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工藝手織り紬織物/国画会池田リサ作品 模紗変わりロートン/2019・05・06 Published



こはれさうな

心の箱に

冬銀河


芝宮須磨子

あを


紬織物



【工藝手織り九寸名古屋帯】
―模紗変わりロートン―

国画会/池田リサ作品



工藝染織を扱う呉服店店主として進言(忠告?笑)申し上げますと、「美しいものに出逢ったらそれは間違いなく一期一会、躊躇わずに買え」 実を申し上げるなら、それは常に自分に言い聞かせている言葉なのであります。 その時に躊躇ったせいで未だに何年も、いや、十数年、強烈なる後悔を数十年も引きずっているもの(作品)もある。 ついでにもう一つ進言しておきますとクオリティーの低いもの、志(制作者の創意)の低いもの、ただ、価格が低いものを買ってはいけません。 間違いなく数年後には箪笥の肥やしとなるだけだから。 だから、本当に良いもの(呉服屋が良いと言っているものではない、貴方が揺り動かされたモノです)に出逢ったときは何が何でも逃してはいけません。 ひと、と、モノ、との関係性はそうしたものなのです。 ひと、と、モノ、には必ず縁があるのです。 余談(笑)はこの辺にして、、。


さて、糸に拘りを持つ染織作家さんは数多く居られますが、池田リサさんのようにアトリエに「撚糸機」「糸繰機」まで備え、撚りの強さを測りながら糸をつくる染織家は数えるほどしか居られません。 加えて糸染めの発色にもとことん拘る池田リサさんはご自宅で木灰汁や藁灰汁で精錬をされます。 一般的に市販されている糸は撚糸工程での油や精錬工程での炭酸ソーダなどの影響で糸質が荒れ、植物染料での染色には影響が出易いからだと言います。 <買ってきた糸をそのまま使うなんて私は怖くて出来ないんです。>とは池田リサさんの言葉です。 こうした“拘るヒト”、私、大好きなのです。 池田リサさんの手掛ける作品はどれも見事で私もこれまでに何度も扱って来ましたが、今回少し久し振り…。 


紬織物


紬織物


紬織物


紬織物


紬織物


こちら、ほぼ無彩色で変わりロートンが織り上げられています。 目を凝らして見てみると様々な仕掛けが見えてきます。 変わり織で織られたロートンは、見る角度により、深く、浅く浮かび上がります。 一見しただけでは見えない細やかな細工が施されている事がわかります。 光と影のコントラストが極めて美しく、決して鮮やかではない墨黒の色彩の美しさに息を呑む思いです。 織だけが保つ特有の生命力、絹糸そのものが保つ原糸の美しさ、その絹糸が交差することによって生まれる織りの表情の美しさ…、 つまりは唯ひとすじに織布/絹布の美しさを感じさせてくれるのです。 色彩を排除した色素、そして素が保つ色気を余すことなく表現する力を感じさせてくれるのです。 ロートンはなにもこの絹布でなくてもいくらでも在ります。 でも、そのいくらでも存在するロートンにおいて見る者の目を釘付けにするほどの表現力、或いはぞくっとさせるほどの質感を内包した絹布という視点においてのみ申し上げてもも池田リサさんの作品は一つの頂点をなしているように思います。


柳悦博氏に師事し、染織作家としての道程を歩んでこられた池田リサさん、その作品を眺めていても柳派の影響を色濃く映しているのかどうか凡夫の私にわかるところではありません。 でも、私が思うに池田リサさんの創造する美しさは結局のところ、ひとりの池田リサと言う染織家が追求した美しさではないかと思うのです。 その生命感溢れる染織はその場その時で生成され、たとえそれが以前から在るロートンという織物であったとしても池田リサさんの創意/感性を新しく織り籠めることでまったく違った表情の保たれたまったく異なった織物となっているのです。 美意識と言うものがしっかりしていない(私見)現代の日本において織物イコール西陣織や博多織しか識らない者はある意味西陣織や博多織がすべてと思っている節があるように思います。 その考え方のすべてを否定するものではないけれど、それはあまりにも愚かなものでもあるとも言えます。


