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美しいキモノ 2017秋号 癸横僑
女優「柴咲コウさんのお誂え旅」癸掘,
柴咲コウさんに弊店所有の本場結城紬/地機四カマ十字絣を
お召し頂きました。
140頁〜143頁に渡って掲載されております。
良くお似合いで素敵でした。


「季・とき」折々… 2017年 3月9日(木)



街道を

大きく逸れて

柚子の里


大村真佐子

遠嶺


コラム

好きで集めて(いつの間にか集まってしまった)いる変な形の人形やブリキの自動車は、やはりご飯を炊くことも埃を吸うことも何一つだって出来なくて毎日の暮らしの中で何の役にも立たないけれど、私にとってはどれ一つとっても捨てることなんて出来ない大切な宝物ものばかり。 デザインした人、実際に作った人に思いを馳せながら、そのひとつひとつを手にとって眺めていると「君は今という人生を愉しんでいるかい?」と言う声が聴こえてくるのです。 好きなものに囲まれて暮らす、断捨離とは対極にある暮らしも楽しいものです。  私も昨年末に60の齢を数えました。 その60年の間、いったいどれだけ無駄なことをしてきたのか、、、。 数え上げればきっときりがありません。 この一年だって振り返ればもう無駄な事ばかりして…、それが身になる、肥やしになる、なんて他人は言うけれどほんとかな?…いまだよくわからないのですが、そう思ってる間にも時計は自分勝手にチ、チ、チ、…と時を刻み、誰も取り戻すことの出来ない様々な過去を作り上げてゆくのです。 残酷なのか、なんなのか、それさえもわかりません。 だからこそ、かけがえのない時間を好きなものと過ごしたいと強く思うのかも知れません。



コラム


それにしても時間の過ぎるのが早い、子どもの頃の夏休み並みの速さで過ぎていってしまう。 一日なんてこれといって何も捗りもしないまま過ぎてしまいます。 数日前はもとより、昨日でさえたちまちの内に旧懐の情に包まれてしまい取り戻せない時間に愛おしささえ覚えます。 一週間だって瞬きをする間に過ぎ去ってしまう。 時の経つことのなんと早いことか。 時々刻々旧懐の情が溢れ、たまには振り返らないと歩いてきた道さえ忘れてしまいそうだ。 今日(昨日です。)は午後から趣味の一つでもあるガーデニングをしたこともあり、なんだかくたびれてしまいました。 若い頃は一日中ベランダで植え替えやらなにやらしていても疲れなかったのだけれど、還暦は還暦、若いつもりでいるのは気持ちだけでどうやら体力は実年令以上が濃厚です。 呉服商という我が生業もあと十年はやりたいと思っているのだけれど(本当はあと十五年続けることが出来れば、創業五十年になり、区切りが良いんだけれど、ちょっとそれは無理かもしれない。)そうは思っていても人生は豈図らずやの連続、果してどうなりますことやら…。 紫の花はベロニカオッス九フォード、黄色の花は花ホタル(ほんとはカバーにすると見事なんだけれど、住まいは集合住宅、お店は入り口から裏口まで入れても猫の額の様、)ピンクはモスキートフラワー、ヘデラのホワイトナイトなどなど。。。 こぼれ落ちたヘデラを小さな鉢に移しました。 アマリリスは第二弾が咲きそうです。 ミニマム植物園完成


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「季・とき」折々… 2016年 9月11日(日)



端近く

指藍に染め

浴衣縫ふ


芝尚子

あを


コラム


杢目絞りはこの生地でやってくれる?」

手蜘蛛の絞りの皺付はこっちが好みだから頼むね」

絞りの目数は一段目は五つ、二段目は六つで」

こっちは飛びでお願いします」

藍は深いめで入れといてね」

キワにアクが入らんように気をつけて」

ひしゃき絞りもよろしくね」

etc…」

等々、ここには書ききれない細かい注意と好みを言いながら発注する。

(わかってるから…、と顔に書いてある。)


