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久米島紬/嘉味元あけみ作



夕立の

雫したたる

ポストかな


田中藤穂

水瓶座


紬織物



■草木染手織紬織物

本場久米島紬/別誂え

織/嘉味元あけみ



このところ、立て続けにそれはそれは魅力的な紬織物(地機の結城や黄八丈)にご縁があって(あ、この間の美しいキモノで柴咲コウさんにお召頂いたものとはまた別に)ちょっと着尺の仕入れを控えていたのだけれど、こんなのを見せられてしまうとね、もう、どうしょうもないのですよ。 抗うなんて何処の誰が出来るものですか? 無理です、、。 久米島紬です。 ほんとは好きではないのです、基本的には。 あの焦げ茶や鳶色があまり好みではないうえに、判で押したようにジェンダマーやツバメの柄に代表される決まりきった絣模様(すみません、全否定ではありません、その色とその絣が組み合わさって出来る印象がただ単に極めて個人的に好みではない、ということです) 織物商に行くとほぼ例外なく言われるんですよね。 水流さん、久米島は良いですよ、すべて一人の人が一つを織り上げるんですよ〜、砧打ちの光沢、この絣はコレコレしかじかの意味があって〜etc …うん、それくらい知ってるし、ただ、自分の好みではない、ということ。


紬織物


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で、この久米島紬です。 なんだ、縞なの? ええ、縞です。 縞も実は好みではないのです、本来は。 でもね、もう無性にというか、どうしようもなく惹かれる縞ってあるんですよ。 小格子やギンガムなどのカジュアルなものか、(まあ、縞もカジュアルって言ってしまえばそうなんだけど)ほとんど無地なんだけど糸質や織味で無地と言ってしまうには申し訳ないほどの質感を持った無地?なんかが好きなのだけれど、こうした必要以上に主張しない、でも明らかに上質な香りを漂わせている縞(消え入りそうな縞)、「久米島紬は鳶色でしょ」という退屈な概念に一切捉われない、けれど確りとしたアイデンティティが織り込まれている、そんな布(久米島紬)を見せられるとやはり好きと言わずにはいられないのです。 ただまああれです。こうした久米島と言うのはいわゆる「通好み」、見るからに久米島に見えなければ嫌、誰が見ても久米島と気付いてくれなければなんか自信がない?、という人には不向きです。 内心「ふふふ…」と楽しめる方ならば…、心ゆくまで楽しめる、そんな久米島紬なのです。


紬織物


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久米島、、、沖縄本島から更に西に百キロも離れる日本の最西端…、 想えば私の住むこの名古屋からはいったいどれくらい離れているのでしょう。。。 いまでは関東圏から空の旅を使えばダイレクトに繋がるのですが、その昔ならば気の遠くなるような遠い異国の様?であったのだと思います。 その遥か遠い南シナ海に浮かぶ久米島… 遠い遠い地で織り上げられる“奇跡の布”と称される久米島紬。


およそ500年もの永い歴史をもつ久米島紬。 久米島紬の染色は山桃や月桃、フクギなど、島に自生する植物染料を用いて行われます。 反物を手にして眺めていると、南国の陽光や風土が織り上げたと言っても過言ではない土地の香りのする素朴な風合いを感じさせます。 お蚕を育て、糸を紡ぎ取り、草木から抽出する染料で染めて、、そして織上げてゆく… かいつまんで記しましたが、気の遠くなるような工程のほとんどを、ひとりの織り子さんが行うのです。 これほどの手間暇を掛けて一枚の絹布が作られるのは、現代の日本では極めて珍しく、それ故に“奇跡の織り物”と呼ばれることもあるのです。 島のいたるところで民家からパタンパタンと機織りの音が聞こえる風景、素朴な風土の中で培われた高度な技術。 それも久米島の魅力なのかもしれません。


紬織物


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この久米島紬はとても綺麗です。 冒頭に書きましたように消え入りそうな儚げな縞の美しさです。 車輪梅とホルトノキ、椎で染められた糸を使い白練りの色味の味わい、嘉味元あけみさんの手による手織り、その特有の柔らかな彩が実に見るものの目に馴染み、その織感と相俟って綺麗な印象を想わせてくれる、そうゆう意味での綺麗さです。 琉球染織の着物、とりわけ久米島紬に憧れはあるけれど、あの鳶色は苦手…、と躊躇されていた方、ぜひご覧頂きたいと思います。 誂え機の久米島紬の素晴らしさを実感して頂けるお品だと思います。 一つ付け加えますとこちら、、しっとりやわらかな質感ながらとても確りとした織が掛けられております。 ですので袷はもちろんのこと、お単衣にお仕立てされてもよろしいかと思います。。


こうした手織物の良さは実際にお袖をお袖を通して頂きますと、実感して頂ける筈です。 生地の質感は真綿の紬織物に勝るとも劣らずです。 まずはやはり味わう事… そして上質を知ってみる事… だと思います。 


追記:冒頭にも何度も書きましたが、本当は縞ってあまり好みではないのです。 でも時々、こんな素敵な縞を見るとつい、、、もう射抜かれてしまうのです。


【商品情報】

商品番号
HTT-NKJ-03455
商品名
久米島紬/嘉味元あけみ作
品質
絹100%
価格
¥216,000 (表地/税込)
¥270,000(単衣着物仕立上げ・居敷当付/税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約3週間〜30日戴いております。
※お単衣の際、またお急ぎの際はお訊ねください。
巾/ 長さ
38cm程(※約一尺程)/※12m60程 (※約三丈三尺三寸)多少の誤差はご容赦ください。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

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久米島紬/嘉味元あけみ作

価格:

216,000円 (税込)

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