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型絵染九寸名古屋帯/澤田麻衣子 孔雀草/2019・10・10 Published NEW



山里に

闇倒れ込み

星月夜


中村洋子

風土


名古屋帯



【型絵染め/九寸名古屋帯】
―孔雀草(クジャクソウ)―

制作/澤田麻衣子

紬地
単衣~袷(9月~6月)



孔雀草/クジャクソウ。 調べてみますと、その名の由来は「クジャクソウの花が咲いている様子がまるで星のようで、霜が降り始める秋の暮れ頃まで咲き続けていることから、霜を意味する英語のfrost、星を意味するギリシャ語のasterを組み合わせてこの英名となりました。」とありました。 
いきなりちょっとお話は飛びますが、田舎と言えば田舎?(都会ではないです。)で私は生まれ育ちました。 ご多分に漏れず、子どもの頃の私は、他の子達と同様に夏になれば朝から晩まで昆虫採集に明け暮れていて、(いまでも昆虫はとても好きで、あの硬い羽根を開くと格納されていたやわらかで茶色く透き通った羽根が見たこともない美しさで開き、飛び立つ姿は人間には到底作れない自然の為せる造形だと、目も心も奪われるほどでした。)
当時は花などには一片の興味もなく、目もくれなかったのですが、こうして大人になった今、食い入るように見るとその造形/色に心を奪われるのです。 とにかく、物が持つ、形、色、質感のようなものは子どもの頃から好きでした。 それは私の「好き」という部分に染み入ってくるのです…。 そしてそれらを抽出し、作者のデフォルメを刻み入れたもの、それが型絵染/型染なのです。 もっと言えば、こちらのページのキャプションに「こうした品々はアナタノ人生に間違いなく彩を添えてくれる」と書き添えたいくらいだけれど些か大袈裟に過ぎるので控えることにしました。 でも…、本当に素敵です。 型絵染の魅力が凝縮されている。。。 そして内心この創作能力に嫉妬するのです。



名古屋帯

名古屋帯

名古屋帯

名古屋帯

名古屋帯



そのクジャクソウをモチーフに型絵染で仕上げた澤田麻衣子の帯。 はたしてどうなのか、、。 結論から申しますと、案外良いんじゃない? いや、かなり良いです。 ま、この良いとかその逆、という評価はあくまでも私の個人的な好みに大きく左右される訳ですから、単に私の好みをいちいちお伝えしているに過ぎない。 たとえば草花をモチーフとしたものはこうした染め物にも在れば、織物にも在ります。 織物は比較的、帯そのものを単体で見ても迫力というか、ある種、女性の鎧?(表現がおかしくてすみません。)のような雰囲気が良くも悪くもある。 良くも悪くもと書いたのは、やはり文字の通りで、女性をより美しく見せることもあれば、その反対に目を伏せたくなる(本当はそむけたくなる)ことも多々あるから。 一方で染め物は、と言えば単体で見て「迫力」を感じるものはそれほど多くはない。(もちろん一部にはその存在感も含め迫力、というか作家の生きる力そのものを感じるものもなくはないです。)ただ染め物(染めの帯)は力強い織の着物の迫力をときにいなしてくれる、そんなこともあるのです。 つまり着物と適わせることで更にその魅力を増したり、着物が内包する色や質感を引き出してくれたりと。  出来の良い染め帯というものは「着物とのコーデ」という事をほんとうによく解ってる。 もっと言えば着物の上に巻かれることでグッと魅力を増すことを解っているのです。 当然ですが、その魅力は染色作家の作品や作家ではないけれど工房の腕利き職人の仕事以外で感じることはあまりないものでもあります。 で、こちら、のクジャクソウ。 同系色コーデを基本好まない私でも、ハッとする美しさを見せてくれます。 素敵な染色です。


現実的な?(一般的な、かな?)お話をちょっとだけさせて頂けば、実際の染色において写実的に現実の花の色に近付けてみたり、と制作は“創作の面取り”をするものです。 でも、こちらの帯にはそうした痕跡が一切感じられないのです。 ロジックを積み重ねて出来たものからは感じられない彩り、少しの戸惑いも感じさせない染色なのです。  これまでに見た染色の中で一番とまでは言いません。 でもこの帯は過去に見たクジャクソウの印象を一気に記憶から消し去り、そして魅入る私の気持ちをしっとりと落ち着かせてくれるのです。 それは身に纏う布を制作する上でとても大切なことなのです。 なんとなく落ち着く、どこか安らぐ…、それなのに心が浮き立つような染色は着物を着る愉しみ、描かれた画を味わう愉しみを直截想わせてせてくれるのです。 幼い日に持っていた瑞々しい感性のままに描いたもの、その感性の記憶を失ってしまえば描けないものでもあるのです。


名古屋帯

※マスタードイエローの真綿紬と適わせてみました。

名古屋帯

名古屋帯

名古屋帯

名古屋帯


原画の想像力、使われた彩色の妙、九寸という帯の幅に絶妙に表現されたバランス感覚、瑞々しい感性、面取りをしない潔さ、つまりそうした一つひとつの小さなこだわりが幾層にも積み重なって一つの秀でた印象となるのです。 つまり、制作者の内なるすべてを絹布の上に写し撮ったとでも表現すればよいのでしょうか? こうした染色(帯)は直截に目に映る絵柄や色彩だけがその魅力なのではありません。 創造の背景に想いを巡らせ、制作者の想いにご自身の想いを折り重ね装ってみる…、そんな愉しみさえもあるのです。 加えて申し上げれば…、こうした帯はお使いになる方の年齢をあまり問いません。 大人の女性の可愛さを表現出来る帯なのです。  こちらのお品をご覧頂いてぐぐっ、と惹かれているかも、と思われる方は、きっと制作者の感性と溶け合う感性をお持ちなのだと思います。 もちろん私もそうなのですが。。。


【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 着物、羽織物、などご指定の寸法がございましたらお知らせください。 弊店で割り出すことも可能です。 また、帯のお仕立てに際しましても、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。 ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。 また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【在庫について】 実際の店舗におきましても同時にお品を販売しております。 ご注文/お申し出を賜りました時点で、「SOLDOUT」が表示されていなくても売り切れの場合がございます。先着順となりますので予めご了承下さい。


【商品情報】

商品番号
GMK-OE-40
商品名
型絵染九寸名古屋帯/澤田麻衣子 クジャクソウ
品質
絹100%
価格
¥175,000 (表地/税込)
¥186,500 (芯仕立て上げ税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間~20日戴いております。
巾/ 長さ
お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸~八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。


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■お仕立につきましては仕立て料金表はこちら をご参照下さい。
または、お電話・メール・ファクスにてお尋ね下さいませ。

型絵染九寸名古屋帯/澤田麻衣子 孔雀草/2019・10・10 Published

価格:

175,000円 (税込)

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