先日、有松絞(産地は弊店から車で15分のところに在る)の染め元に行き、

来夏用の絞りを発注してきた。 えっ!もう!?、と思うでしょ。

だけど「工藝染織絞り」はこれくらいからオーダーしても間に合わないこともある。

(すべて国内で職人が手仕事でつくる純粋な有松絞のお話です。)


気の遠くなるような時間を掛けて絞りを終え、やっとの思いで藍染に漕ぎつけ、染め上げても…、 

すべてが作品となるとは限らない。 

滲みが過ぎたり、滲まなかったり、アクが出てしまったり、と失敗?もある。 

絞りは解いて見るまでわからないのです。

思い通りにはいかない、、。 何十年のベテランでも。。。


写真は弊店の品を絞ってもらってる

早過ぎてうまく映らない…。 

しかもガラケー…。(笑)


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「季・とき」折々… 2016年 9月8日(木)



没日まだ

山の端にあり

唐辛子


米山喜久子




コラム

時間…、時間ってなんなのでしょう。

時間て奴は誰かに縛られることはなく、でも、時間の方はときに人を束縛する。 

現在過去未来、確かに過去はあったし、現在は現在で瞬く間に過去を創り出している。 

事実、これを書きだしたさっきはもう過去の彼方だ。 

残り僅かに残された未来もこの分だとアットイウマニ過去に押しやられてしまうのだろう。 

砂時計の最後の砂が瞬く間に細いくびれに吸い込まれてゆく、あの感じにも似ている。 

ひとは誰もいろいろな軸の中で生活をしている。 

時間軸はその一つだ。 

その時間軸?とやらがずれてしまうのか、面白いもので歳を重ねるにつれて時間が過ぎるのが早い(と、感じる)。 

一日なんてもう瞬きをする間に過ぎてしまい、またすぐに次の変わり映えのしない明日がやって来る。 

変わり映えのしなかった筈の昨日や一昨日、先一昨日は何故かたちまちのうちにセンチメントな想いへと記憶を変え、ついこないだの些細な出来事でさえなんだか愛おしく思えたり。 

そう言えば…、つい数日前、市場で買った瓜を縦に真半分に切ったのだけれど、余りにも美しい切り口や整然と並ぶ種の姿形がとても愛らしく…、切ったままサランラップで丁寧にくるまれ、もう何日も食べないまま冷蔵庫を開けては取り出し眺めている、、。 あぁ…それもセンチメント?。 

かようにかくも長き?に渡り私のアタマの中には、瓜の甘さと切り口の美しさがせめぎ合い、ぐるぐると渦を巻いているのです。


【自撮り】

なにしてるか、というと、、。

カメラの調子が悪く鋭意いじくりまわし中

私はこのお手軽一眼で商品を撮影するので

このひとが調子悪いと仕事にならんのです。

一旦”初期化”しちゃう、なんて手もないことはないけれど

この一眼、HPにてご紹介する作品の色や質感が出来る限り忠実に再現出来るよう

店内の照明に合わせてホワイトBやら露出やら、いろいろをこと細かく調整してあるので

初期化すると再設定出来るかどうか、キレないアタマではとんと自信がなく…

過去に二度三度したけれどもう死ぬかと思う程(大袈裟)大変でした。

なんで、、、老眼鏡掛けて…

眉間にしわ寄せて(あ、いつも寄ってる、基本神経質なもんで)

必死です。


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◆メディア掲載のご案内◆

2016美しいキモノ秋号89頁に

弊店所有の伊那紬

林檎緑の格子

が紹介されました。

[SOLDです。ありがとうございました。]

※オーダーにつきましてはお訊ねくださいませ。

「季・とき」折々… 2016年 5月31日(火)

「季・とき」折々… 2016年 5月31日(火)

