【別誂えパナマ草履】
―ロイヤルパナマ―

花緒/絽/山葡萄


こちらのパナマ草履はよく見掛けるパナマよりもひとつ上質なパナマを使い、左右シンメトリーの渦状になるように編み上げてもらったものです。　なので御草履を脱がれた際にも愉しめる逸品です。　花緒は例年好評を頂いております「絽縮緬に刺繍」という凝ったものを誂えて挿げております。　もちろんですが、草履本体は「芯/台」を指定して誂えられたお品です。　つまりすべてを指定して京都の専門職人の「手」によって誂えられた本パナマ草履となります。　

下駄や草履は日本固有の文化に育まれた履物です。　洋装においても和装においても装いの大切なポイントは足元からと言われます。　こちらの本パナマ草履は夏の上質なカジュアルを意識して誂えられたものとなります。　奥州木綿の浴衣を着物としてお召しになったり、小千谷縮みや上布をお召しになられる際にどうぞ、と言うお品です。　街の呉服屋さんで探しても、大手のNC（ナショナルチェーン店）で見てみても、なんだかプレタの浴衣の添え物のような履物ばかりでどうにも気の利いた“大人の女性の履ける”上質な履物が見つからない…、　なんて思われている方には最適なお品ではないでしょうか。　

上質なカジュアル、、、と言うことはつまり、絽縮緬などの小紋、絽縮緬の色無地などの「やわらかもの/たれもの」にもお使い頂けるということです。　絹ものであるならば、夏大島や夏結城、明石縮みなど、カジュアルな中にちょっと「よそゆき」な印象を持たせたい夏のお召し物にも御遣い戴けます。　お手持ちの着物を想い浮かべてお選びください。　亜麻の御草履などと共通した印象をもたれるかもしれません。　亜麻の御草履はそれはそれで素敵な御草履かと思いますし、着物愛好家の中では一定程度の定評があるかと思います。　こちら。。。その亜麻草履とも、またよく見掛ける一般のパナマとも一味も二味も違う草履です。　

※初めは少しきつめに感じるかもしれません。が、すぐに足の形に馴染んでくれます。