籠の菜に
紋白蝶の
生まれけり
小澤登代
草の花
【石川県指定無形文化財/能登上布】
縞片身変わり/手織り
生成り地に灰青と薄墨の縞
とても細かな縞細工で織り上げられた能登上布です。 巾およそ六割が細い縞、残りの四割が5ミリピッチほどの縞で織られています。 能登上布の縞、それはとくに細かさを競うものではないのですが、一つの目安となるかと思います。 刷毛目のような無地感覚や、十字絣、亀甲絣とは異なる印象、縞、ある意味それは能登上布としての正統、そんな印象なのかもしれません。 とりわけ生成り色の細い縞はそうした印象を想わせるように思います。
能登上布なのですが、越後上布や宮古上布が良いことは十分分かるけれど、お値段がね…(この感覚普通に当たり前です。とりわけ高価ですから。)分かるけれど、でも縮みではなくどうしても上布が欲しい…と、おっしゃいます方にお奨めの一点です。 また、透け感も比較的抑えられていますので春のお単衣のお終いから~盛夏~秋のお単衣の掛かり、と長くお召し頂けますのも特徴の一つかと思います。 夏大島のように透け過ぎることのない印象は(もちろん印象だけでなく、実際にそうなのですが)夏物が初めて、という方でも安心してお召し頂ける麻織物なのです。
お単衣から盛夏の薄モノの一つの定番でもある生成り色、生成り色を辞書で引いてみると「無染色無漂白の布地の色を指すごく淡い灰色がかった黄褐色と記されています。 また、赤みがかった黄色みの白なんて、ちょっとワカラナイ表現もありますが、いわゆる白ではない白、糸によっては色味は様々なのですが、灰色みを帯びていたり、わずかに青みを帯びていたり… 要するにニュアンスのある白なんだと思います。
こちらは生成り色が美しいお単衣~盛夏にお使い頂けます能登上布です。 例えば趣味的な染め帯で装われてもとても素敵だと思いますし、織感の美しい羅織や絽綴れの帯をお使いになられてもとても素敵ではないでしょうか。 この生成りの織物は夏の装いにおいて様々な印象/表情をつくり上げることに極めて適した着物地だと思います。 また、画像では真白の縞のように見えるかもしれませんが、単純な生成り地ではなく“灰白色の細縞”というところもこの織物のみそなのです。 どうぞご検討下さいませ。
商品番号 |
ITK-OOE-0012 |
商品名 |
石川県指定無形文化財/能登上布 |
品質 |
麻100% |
価格 |
¥155,000(表地/税込) ¥197,300(単衣着物仕立上げ・居敷当付/税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約3週間~25日戴いております。
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巾/ 長さ |
1尺(※38cm程)・長さ/3丈3尺程(※12.5m程) |
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