ちょっとづつ、ちょっとづつ、面倒がらずにすること。 その積み重ね、それが仕事。 仕事ってそうゆうこと。 やっつけ仕事、こなし仕事は仕事とは言わない。 それはただ単に作業。 料理でも同じ。 たとえばグラタン、 先ずはルーを作るところから。 ソースパンにバターを溶かし薄力粉をちょっとづつ、ちょっとづつ、ダマにならないように入れて混ぜる。 コソコソ?カサカサ?、ってなってきたらほんとはオーブンで焼いて粉臭さを飛ばしたいけど、自宅料理のレベルでは割愛しても可。 ルーの完成です

次に別に温めておいた牛乳でルーをちょっとづつ伸ばしていきます。 面倒で力も根気も要るけれど少しづつ、少しづつ。 木じゃくしでソースを持ち上げてみて、「ぼっとぉ〜〜〜っ、」て緩やかに流れ落ちるくらいのやわらかさになるまで伸ばす。 これでベシャメルソースの完成です(ほんとは布で漉したいけどま、これも割愛) お店屋さんはダメですよ、ちゃんと漉しましょう。

で…、

もう、むっちゃ端折ってますか…、 別の鍋でバターソテーしておいたオニオン、マッシュ、海老、マカロニなど好みの具を出来上がったベシャメルソースに入れる。 塩、コショウ(白)、ナツメグで軽く味を調えます。(仕上げに粉チーズをふるので塩はその分控えます)

と、これでグラタンそのものは出来上がりです。

肝心なのはここから

すぐに食べるなら、グラタン皿にバターを塗ってグラタンを流し込む〜チーズパン粉を上からパラパラしてオーブンへ、コンガリ焼き色がつけばお召し上がり〜で、いいんだけれど、

たとえば、仕込んだけれど食べるのは明日とか、、。 朝作って食べるのは夜〜とか、少し時間が先の場合。 その時は冷めるときに飛ぶ水分をあらかじめ考慮して全量の6〜7%の牛乳を余分に入れて少しやわらかめに仕上げておく。

(次に温めるときにその方が楽だし失敗がないし、味に丸みも)

その他、たとえば、一時間くらいあとに食べるのなら、、、グラタン皿に入れて表面に溶かしバターを塗っておくと表面が乾かないし、水分の蒸発も少なめで済む、レンジなどでチンするならば、このときもあらかじめほんの少しやわらかめに牛乳で調整しておく。

等々、こんなふうに細やかな配慮が料理を更に美味しくするのです

で、… 基本キモノも同じこと。

たとえば寸法の出し方も細やかな配慮が要るのです。 痩せたひと、ふくよかなひと、では様々な注意が必要です。 (※もちろん、寸法が違うのは当たり前です)お話しているのは、衿肩開きや衽下がり、衽巾等々の微調整。 なんだかキモノが着づらいんだけど見て頂ける〜とか、そんなご相談で持ち込まれるキモノのほとんど(全部)そうした調整がしてありません。 全部一律寸法…。 そりゃあ着づらいわけです。 肩の厚み、首の太さ、首の長さ、百人百様なのだから、その人に適わせた採寸しなきゃ着易い筈はありません

裄の取り方も同様。 ストンとした落ち感のある素材(たとえば綸子なんてストンストンしますね)もう肩から一直線に下に(手首側に)落ちるのです。 反対に木綿や真綿系の紬、こちらは落ち感はあまりありません。 つまり手首側に落ちにくいのです。 そうゆうところはただ漠然と寸法を出していたのではダメなのです。 素材をよく見て微調整しないと、ね。

寸法の数字はあくまでも数字、数字=同じ着姿にはならない。 素材の性質をアタマに入れてかからないとダメ。 もちろん扱った経験値も大きくものを言いますが、ただやっつけ仕事のように数だけこなしてもただただ固いアタマがどんどんどんどん固くなるだけでもあります。 要はひとつひとつにどれだけ真剣に考えているか、、、です。 書きだすと際限のないお話なのでこの辺りにしますが、こうした細かい、一見面倒な事、でもそれが着姿に差が出ることを知って、微調整し、細かく且つ確実に反映させるのが<プロの>仕事、お金を頂戴する仕事なのです。

