きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流のコーデ

水流のコーデ11

こちらの「水流のコーデ」の頁では弊店のサイトに掲載しておりますお品達のコーディネートをご提案をしております。 (また時折、箸休み?に弊店の女将の装いもこちらご紹介させて戴くこともございます。)
きもの水流が折に触れ素敵と感じたコーディネートをご紹介しておりますが、弊店のご提案がすべてではもちろんございません。 お客様ご自身がこれが素敵と感じられる組み合わせ…
つまり、着る人が好きな組み合わせが一番だと考えます。

そんな訳で…あくまでもご参考までにどうぞ。。。

水流のコーデ1


七月二十三日、今日は二十四節気の第12、大暑。 つまり、一年の内で一番暑いとされる日です。 …で、やはりその通りに暑い、、。 お店もエアコンフル稼働なんだけど暑い。 なので“目に涼しい”コーデを一つ。 こちら、少し大きめの水色格子が美しい片貝木綿「片貝木綿/水色格子」https://www.gofukuyasan.jp/SHOP/OKD-OJT-00152.html  です。 
もちろん盛夏の生地ではありませんので、お召し頂くのは単衣の季までお待ち頂かなければなりませぬが。 

たぶん、以前にもお話をしましたが、“涼感”を想わせるコーデには、ある法則と言うか、コツがあります。 その、コツの一つに“色数をたくさん使わない”が有ります。 涼感、がテーマですから、どうしても寒色がベースになります。 たとえば今回のような水色のお着物に帯を適わせるとなると、お色目は黄色やサンドベージュと言った色を使いたくなります。 でも・・・涼感を…となりますと、やはり違います。 画像のような同系色や灰色系(淡い方がイイですね。)で適わせますと、目に映る印象は確実に涼やかなものとなります。

締めている帯は生成り地に灰色やミント、水色で文様が配された東欧更紗九寸名古屋帯「型絵染/九寸名古屋帯・中世東欧更紗」https://www.gofukuyasan.jp/SHOP/NIS-NASO-03668.html  です。 生地はさらりとした質感の紬地です。 さてさて、そうなると、どんな帯〆と帯揚げで締めくくるのか、なんですが・・・。 
たとえばお単衣の着物ですから、九月~十月 (近年では十一月もお単衣を着られる方が増えています。) お単衣の初めの内はまだまだ残暑厳しい日も多いですから、帯揚げは水灰色、帯〆は綺麗目の淡い若緑なんかが素敵だと思います。 秋色が濃くなりましたら、、。 帯揚げには白茶、帯締めにちょっと濃いめの利休色なんかを持ってきますと素敵ではないでしょうか。 

着物の楽しみは色を重ねたり、ひいてみたり…。お愉しみ頂ければ。。。

でも・・・ 申し上げましたのはもちろんすべてが一つの例です。 帯適わせや小物適わせははそれこそ幾通りもございます。 そして、あくまでも着る人のお好みが最優先されることは言うまでもないことなのです。  


きもの水流
店主

水流のコーデ

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