きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

美しい目福

美しい目福309

 

こちらの「美しい目福」ではこれまでに弊店でお誂え戴きました着物/帯を中心に実際のお客様のお召姿を承諾を戴き掲載致しております。
ついこの間までサイト上で眺めていた着物や帯が実際に着物となり帯となり、装われた際の感じがご覧戴けます。
本来、眼福(がんぷく)と読み、あ~眼福、眼福~(あ~がんぷく、がんぷく~)と続けて使うのですが、表題は目福と題しております。
※以前設けておりましたコメント欄ですが、頂きましたコメントに気づかないことも多く、そのためお返事がなかなか出来なかったり、ということもあり、現在は設けておりません。 掲載のお着物や帯についてお尋ね頂きます際は該当ページ下段にあります「メールでのお問い合わせはこちら」よりお願い致します。



夏衣

ルオーの黒を

まとひたる


本多俊子



美しい目福21

美しい目福21美しい目福21





今日のきもの美人2021・9月21日(火)



今日のきもの美人・・・ 隣県M様

【本薩摩に手描き友禅の名古屋帯】
お召しの着物は譲り受けられた本薩摩、綿薩摩とひとくちに纏めて言いますが、こちらは極めて細かい絣で織り上げられた逸品です。 いま、このクラスの本薩摩は本場結城の地機とほとんど変わらない価格となっておりますが、本場結城と異なるのは圧倒的に数が少ないということ。 このクラスは現在年間に数点しか織られていません。 生成り、藍を合わせても、です。 締められている帯は京都の友禅師の中でも常は帯の制作はしない、色留袖専門の腕利きの友禅師です。 京都でも一二を争う腕前と聞いております。 ご覧頂けます通り見事な筆跡…、うっとりです。 本当に素敵なお召し姿でした。 帯〆、帯留、のチョイスも完璧で実に美しいお召し姿です。 また、素敵なお召し姿、見せてくださいね。 ※ご紹介(掲載)が遅く季節が少しずれてしまっておりますことお詫び申し上げます。


呉服商を営んでいて至福のひと時は
こうして思い思いに装って頂き
目福を頂いたまさにこんな時
店頭に飾られた作品が実際に「きもの/帯」として装われ
美しさを増して目にする機会を頂いたときなのです。


まさに美しい目福です。


本日はありがとうございました。

 


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