※写真は仕立て上がってきた着物です。仕立て伝票には和裁士が「うんざり〜」と泣く。細かな指示がしてあります。 

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水流「季・とき」折々・・・水流「季・とき」折々・・・



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2016美しいキモノ春号52頁に

弊店所有の型絵染九寸名古屋帯/関美穂子作品

「たま小花」藍

が紹介されました。

「季・とき」折々… 2016年 2月19日(金)



春水に

水占の文字

浮び出づ


林典子

雨月


「季・とき」折々… 2016年 2月19日(金)

■感覚


木が好きだ。革も好きだ。布が好きだ。 陶器が好き、木工が好き、版画が好きだ。
麻も好きだ。紬(絹)も好きだ。木綿が大好きだ。
生成りが好きで、草木染が好きで、藍染が好き。
染めも好きだし、織も好き。


蒐集するのも好きだけど、それを見てもらうのも好きなので
すぐに私の手から離れてゆく。それでいいのだ、それが仕事なのだから。
「うぅ〜ん…、綺麗だ、見事に美しいね、この質感もなんだかすごいね…。」
なんて語らう時間が好き。
呉服屋さんになれるかもしらん、なんて<冗談で>褒めてくれる。
もちろん呉服屋さんの端くれなのだ。(笑)
お店でそんなことをお客様と話すひとときはほんとにタノシイ。

なんでこんなに布が好きなんだろう…。
いくら考えても明確な答えはない。在るのは原風景だけ…。
自分でもよくわからないけれど子どものころから友達の服の色、模様、質感を真剣に見ていた。
確実に違いも見分けていた。 例えばサージの生地の畝の太さの僅かな違い、毛羽立ち、
黒の色の違い、体操服の素材の違い、同じ綿でもあの子とこの子の綿は違う。
バスケットシューズのほんのわずかなデザインの違い…挙げればキリは無い。


同じ趣味趣向の誰かと布のことを語り合う時間を持ちたいけれどまったく趣味趣向の適わない誰かとお話しするのは正直しんどい。 自分が好きだと思えない布をどこかで売れてるからというオカシナ理由で取り扱ったこともなければそれがどんな布なのか見てみたい気も起らない。

だからあれもこれもと寄せ集めた総合展示会もしない。そもそも興味もない。 そうした業者の多くは着物や帯そのもの自体に興味を持っていない。 商材としてキモノを扱っているに過ぎない。売れるのか売れないのか。それ以上でも以下でもない。

利益が出ないと思えばやめてしまうし、利益の上がる品物(着物や帯、時には布団や宝石)を探すことにのみ情熱を燃やしている。 それも商売の一つの道かも知れない。 でも、私の好きな道じゃあない。 そしてそんなところが、着物業界の多くの先輩を尊敬出来ない大きな理由なのだ。
(もちろん、そんな人ばかりではありませんが。)


昨日お越しになられたお客様ともそんなお話をさせていただいた。 とても気の合う方で趣味もいい。こんなお客様との言葉のやり取りはほんとにタノシイ。 ついついお着物とは直截的に関係の無いことまでお話させて頂いた。


ときどきお話に出るけれど、弊店はお世辞にも立派な入れ物(建物)の呉服屋さんではない。お越し頂いたことのある方はご存じだけれど築40年以上にもなる長屋店舗の中の一軒だ。弊店の若いお歳のお客さまは生まれてもいない。
初めて来られたお客様は(お帰りになる時にすっかり仲良くなっているので)“こんなとこに”(笑)“こんないいものが”あるとは思わなった、と笑う。
私も、「それゆえ気おくれされることもなく、入り易かったでしょ。」とやり返す。 もちろん終始合わない方も居られます。 価値感(基準)が違うから仕方ない。 HPご覧頂けば想像出来ると思うけど紅白の衣装みたいな着物は置いてないって! あ、名前と品質の合致しない作品も置いてないよ。


画像は地機や高機ではないけれど、とても上質な網代が織られた石下結城紬/墨色 帯を引き立たせる黒子の様な一枚になりますね。※SOLDです。ありがとうございました。

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「季・とき」折々… 2016年 2月7日(日)



