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絞り友禅/九寸名古屋帯 日本工芸会正会員/小倉淳史作品 椿辻が花



まだ咲かぬ

椿街道

空は瑠璃


田中藤穂

水瓶座


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子



【絞り友禅九寸名古屋帯】

塩瀬地

―椿辻が花―
作品制作/小倉淳史




「辻が花」、染の着物の中で辻が花ほどその名の浸透した染め物はないのではないか。 名前を言えば大抵の場合どなたでも「あ〜、知ってる」とか、「聞いたことがある」とお答えになる。 着物を愛好される方で辻が花を聞いたこともないという人に出会ったことはない。  書を紐解けば、ある人は「辻が花はそもそも絞り友禅ではなく、型染である」と記し、また別のある人は縫い〆絞りがその由来と説く。 辻が花ほどその名前の由来が諸説ある染め物も少ないように思います。 もちろん言うまでもなく、辻が花という名の花は実在しません。 なのに“辻が花”…。 
かように名前の由来は未だ謎で、はっきりとこれ、という説はない。 室町時代から安土桃山時代に流行った染め物の名前であることは学説として書かれているが由来は様々な人が様々な説を説く。 要するに資料が多くは残されてない訳です。 資料が残されていない理由の一つは「江戸の大火」ではないかと私自身は考えています。 ゆえに諸説ある中の一つ、「すべて燃え尽くしてしまった町並みの中、町の辻々に咲いた紅の花、それを辻が花と命名した」説が有力ではないか、と思うのです。 おそらくこの先も名前の由来が解かれることはないと思いますが、むしろその詩的な名前の通り想像の中で揺らめいたままのほうが素敵なのかもしれません。


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


辻が花染め― 様々に存在する(唱えられる)名前の由来とは異なり、(もちろん由来に寄ってはそもそも技法も違いますよね、的な辻褄の合わない解説もありますが) 技法においては割と意見の一致は見られるようで、概ね「縫い〆絞りなどの絞り技法を用い、様々な色で表現されることが多く、摺箔や、褐染(かちんぞめ)が用いられたりすることもよく見られます。 小倉淳史さんの考えはまた違っていてそれはそれでとても興味深い。 江戸時代に生まれた「茶屋辻染め/ちゃやつじぞめ」のことを「辻が花染め」と呼んでいたのではないかというのが小倉氏の考える辻が花です。 もちろんそれについて賛否両論あるのでしょうが、私はやはり上に記した由来が正しいのではないかと思います。 ※茶屋辻でさえ、正確な記録はないのですから、。


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


で、こちら、、椿辻が花です。 絞り友禅が施されたいわゆるところの「辻が花」ですが、架空の花とされる辻が花を、椿に置き換え、椿辻が花としたところにとても面白みを感じます。 いかにも小倉淳史さんらしいと言えますし、一方で小倉淳史さんがこれまで手掛けてきた辻が花から一歩抜け出した作品であるとも言えます。 好みの分かれるところかもしれませんが少なくとも私は好みです。(ま、好みでなければ仕入れていない訳ですから。) 
小倉さん以外に一竹辻が花と言われた久保田一竹氏や日熊哲也氏の辻が花などさんざん目にしてこられた辻が花愛好家の方にはひどく新鮮なものとして目に映るのかもしれません。 いつも思うのですが、伝統というものはいつもその位置にあり、古びてゆくものだとは思っていません。むしろ常に新しい風を取り込み、革新を重ねて行く、それだからこそ、伝統は保たれるのだと。 そうした観点からも、また、純粋に染めとしても見ても実く美しい染め物だと思います。 江戸小紋や色無地、また紬のお着物などにどうぞ。


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


手描き友禅/九寸名古屋帯 椿文 日本工芸会/湯本エリ子


こちらの帯はお洒落帯として描き染められている訳なのですが、いわゆる辻が花をそのまま踏襲し描き染めたのではなく、絞り友禅の新たな染織工藝作品として確実に昇華させているのです。 その意味でこちらの作品は写真版で量産される辻が花風の染物とは確実に一線を画しているのはもとより、定番的な辻が花とも一線を画した、小倉淳史さんの想う「椿辻が花」と言えるのです。 もう一つ、加えて申し上げるならば、絞り友禅に滲み彩色の表現、染色作家の仕事の迫力が染色の表面だけでなく、質感のすべてに有無を言わさぬ力を持って見る人の目を魅了する…、つまり、ひと目でそれを想わせる、上質極むる染色工芸品なのです。 見事に美しい染色だと思います。



【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 また、お仕立てに際し、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【在庫について】 実際の店舗におきましても同時にお品を販売しております。 ご注文/お申し出を賜りましてもホームページへの反映が一足遅く、「SOLDOUT」が表示されていなくても売り切れの場合がございます。先着順となりますので予めご了承下さい。




【商品情報】

商品番号
NAGOYA-SOME-364233
商品名
絞り友禅/九寸名古屋帯 
日本工芸会正会員/小倉淳史作品 
椿辻が花
品質
絹100%
価格
¥225,000 (お仕立て込み/税別)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間〜20日戴いております。
巾/ 長さ
※お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

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または、お電話・メール・ファクスにてお尋ね下さいませ。

絞り友禅/九寸名古屋帯 日本工芸会正会員/小倉淳史作品 椿辻が花

価格:

225,000円 (税込)

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