綿のTシャツの襟元が丸まってる方が見た目にはよほど暑苦しく見えるのですが…。


しつこいようですが…、冠に箸休めと述べておりますが、思いの外リクエストが多いのでやむなく時折登場いたします。どうかご留意下さいませ。

きもの水流
店主

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