雪解水

翡翠の湖と

なりにけり


長崎桂子

あを


「季・とき」折々… 2016年 1月26日(火)


■藝術の値段

ときどきふと<草の匂ひや空の匂いを感じたりした時>思い出すのは少年の頃の記憶。 そ、遠〜い遠〜い昔のお話。 小学生の頃、親戚の家に<盆や正月に>遊びに行くとたいてい一晩や二晩は泊まったものなんだけど、泊まるのがもう嬉しくて嬉しくて何日も前から指折り数えて待ってた。 でもね、二階の祖父さんの部屋がなんだかいつもしゃぐらくて恐かった。 湿った草のような匂いのする畳の上に寝転がると、天井の木目が皆いっせいに私のことを見てくるんだ。 誰だこの小僧は、って感じでじろり…。 気が付くとあっちにもこっちにも目がいっぱいで…。 
お化けにも動物にも見えてくる天井にただ一つとして同じ模様はなかった。 夏休みなんて時間はもうたっぷりあるもんだから、こわいお化けたちに目が慣れてくると節(目)の数を数えたり(笑)、あ〜あそこにいるのは鹿みたいだな、うぅ〜っ!、隅っこにキリンがいる、と木目模様に行ったこともない動物園を想ってみたり、ゆったりと、気が済むまで心の中に溶け込ませた。 思えば、、、うん、まぁ、あくまでもセンチメントも入っているから単純に比較は出来ないけれど、あの頃がこれまでの人生の中で一番自由自在だったのかなぁ…何もかもが。 現代の家は壁も天井もクロスが貼られる。 真っ白で味も素っ気もない天井をどれだけ長い時間眺めていたって面白い奇跡なんて何ひとつ起こらない。 レゴブロックの様な現代の建築は畳に(あ、畳もないか。)大の字に寝そべって天井の模様で遊ぶ幸福の時を子どもたちから取り上げてしまった。 でも、、、スマホのゲームにばかり夢中で下ばかり向いている現代の子供たちはそもそも上を見上げる楽しみすら初めから知らないか。(苦笑)


閑話休題。


先日、と或るSNSに投稿された記事。 折々に目にするのでご存じかもしれませんが、そうだな、芸術って…、つまり、美術や工藝ってこおゆうこと、なんです。 ストンと腑に落ちる筈。

------
ある日、ピカソがマーケットを歩いていると、手に一枚の紙を持った見知らぬ女性がこう話しかけてきたそうです。 ・「ピカソさん、私あなたの大ファンなんです。この紙に一つ絵を描いてくれませんか?」

ピカソは彼女に微笑み、たった30秒ほどで小さいながらも美しい絵を描きました。 そして、彼女へと手渡しこう続けます。 ・「この絵の価格は、100万ドルです」

女性は驚きました。 ・「ピカソさん、だってこの絵を描くのにたったの『30秒』しかかかっていないのですよ?」

ピカソは笑います。 ・「30年と30秒ですよ」


と、ここまで。

そう、「30秒だけを切り取って考えることなんて出来ない」のだ。


芸術家ピカソの話としてだけに留まらず、“芸術の価値”に対する人々の意識をあらわす話としてよく知られる逸話です。 ピカソだけのお話ではなく、芸術家の才能を時間で計ることは出来ません。 それが包装紙の裏に描かれたものであったとしてもどんなに短時間で、走り書きの様に描いた<ような>ものであったとしても、芸術家が長い年月を掛けて積み重ねた思考の堆積が作品に宿るのです。 芸術や美術の価値はそこを理解しないとまったくもってわからないものなのです。 美術、工藝というものが<一般的に>確立していない日本では、美術や工藝、文学というものの背景や歴史を推し量ることが出来ないことが多い。 上の逸話のように号外の新聞を受け取るがごとくの様なひとも時に見掛ける。 ときに企業ですらそうだ。 「芸術は難しいしね…」なんてはじめの一歩から敬遠したりする。 この上なく愚かなことである、ことも知らない。