少しお話が逸れますが、たとえば西陣織の多くの機屋の不調は“思想の不在”に起因するのだと思っています。 そしてその事に気付かなければ西陣の多くの機屋の復興は遠いのではないかとさえ思っています。 美しさを定義する事は難しいのだけれど、思想の美しさという美しさは確実に在るのだと思います。 ありたけのエネルギーが籠められた作品はその場の空気までをも震わせる力を持っているのです。 どのような細やかな部分にも抗い難い魅力が在るのです。 主張し過ぎることのない存在感。 けれどもそこに漂うものは瑞々しくも並々ならぬ気配。 こうした工藝/芸術は絶えず進化しています。 進化しながら完成に近づき、いつもそれはある意味において未完成のものでもあるのです。 そこが面白いのではないかと思います。


紬織物


紬織物


紬織物


池田リサさんの作品は、とても詩的で豊潤なものだと思います。 池田リサさんは、下絵を描いたり、糸を染めたり、織ったりすること、その一つ一つ、そのすべてに美意識が宿ることを本能的に解っている人なのではないかと思います。 創造する力を持たない私は、私自身、ある作品と向き合う際にどのような基準を持って見ているのか、と自分の美意識を探る事があります。 私たち日本人の身体には和のDNAが在り続けているように思います。 それだからこそ、今を生きる私たちにとって記憶の中に微かに残る美意識の欠片に繋がるものを限りなくいとおしく思えるのかもしれません。 そしてその何かが心や感情を揺り動かすのだと思います。 日本の芸術/美術の美の深層は素晴らしいものだと感じます。 そして美術作品に関して言えば作品の質は間違いなくその創造者の人となりに比例するのです。 見る者を惹きつけるものの背後には常に想像の極限にのみ表れる奇蹟が隠れているように思います。 大袈裟に想われるかも知れませんが、奇跡と言ってしまいたくなる、そんな美しい作品です。


※7・8・9番目の画像は帯芯を黒にしたものを想定したものです。 その他のお太鼓画像は帯芯の白が透けた感じを想定しております。 お好みでお選びください。


【お仕立てなど】 まずは弊店において検品します。その後、弊店専属の一級技能和裁士に仕立てを依頼するのですが、和裁士においても私共呉服店とは異なる目線で改めて厳しく検品をしております。 着物、羽織物、などご指定の寸法がございましたらお知らせください。 弊店で割り出すことも可能です。 また、帯のお仕立てに際しましても、帯芯の厚さ、硬さ、帯の仕上がりの長さ、巾など、寸法につきましてご希望/ご相談などございましたら、お申し付けください。

【色みなど】 ホームページに掲載のお品の色みは基本何百枚も撮影し、出来る限り色調整の必要の少ない画像を選択しております。色調整を掛け過ぎるとどうしてもどこかに無理が出て実際のお品の色質感とは離れたものになってしまうからです。 ですので出来うる限り、実際のお品のお色目、質感に近いものを掲載しておりますが、お客様がお使いのPC、OS、ディスプレイ/モニターによりお色目が微妙にが異なる場合がございます。 ご理解賜りますようお願い申し上げます。※iphoneなどのスマートフォンからもご覧頂きますとより正確なお色目が伝わる場合があります。

【お手入れなど】 お求め頂きました後、日常にお使いの際のお手入れは、着物の場合、衿の皮脂/ファンデーション汚れなど気になる個所の部分的なしみ落としで十分です。 帯に関しましてはそれほど必要ありませんが、もし前腹などよく触れる部分など気になりましたら、しばらくお使いにならない折にお手入れをお奨めしております。 また、絹物、一部木綿はご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

【在庫について】 実際の店舗におきましても同時にお品を販売しております。 ご注文/お申し出を賜りましてもホームページへの反映が一足遅く、「SOLDOUT」が表示されていなくても売り切れの場合がございます。先着順となりますので予めご了承下さい。




【商品情報】

商品番号
IKR-OTK-05111
商品名
工藝手織り紬織物/国画会池田リサ作品 杉綾織り市松
品質
絹100%
価格
¥288,000(表地/税込)
¥299,500(※芯仕立上げ/税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約3週間~25日戴いております。
【※単衣仕立てをご希望の際はお尋ねください。】
巾/ 長さ
※お仕立て上がりの際のサイズは八寸~八寸二分程/ 九尺八寸程多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
[お仕立てをご希望のお客さまへ]
カードでお支払いをご希望のお客さまで「お仕立て」をご希望されるお客様は
カード決済のお手続きの際にそのまま「反物」の価格にてお手続きをお願いいたします。
後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。

[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。


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工藝手織り紬織物/国画会池田リサ作品 模紗変わりロートン/2019・05・06 Published

価格:

288,000円 (税込)

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