きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

新着商品

石川県指定無形文化財/能登上布/極細縞/2023・5・28 NEW ARRIVAL

¥153,500(税込) ~

越後上布や宮古上布が良いことは十分分かるけれど、ちょっとまだ手が届かない…、 でも縮みではなくどうしても上布が欲しい…と、おっしゃいます方にお奨めなのが能登上布です。 透け感も比較的抑えられていますので春のお単衣のお終いから~盛夏~秋のお単衣の掛かり、と長くお召し頂けますこともよろしいのではないでしょうか。 夏大島のように透け過ぎることのない印象は(もちろん印象だけでなく、実際にそうなのですが)夏物が初めて、という方でも安心してお召し頂ける麻織物なのです。

手描き友禅/九寸名古屋帯、紗紬地、雪持青芭蕉、紅墨地/2023・5・26 NEW ARRIVAL

¥218,000(税込) ~

こちらにご紹介の帯ですが、極めて古典的な染色技法によって描き上げられたものとなります。 古くから伝えられた道具を用いて、古くから伝えられた染色技法によって描き染め上げられる…、 模様(※葉)の輪郭を糊糸目で防染し、その中をひと筆ひと筆極めて丁寧な彩色が尽くされていることがわかります。 細密な仕事は見る者の目を、心を惹き付けます。 染色を手掛けた職人の意識の高さなのでしょう。 一分(いちぶ)の手を抜かない意識が品に表れています。 職人の腕の良さは言うまでもありませんが、染色に対峙する意識の高さも十分に推し量ることが出来ます・・・

竹籠バッグ/網代バッグ さくらSACRA/2023・5・26 NEW ARRIVAL

¥49,500(税込)

こちらの竹籠バッグについて御使い頂ける季節を問われる事がございますが、春」夏」秋」の3シーズンがよろしいかと思います。 7月8月の夏専用として捉えるのは些か勿体ないと思いますし、制作の意図にそぐわないと感じます。 また、洋服に使えますか? とご質問を頂く事がございますが、日本国内はもちろんですが、海外においても人気/認知度、ともに高く、比率で申し上げるならば、洋服で持たれる比率もかなり多いようです。

御誂え草履/パナマ草履 /2023・5・25 NEW ARRIVAL

¥98,000(税込)

こちらのお品は絽縮緬などの小紋、絽縮緬の色無地などの「やわらかもの/たれものにもお使い頂けますが、 絹ものであれば、夏大島や夏結城、明石縮みなど、カジュアルな中にちょっと「よそゆき」な印象を持たせたいお召し物にも適わせやすい御履物です。 お手持ちの着物を想い浮かべてお選びください。こちらのお品は一味も二味も違う紙布が奢られた御草履です。 そしてもう少し書き添えさせて頂くならば、春のお単衣~秋口までお使い頂ける御草履でもあるのです。

別誂越後上布/二色タテ十字絣 薄砥粉色 (うすとのこいろ)/2023・5・23 NEW ARRIVAL

¥517,000(税込) ~

からむしの糸の質感、色味が手織の質感と混ざり合い、特有のヒンヤリ感となって伝わってきます。苧麻糸の質感はもちろんのこと、特に拘ったのはこの薄砥粉色 (うすとのこいろ)といういわゆるサンドベージュ色の地色に浮かぶように配した白の十絣と水色の十絣なのですが、この越後上布にはもうひとひねりが掛けられています。 画像では分かりにくいかもしれませんが、絣と絣の間にほんのりにじむような淡い淡い鴇鼠 (ときねず)の絣が入れられているのです。 この絣が入ることで反物全体に甘い雰囲気を醸し出します。  ・・・

工藝竹籠バッグ/網代バッグ さくらSACRA/2023・5・22 NEW ARRIVAL

¥138,600(税込)

こちらの竹籠バッグについて御使い頂ける季節を問われる事がございますが、こちらの竹籠細工、巾着に芭蕉布をあしらえておりますので春」夏」秋」の3シーズンがよろしいかと思います。 7月8月の夏専用として捉えるのは些か勿体ないと思いますし、制作の意図にそぐわないと感じます。 また、洋服に使えますか? とご質問を頂く事がございますが、日本国内はもちろんですが、海外においても人気/認知度、ともに高く、比率で申し上げるならば、洋服で持たれる比率もかなり多いようです。

科(シナ)布/八寸名古屋帯 手績み科糸/2023・5・19 NEW ARRIVAL

¥155,000(税込) ~

シナ布は山間部に生育するシナノキの樹皮から靱皮を剥ぎ、繊維を糸にして布状に織り上げたもので、(※あっさりと記しておりますがその工程は十数工程にも及び制作にはおよそ一年を要します。)ざっくりとした質感、素朴な風合いが印象的です。 シナ布は古くは古代布として全国で生産されていたと記されてますが、量産に適う木綿を始め、化学繊維の普及によりほとんどの産地から姿を消してしまいました。 こうした事情は静岡県の葛布などと同じですね。