いつも思うけれど、ピカソに限らず、たとえば芹沢げ陲世辰董∋笋燭舛呂發呂笋修凌佑鯡椶料阿砲垢襪海箸禄侏茲覆ぁ でも、いま私たちが残された作品からピカソのリアルタイムの息遣いを感じ取れるように、現代の画家や工藝染織家が時間の流れに沈殿したピカソたちの意識のゆらぎを掬いとることは出来る。 ピカソが生きた時代から、長い時が過ぎた。

1973年、91歳で幕を下ろしたパブロピカソの生涯。 2016年の今年60歳を迎える(自分の事を迎えると書くのか?)私の人生を比べるべくもないけれど、着物と関わって30有余年、呉服商を始めて33年目になるが未だ素人も同然…、工藝染織とはなんたる奥の深い世界か…。


写真は出雲織の青戸柚美江さんの作品「夜空」 素晴らしいの一言。。。
ピカソ展やっているなぁ… あぁ。。。

 

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「季・とき」折々… 2016年 1月26日(火)

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■無題

床屋さんに行ってきました。 床屋さんはきもの水流から私の足で徒歩50歩。 普通の人なら35歩で着く。 短髪の私は45日くらいの割で通います。 髪を刈ってもらうとなんだか気持ちまで軽くなる、アタマも財布も。 床屋の店主は私より一回りと少し年下なんだけど妙に話が合って(合わせてくれてるのかもしれない)楽しい。 時間にして一時間程度か。 ずっと他愛もないことをしゃべってる。


言わば同じ個人事業?主、なんてことのない(変わり映えしないとも言う)日々を積み重ねてる者同士、毎回毎回そんなに目新しい話題はない。 行く度に同じような話を飽きるほどしているのに、なんでなのか“その話前にも聞いた!”って無粋なことはお互い言わない。 まるで初めて聞く笑い話(お笑いのネタを何度聞いても笑うのと同じで)の様に笑う。 別に幼馴染みでもなんでもないんだけれどこれが気が合うということか。


閑話休題


ところで、人って60歳になったところで60歳の精神年齢(まだ、なってませんが)になんかならないんだな、とふと思う(私だけ?みんなちゃんとなるのか?) 無論、見かけは抗う術もなく変化してしまったけれど、肝心の中身は高校生くらいのままなのだ。 この先10年、20年先も(あ、生きていればの話だけど)もしかしたら、何も変わらないような気がする。
 

つまり…、老人のように見えるあの人もこの人もきっと自分が老人とは思っていないのかもしれない。 要するに気持ちの問題なのかもしれないね。 なんてことを床屋の鏡の中の爺さんになった自分に話しかけてみた。 なぜ男ってものは総じて少年の頃の自分に幸せの思い出を重ね映すのだろうか。 私の中に居る私にとって、生まれ故郷の夏のかぶと山の中でどこにいるかわからないかぶと虫やクワガタの気配に耳を澄ませ、カラス揚羽やシロスジカミキリの優雅なる姿形に出会いたいと必死で目を凝らすあの瞬間はいまでも濃密にそして鮮明に幸せな記憶と交差している。 

つい昨日の様な子供の頃のそれはもう47年も昔のことだ。 元来、と言おうかなんと言うか、そもそも、人が生きるってことは“確実に不確実性に満ちた”未来を生きることなのだ。  それだからみな寄らば大樹の影、安全に敷かれたレールの上を本能的に走りたがるのかも知れない。 思えば…、いま振り返れば不確実なことばかりして生きてきた。 危なっかしい、と言われ続けた少年の頃と何も変わっていない。   あ〜、今日は雪だ。(これを書き始めたのは雪の降ると或る日)降りしきる雪は瞬く間に私の住む小さな町の小さなベランダを白く染めた。 それはそれは奥深い悲しみや苦悩までも包むかのよう…。 たとえそれが一時の片らに過ぎなくても…。 こんな私の人生でさえ意味がある、少しも悪くないじゃないか、と思えるような雪景色。。。

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