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琉球古典紬/加納別注 十字絣紅



伝へたき

言葉あふれて

星月夜


川端和子

星月夜


紬織物



■琉球古典紬

別誂え品/室町加納別注

八十八絣



そうか、「赤/紅」ってやはり大人の色だったのだ…。 またまた“赤”に対する色のイメージが積層された。 ”赤“って大人の女性を包む色なのだ、というところで妙に納得してしまった。 極めて視覚的に、、。 ”赤”は”赤”その色そのものがアイデンティティなのだ。 ”赤“が赤以上でも以下でもない、という主張を感じます。 つまり灰生成りの地色に浮かび上がるようでもあり、溶け込むようでもある、。 そう、もともとこうしたものがあるかのように自然なのだ。 着物の世界には知らなけらば恥ずかしい、という流行はない。 そも流行に流されるような方々が着物の世界には居ないのだ。(たぶん) むしろペラペラと流れゆくモノに対する盾のようなものか。 織が好き、染めが好き、という以前に、そうした趣そのものが好きなんじゃないかなと折に触れ想います。 


およそ着物や帯はただ一枚の布に過ぎません。 物理的にも視覚的にも、、。 


着物専門店を生業としている私がこんな言い方を絹布に対してするのはどうなのか。 些か不適切なことなのかもしれません。 それを承知で敢えて言えば、着物にしても帯にしてもたかが一枚の布の筈なんです。 でも、たかが「布」なのに何故手織物がこれほど人を魅了するのか…。 すでに魅了されてしまっている私にはよくその理由が分らないのです。 きっと手織りには… 文字通り、ひとの手で織られた(染められた物も)ものには見る人の心を魅了してしまう何かが宿されているのかもしれません。 現代の街は化学的なもの、機械的なもので溢れているけれど…、人が身体に着けるものって…、結局のところ、ひとの手で加減されたものが心地好いのかもしれない、、。 そうでなければ説明のつかない事ばかり。。。


紬織物 紬織物 紬織物 紬織物


さてさて、、、こちら、赤い絣の紬です。(笑) 着物や帯の模様に「赤」が選ばれることは決して少なくはありません。 若い方を対象にした染め物には「赤」を地色とすることもよくあります。 しかしその「赤」が「紬織物」となると…。 手織紬織物において「赤」を模様の色としたものを探すことは案外難しいものです。 以前、染織家に「赤」を模様に使った作品が少ないその理由を尋ねてみたことがあります。 思いがけない返事に頷いた記憶があるのですが、その理由は「赤」は色味が難しい…。 赤にはいろいろな赤があって(※もちろん他の色にもそれは言えますが、赤は一つ間違えると年齢が制限されてしまい易い…) 早いお話、「赤」を模様の主の色とするにはリスクが多い…と。 他の色、例えば青や藍、紺ならば、ほぼ年齢を問われない…、こと仕事としての視点で捉えるとつまりは間尺に合わない、と言う訳なんですね。 なるほど、言われてみればわからないでもありません。 


こちら、「赤」の十字絣(八十八絣)の着物地/紬織物です。 この「赤」、一言で「しっとりと美しい」と言う印象が在ります。 正確に表現すれば紅、、、濃茜でしょうか。。。 有りがちな赤の色印象を敢えて選ばず、真紅、深紅、深みのある紅、、、濃茜、、、そう、赤と言うよりも紅… おとなの紅なのです。 経緯の絣…、(縦絣や緯絣もあるので敢えて経緯の絣と記しました。) 加えて言えば美しい絣足…、 手織紬織物の美の極み、つまりは堆積された叡智にのみ成せる業なのだと思います。 織人としての尊厳、積み重ねた仕事に対する誇りにかけて創作されたことは想像に難くなく、それでなければこれほど美しい織物とはならかったのだと思います。 


紬織物 紬織物 紬織物 紬織物


こんな事を書きながらふと、思い出したのですが、とある高名な絵師の言葉にこんな詞があります。 「まるで山が燃えるかのような赤、紅葉を表現するのは単に色だけで想い起すのではない。 有機のプロセスを、土に浸み込むように帰る枯葉の意識を、森の記憶、彩りの香りを… そのすべてを感じ取って和紙に映すのです。」 …と。 

こちらの「紅」の十字絣の琉球古典紬。 糸を紡ぎ、糸を染め、織上げた織人の想いのすべてを知る由もありません。 ただ、この「紅」の色、南国琉球の陽光、風、海、植物、そうしたすべて、もっと言えば南国琉球の空気やゆっくりと流れる時間さえも織り上げたような見事な色と真綿紬ならではの質感にただただ感服するばかりなのです。 実に秀逸な織物です。
※トルソーは160?に設定してます。ご参考までに、、。


【商品情報】

商品番号
HYT-RKK-0343
商品名
琉球古典紬/加納別注 十字絣紅
品質
絹100%※真綿紬
価格
¥380,000(表地/税込)
¥434,000(袷仕立上げ/胴裏・八掛/税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約3週間〜25日戴いております。
【※単衣仕立てをご希望の際はお尋ねください。】
巾/ 長さ
37cm程(※約九寸八分程)/※12m50程 (※約三丈三尺)多少の誤差はご容赦願います。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

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■お仕立につきましては仕立て料金表はこちら をご参照下さい。
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琉球古典紬/加納別注 十字絣紅

価格:

380,000円 (税込)

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