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本紅型九寸名古屋帯/城間栄順作品「天の梅」



梅月夜

李杜を詩友と

して酌めり


田嶋洋子

七線譜


名古屋帯



【本紅型友禅九寸名古屋帯】

城間栄順作品

城間栄順所蔵型

生地/真綿紬

銘/天の梅



「紅型友禅」 古くは中国や東南アジア諸国、またポルトガル等の西欧/東欧との交易に大きな影響を受け、その中で独自の発展を遂げた染色が紅型友禅です。(諸説あります。) 染織に興味を持たれている方にとって、「びんがた」と言う特殊な読み方、その歴史などは十分にご存じかと思いますし、弊店サイトにおきましてもこれまでに度々解説をして参りましたのでこちらでは歴史的な背景などの解説は割愛させて頂き、作品と城間栄順さんについてだけ触れたいと思います。 さてさて、、。 今回ご紹介させて頂きます作品は本紅型の九寸名古屋帯。 紅型の宗家、城間栄順さんの作品です。 


かつての琉球王朝時代の絵師、いわゆる紅型三宗家と称される「城間家」「知念家」「沢岻家」の系譜としての城間栄順氏の作品「天の梅」です。 先代の十四代、故城間栄喜を父に持つ十五代目の栄順氏、そして時代はいま時代を見据え栄市氏へと代が変わろうとしているのですが、城間イズムとでもいうべき実直な仕事ぶりは脈々と受け継がれているようです。 工藝としての「紅型」 有する歴史的な価値、琉球染織の中で唯一の染めによる工藝の美しさ、職人の技の素晴らしさは無論、城間家が脈々と受け継いできた「技」をご紹介させて頂くことが、微力ではありますが、工藝としての琉球染織の発展の一助になります事を願って、、。


名古屋帯


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その意匠、彩色のすべてが如何にも南国琉球を想わせてくれます。 ただ、こちら、よくある琉球本紅型とは一味も二味?も違うのです。 こうした染織に詳しい方ならもうすでにお気づきかも知れません。 そう、よく見る城間栄順さんの作品と比べますとその印象が少し他とは異なるのです。 多くの紅型は<単衣/夏季に染められる麻は別にして>塩瀬や縮緬に染められます。 柔らか物に染められた紅型は発色が綺麗で時に現代の街中で着るには少し人目を引き過ぎる、と敬遠される方も少なくありません。 こちらの作品に使われたのは特別な真綿紬です。  いま市場で目にされる城間栄順さんの紅型とは明らかに異なる個性、垢抜けして洗練され、良く言えば美しい、違う視点で見ると紅型特有の味わいの希薄となった(※これは私の個人的感想です)城間栄順さんの作品とは違うのです。 抑制のきいたその色使いはもはや今では見られなくなってしまった城間栄順さんそのものと言えるような作品、まるで当時の息づかいまでもが聞こえてくるかのようでもあります。 


時の流れの澱みが有るとするならば、その澱み、まさに沈殿した紅型への想い、その澱みを排斥したかのような城間栄順さんの当時のゆらめきが伝わってくるのです。 ただ、当時城間さんがこの作品をどんなに美しいと思ったであろうとしても、そこに留まることは出来なかったと思うし、もしそこで立ち止まってしまえば、やがてそれは美しいものではなくなってしまったでしょう。 今日までの乾坤一擲の永遠の積み重ねがあるからこそ、この作品もまた格別に美しいのだと思います。 制作者の人間味が投影されていて味わい深く、また格別に美しいと感ずるのです。 もう一つ加えて申し添えるならば、この作品は城間栄順さんのこれまで関わってきた紅型友禅という工藝の歴史に対するオマージュではないでしょうか。 そしてつくづく思うのです。 城間さんは本当はこうした紅型をつくり続けたかったのではないかと、、。さらにあと一つだけ付け加えさせて頂くなら、西欧の中のお洒落大国とされるイタリアで色の組み合わせで一番美しいと言われるのが「茶」と「ブルー水色」の組み合わせなのだそうです。 イタリア語で「マローネ・エ・アズーロ」と言うのですが、訳は「栗と空色」 要するに茶色と青は当然の配色というイタリアの色合わせの常識なのです。 非常に興味深いですね。


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いろいろ書いてきましたが、こちらの作品、やはり南国琉球特有のものなんだと思います。 例えば雪景色美しい北の大地、北海道で雪の結晶を眺めていても、黎明の朝陽に光る凍てつく大地を眺めていてもこうした構図や彩色とはならないでしょう。 陽光まぶしい南国琉球特有の色、、。 また、こうした色彩は何も個性を誇るためのものではありません。 琉球沖縄の大地から生まれた色彩、自然から析出したような色彩、そう、何もかもが琉球であるが故の色彩なのです。 都の雅がその彩色に滲むような京友禅、江戸時代から今日に至るまで渋さをもって粋とする東京友禅や江戸小紋が美しいのと同じように南国の陽光そのもの、沖縄であるが故の美しい彩色の紅型友禅なのです。 それゆえ、紅型友禅はその際立った個性から万人に向く友禅だとは決して思いません。 その印象はやはり確実に「特別」を感じさせるニュアンスを保っているのです。


さてさて、では、どんな着物に適うのか…、なのですが、、。 紬全般、木綿のお着物、江戸小紋などにお使い頂けると思います。



【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 また、お仕立てに際し、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【商品情報】

商品番号
OTK-TNY-113
商品名
本紅型九寸名古屋帯/城間栄順作品、天の梅
品質
真綿紬100%
価格
¥285,000 (表地/税込)
¥296,500 (芯仕立て上げ税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間〜20日戴いております。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約2週間〜20日戴いております。
巾/ 長さ
お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸〜八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。


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■お仕立につきましては仕立て料金表はこちら をご参照下さい。
または、お電話・メール・ファクスにてお尋ね下さいませ。

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本紅型九寸名古屋帯/城間栄順作品「天の梅」

価格:

285,000円 (税込)

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