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型絵染九寸名古屋帯 岡田その子 森の住人/2019・10・24 Published



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型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子



【型絵染九寸名古屋帯】

―森の住人―
制作/岡田その子



いつの間にか?知らぬ内に?63歳にもなる私のアタマの中には遅々として捗らぬホームページの更新やその他雑多なことがまるで埋めることなど出来ないパズルのように放り出されています。 子どものころの私のアタマの中はカブトムシや黒揚羽蝶、シロスジカミキリムシなどが詰め込まれていた。 この歳になるまでのかくも長きに渡り私のアタマの中に居るのはそれらが有する色や模様の美しさだ。 いまでも私のアタマの中のシロスジカミキリムシはその伯爵のような立派なヒゲで私を魅了し続けている。 (ついこの間も店の前の梅畑上空を飛ぶシロスジカミキリに目を奪われました。) そしていまの私を魅了しているものは…、想像の森の中を歩き、心に映るすべてを絹布に映しこんでしまう、匂いや温度までも一枚の画の中に表現してしまう感性なのかも知れない。


染織家の岡田その子さんは言う。 「作品にやわらかさを残すために道具に頼るだけではなく指先も多用するのです」と。 岡田その子さんが創作される作品を眺めていていつも思う。 彩色を支配している… とか、そんな大袈裟な感覚ではなく、岡田その子さん自身が“色”そのものになっている、、、そんな気がするのです。 絵筆を使い溶かした染料に筆や刷毛を浸し描き染めていると言うのではなく、岡田その子さんの指先がまるで絵筆のように絹布の上を滑る… そんな気がしてならないのです。 ま、魔法使いではないのですから(たぶん)そんなことは有り得ないのですが、なんだかそんなことを想わせるのも岡田その子さんの作品の魅力の一つなのです。


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


さてこちら、、。 双眼鏡を覗いて見れば…。 そこにはかぼちゃの家と赤カブの家。 庭にはパラソルと椅子が二つ。 誰が住んでるんでしょ。 蟻とキリギリスでしょうか、コオロギ、松虫、秋の虫でしょうか。 岡田その子さんの作品なかでも、とりわけて好みの作品です。 オニオン(玉葱)や葱坊主、チェリー、珈琲豆の木、ヴァイオリンと並び、とても好きなのです。 作品を前にして言葉も出ない、、、なんてところまではいきません。 でも、本当に魅力的なのです。 その魅力は私の語彙力では言語化出来ないらしい。 でも、ご覧になられている方の審美眼が啓いていれば、すぐに判る筈…。 教科書的な染め帯のお話ではなく、はたまた高価なばかりの帯のお話でもなく、名前だけが先行する帯のお話でももちろんなく。。。


丁寧に創られた帯(染め物)の上質が、ちゃんとワカルかるかどうかはその人が染織に触れてきたこれまでの経験値、(ただ闇雲に値段が高いとか、と言う意味ではなく、良いものを見てきたかどうか。目や手に触れた感触の成熟)によるところが大きいと思います。 いくらSNSの投稿を読んでも、ひとのお話を聞いても耳年増になるだけでワカラナイ。 読むものを間違えれば、ワカラナイどころか、むしろ勘違いばかりが膨らんでゆく。 勘違いが膨らんだ人だと「子供が描いた絵みたい」って言われちゃう。 でも、子どもが描いたように見える絵を描ける大人はそんなに居ないのです。 当然ながら、作品と言うレベルにおいてのお話なのは言うまでもありません。


以前にも書きましたが、と或る陶器の作家の言葉。 「土が掌の中で自然に立ち上がってくる」。 コケシの人形作家には「木の中にこのコケシ人形が眠ってた」なんて言う表現をする人もいる。 きっと岡田その子さんは絹布の上に絵模様が浮かび上がった、なんて言われるのかもしれません。  眺めていて、歪みも、均衡も、目に映るすべてが「なるように、なっている」ところがとてもいい。 意味もなくわざと歪めたり、敢えて整えたりしていないところがとても素敵だと思う。 なにやら岡田その子さんの推奨トークめいてしまいましたが、この帯に対する私の率直な感想としてお許しくださいませ。 いやはや、どうもこうした魅力的な作品を前にすると、いつにも増して脈絡のない話に加速がつき、どんどんお話が逸れて行ってしまう。 


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子


こちらにご紹介させて頂きました作品は弊店の好む「真綿紬」を岡田その子さんにお渡しし、描き染めて頂いた別誂え作品です。 たとえば高価な地機の結城紬にして頂きましても、帯が貧弱に見えてしまう事は有りません。 また久留米絣などの木綿の着物にお使い頂きましても素敵だと思います。 こうした作品はそれと触れた瞬間、あるいは数日間、時には数年先も、、、ことによると生涯に渡り所有された方を別の世界に誘う力をもっていて時間とともに朽ちていくことはないのです。 貴女の人生の一瞬を包むかけがえのない着物、そんな大袈裟なことでないけれど…、日々を愉しむお着物にぜひ。 ※片貝木綿の藍色格子、ゆうな染めの久米島紬に適わせてみました。ご参考までに。


※着用画像と商品単体画像で色が異なる場合がございます。
※商品単体画像を実物により近づけております。


【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 着物、羽織物、などご指定の寸法がございましたらお知らせください。 弊店で割り出すことも可能です。 また、帯のお仕立てに際しましても、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。 ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。 また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【在庫について】 実際の店舗におきましても同時にお品を販売しております。 ご注文/お申し出を賜りました時点で、「SOLDOUT」が表示されていなくても売り切れの場合がございます。先着順となりますので予めご了承下さい。


【商品情報】

商品番号
NAGOYA-SOME-6
商品名
型絵染九寸名古屋帯 岡田その子 森の住人
品質
絹100%
価格
¥162,000 (表地/税込)
¥173,500 (芯仕立て上げ税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間~20日戴いております。
巾/ 長さ
※お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。


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型絵染/九寸名古屋帯 岡田その子

型絵染九寸名古屋帯 岡田その子 森の住人/2019・10・24 Published

価格:

165,000円 (税込)

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