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絞り染め九寸名古屋帯/小野順子作品 八雲立つ/2019・04・15 Published NEW



雲の峰

白きポットに

湯を満たす


長尾康子

風土


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子



【絞り染め九寸名古屋帯】

 ―八雲立つ―
小野順子作品

塩瀬地


この雲は何処から来て何処へ流れてゆくのか…、この川は何処に分水嶺を持ち流れて来たのだ…、山は霞を従えまるで浮かぶかのようにそこに佇む、、。  「八雲立つ」出典も、何を想われたのか、小野順子さんにしかわからないことなのですが、きっと“或るその時”に小野順子さんが見たであろう「今」が、時を経て今、私の目の前に絞り染めと言う希少な作品となって姿を置き、こうしてインターネット上の画像として皆様の眼に映っているのです。 その時にはおぼろげであったであろう風景がデッサンと共にはっきりと輪郭を保ち、そのはっきりとした輪郭はやがて絞り染めと言う、言わば曖昧な輪郭に姿を変える、、、デッサンで主張を表し、制作時には澄ませた気(精)が題材そのものに生命を吹き込むかのように美しいのです。 これほどの質感をどれほどの創意が支えているのか、子どもの頃に誰もが一度は経験したことのある(と、思う)あぶり出しにも似たその画風に懐かしさを憶えると同時に何とも切ない気持ちになるのです。 それはどこか温かくもありて、、。


地色は白藍に微かに翡翠を溶かし込んだようなお色目です。 かと言って青磁色ともまた違うのです。 微かに緑がかった白藍。 白藍は古くから日本に伝わる「和」の古色の中でも、馴染みの深い色のひとつといえるのかと思います。 それゆえに日本の伝統工芸や染織の中でこれまで折々に使われてきた色でもあります。 つまり、日本文化に深い関わりをも持った色だと言えるのかもしれません。 「白藍」と言う色をつくり、染色する、それはなにも難しい事ではありません。 しかし、こと友禅作家が創る色彩は単なる色彩以上のものとなることがあるのです。 その特有の色彩は単なる「色」を超えて何かを訴えかけてくるような気がします。 そもそも「染色の奥深き」は、私の稚拙な解説などで伝えられるものではないのです。 少なくとも箇条書きで解説出来るものではありません。 ただ敢えて表現させて頂くのならば、まさに情感の零れる染色作家が意図して創作した染色の偶有(※確実さと不確実さの交差) なんだと思います。 そんな作品を身につける…、 それはなにか特別なものを身に纏う…、 そんな表現が適当なのかもしれません。



手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


こちらの名古屋帯は塩瀬地に絞りが施され、雲や山、流水が描き染められています。 小説や短歌、詩を慈しむ制作者、頂いたお手紙に「短歌に眩暈を憶え、詩の言葉に心を奪われ、小説の中で世界に旅をする…」と綴られておりました。 まさに見る人によってさまざまな印象を持たれるかと思います。 絞り染めを生かした染色は「色彩」そのものに深みを湛え、様々な色相を溶かしこんでいるようにも感じます。 絞り染めとの境目は自然な滲みと相まってとても綺麗なコントラストグラデーションとなり、一言では表現し得ない最上の染め色として眼に映ります。 古典的とも言える空気感そのものから析出したような、そんな気配に満ちたこの染色はまさに染や織の国、日本で生まれた色なんでしょうね。 そしてこれ以上ないほどの命の有る雲、山、水の流れとして見る者を魅了するのです。 


お締めいただく際のきものも人それぞれかと思いますが、こうした創作の染め帯が一番ぴったり合いますのはやはり紬系かと思います。 他にはお召しのきものなんかにも素敵では、と思います。 帯は着物とのコントラストにおいてそのものが保つ本質が際立つと言うことがありますが、こちらで帯び合わせをしてみて感じましたのは 紬以外にも、きりりとした江戸小紋にも思う以上に決まり、また違った表情を見せてくれたことにあらためてこの帯の力を思いました。 もちろんですが煌びやかさは期待出来ませんし、また、このようなテイストを理解できる方はこの帯にそれを求めてはいないと思います。 「ゆっくりと浸透してゆく美しさ…」 さらに言えば「煌びやかでない良さ」 の判る方の帯なのではないでしょうか。


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子


手描き友禅九寸名古屋帯/小野順子





【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 着物、羽織物、などご指定の寸法がございましたらお知らせください。 弊店で割り出すことも可能です。 また、帯のお仕立てに際しましても、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。 ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。 また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【在庫について】 実際の店舗におきましても同時にお品を販売しております。 ご注文/お申し出を賜りましてもホームページへの反映が一足遅く、「SOLDOUT」が表示されていなくても売り切れの場合がございます。先着順となりますので予めご了承下さい。


【商品情報】

商品番号
KWK-TGU-40558
商品名
絞り染め九寸名古屋帯/小野順子作品 八雲立つ
品質
絹100%
価格
¥225,000 (表地/税込)
¥236,500 (芯仕立て上げ税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間〜20日戴いております。
巾/ 長さ
お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸〜八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。


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■お仕立につきましては仕立て料金表はこちら をご参照下さい。
または、お電話・メール・ファクスにてお尋ね下さいませ。

名古屋帯

絞り染め九寸名古屋帯/小野順子作品 八雲立つ/2019・04・15 Published

価格:

225,000円 (税込)

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