ご購入について
 

紅花染め紬織物/霞縞



草木が内包する

生命(いのち)の証とも言える彩り

植物の尊き美しさを想い

染め、織り上げられる


草木染紬織物/紅花



■紅花染め紬織物

霞縞/太子間道

染料:紅花/桜の枝、他酸性染料



こうした草木染めの糸で織り上げられた紬織物、とりわけこちらにご紹介させて頂きました紅花のように微妙な濃淡によって染色が施された糸を使い織り上げられた紬織物の画像の再現は本当に手こずります。  たいていは100枚以上、ときに200枚を遥かに超える枚数を撮影をしてもなかなか思うような色の再現は難しいのです。(もちろん画像のトリミングでの処理は可能なのですが、色は近づいても質感が離れるため、出来るだけ撮影時から現色に近いものを撮るようにしています。) 


糸をつくるところから始まり、織り上げられるまでが困難ならば 撮影も極めて困難なのです。 染料として使われた植物達の生命に弄ばれているような気さえするほど難しいのです。 まるで植物たちに「爺さん、あんたの思う通りにはならないよ」と言われているかのようです。 ひとの手が自然をコントロール出来ると思うことは些か思い上がりが過ぎるのかもしれません。 自然には自然の意志があって、もしか器量や眼を試されているのかもしれません。


草木染紬織物/紅花 草木染紬織物/紅花 草木染紬織物/紅花


さてさて… 私の愚痴はさておき。 エジプトにその起種を持つとされる紅花の黄色の花びら…、 花が摘まれ、発酵につれて紅く変化するその黄色の花びら、そしてそこから抽出された染料で糸が染められます。 やがてそれは綺麗な紅色、茜色、桃色、黄色に織り上げられる… 紅花紬のイメージは概ねそんな感じなのではないでしょうか? 目を閉じれば浮かんでくるその色彩は紅色、黄色… こちらに掲載の紅花紬 そうしたイメージとは少々異なる印象です。 一見、紅色や桜色、桃色や淡黄色が目に映ります。 でも、目を凝らし、心を澄ませ眺めていると やはり見えてくるのは紅花紬そのものなのです。 


紅花から抽出されるその色相は ご存知のように紅と黄色、、、そこに桜の枝やなど、様々な抽出液が溶し込まれて様々な色調印象を糸にもたらします。 ひとつとして同じ色はないのです。 まさに「その日」「そのとき」「その場所」で創られた色なのです。 草木から抽出された染料によって染められる、いわゆる草木染め その醍醐味はまさにそこに在り、難しさもまた、そこに在るのです。 


二度と出会うことのないその時だけの「色」 染職人の感性によってひき出されるそれは、まさに一期一会そのもの… すれ違ってしまうことなく、染職人が想う色を 染職人自身に内包する感性が気付く事が出来るのか、 ときに感性が啓くことなく通り過ぎてしまうこともあるのです。  しかし、それさえも自然と対峙する醍醐味でもあり、同時に自然の前でひとの無力を露呈する儚さ(はかなさ)でもあるのです。 そしてそれゆえに染職人は自然を操ることの出来る魔法使いのように思えるのかもしれません。 でも、もしかすると、魔法使いのように見える染職人も実は自然の神秘な魔法の力に操られているのかもしれません。


草木染紬織物/紅花 草木染紬織物/紅花
草木染紬織物/紅花


こちらに掲載の紬織物はよねざわで織られた紅花紬です。 正確を記せば紅花紬ではないのかもしれません。 紅花から抽出された植物染料に様々な植物染料が溶かし込まれ、退色を防ぐため化学染料も用いられ、この複雑な色調が創られています。 


敢えて「創られて」とさせて頂きましたのは、作られた、からでなく、色が創造されているからに他なりません。 まさに様々な「色」が意図して「創られ」 意図せず「創発」されているのです。 目を凝らしてこの紬織物を見ていると実に沢山の色の糸が織り込まれている事がわかります。 そしてその様々な色の糸がこの紬織物の「あるひとつの印象」となっているのです。 さっきから幾度も繰り返し繰り返し目を凝らし眺めているのですが、、こちらの絹布、、、「何色」なのでしょう…。 私も自然の力に操られているのかもしれません。
 


草木染紬織物/紅花 草木染紬織物/紅花


こちら、、、紅花を主とした染料にて糸が染められた訳ですが、自然の植物からつくられた色彩にはまさにその植物の生命が宿っていると言えるのかも知れません。 さらに言えばその染料を草木から引き出した染職人の息吹をも感じさせてくれるのです。 この紬織物が様々な色彩をそれぞれ異なる明度で浸透させていることも自然なことであり、それだからこそ、あるひとつの色が様々な印象を持って染め上がり、且つ、数十色もの色印象となり、染色する度に糸そのものが更に色の厚みを保つのです。 またそれが生命をも感じさせる「紬織物」となって織り上げられる理由かもしれません。 素敵な織物だと思います。


【商品情報】

商品番号
HTT-BHT-00158
商品名
紅花染め紬織物/霞縞・太子間道
品質
絹100%
価格
¥226,800(表地/税込)
¥280,300(袷仕立上げ/税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約3週間〜25日戴いております。
【※単衣仕立てをご希望の際はお尋ねください。】
巾/ 長さ
38cm程(※約一尺程)/※12m50程 (※約三丈三尺)
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草木染紬織物/紅花

紅花染め紬織物/霞縞

価格:

226,800円 (税込)

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