手描き九寸名古屋帯/紗紬地 柳に燕 大村幸太郎/2023・5・18 NEW ARRIVAL

¥217,800(税込) ~

ふぅ…と息が零れてしまう、そんな美しさの保たれた友禅です。 下絵として描かれた図案の秀逸な事は勿論の事、抑えた彩色の美しさも秀逸な友禅です。 古の友禅を想わせるかのような彩色、艶やかに表現したい藍色も微かに控えた彩使い、、、派手になり過ぎず、かと言って抑え過ぎてもいない。。。絶妙な彩色バランスの上で成り立っている友禅なのです。 いつも申し上げるのですが、友禅は単純に画が巧ければいいという物ではないのです。 およそ一寸の巾、そしてその中で何を表現するのか、そうした表現力も試される訳です。 つまり、、、多種多様な美しさが求められ、それらを満たしたものだけに美しいという評価が下されるのです・・・

手織八寸名古屋帯/葛布 制作・小田島克明/2023・5・15 NEW ARRIVAL

¥175,000(税込) ~

無地感覚の帯ですが無地ではありません。 亜麻色みを帯びた灰色はよく見ると白菫色(しろすみれいろ)や白橡(しろつるばみ)淡白橡(あわしろつるばみ)などの色の糸が織り交ざることで亜麻色みを帯びた灰色に見えています。 それ故にお色目もあまり見掛けるものではありません。 極めてシンプルな印象ながら、とても丁寧に織られています。 且つ、単衣~夏に心地良いサラリとした涼感が感じられます。

型絵染九寸名古屋帯/澤田麻衣子作品「初雪」/2023・5・12 NEW ARRIVAL

¥175,000(税込) ~

原画の想像力、使われた単彩色の妙、九寸という帯の幅に絶妙に表現されたバランス感覚、瑞々しい感性、面取りをしない潔さ、つまりそうした一つひとつの小さなこだわりが幾層にも積み重なって一つの秀でた印象となるのです。 つまり、制作者の内なるすべてを麻布の上に写し撮ったとでも表現すればよいのでしょうか。 こうした染色(帯)は直接に目に映る絵柄や色彩だけがその魅力なのではありません。 創造の背景に想いを巡らせ、制作者の想いにご自身の想いを折り重ね装ってみる…、そんな愉しみさえもあるのです。 加えて申し上げれば…、こうした帯はお使いになる方の・・・

手描き友禅/九寸名古屋帯、紗紬地、雪持青芭蕉、栗茶地/2023・5・9 NEW ARRIVAL

¥218,000(税込) ~

こちらにご紹介の帯ですが、極めて古典的な染色技法によって描き上げられたものとなります。 古くから伝えられた道具を用いて、古くから伝えられた染色技法によって描き染め上げられる…、 模様(※葉)の輪郭を糊糸目で防染し、その中をひと筆ひと筆極めて丁寧な彩色が尽くされていることがわかります。 細密な仕事は見る者の目を、心を惹き付けます。 染色を手掛けた職人の意識の高さなのでしょう。 一分(いちぶ)の手を抜かない意識が品に表れています。 職人の腕の良さは言うまでもありませんが、染色に対峙する意識の高さも十分に推し量ることが出来ます・・・

喜如嘉芭蕉布九寸名古屋帯 「煮綛(にーがしー)」/2023・5・2 NEW ARRIVAL

¥788,000(税込) ~

掲載致しました煮綛芭蕉布は国指定の重要無形文化財「芭蕉布」の保持者に認定された人間国宝、平良敏子さんの芭蕉布織物工房でつくられた「喜如嘉の芭蕉布」 その「喜如嘉の芭蕉布」の中でもとりわけ制作の少ない煮綛芭蕉布です。 眺めていると知らぬ間に息を詰めてみてしまっているほど美しい逸品です。 芭蕉布特有の張りのあるしなやかさ、福木由来の美しい色彩、手織りによるそれは贅沢な質感を一目で想わせてくれます。 いつかは手に入れたい、そう憧れておられる方も多い夏の特別な逸品です。

型絵染九寸名古屋帯/「カサブランカ」/2023・4・26 NEW ARRIVAL

¥165,000(税込) ~

こちらに掲載のカサブランカ、新たに彫り直した型を使い染められた品となります。 型絵染の作品の中でも格別の美しさを想わせてくれます。 ここで申し上げる美しさとは染色技術の単純な美しさではありません。 むしろ染色技術の美しさを単純に比較するならば、もっと手の込んだものは他にいくらでもあると思います。 ここで申し上げる美しさとは意匠固有の美しさなのです。 そう、designとしての美しさなのです。 たとえ織であれ染めであれ、品そのものが保つ空気感はこうした染色には必要不可欠。 そしてそれは型紙(下絵も含め)の模様の美しさを装う方の美意識に溶かしこむもの・・・

明石縮/長市松 桜鼠 さくらねず/2023・4・23 NEW ARRIVAL

¥148,000(税込) ~

「明石縮み」です。 その特徴は「蜻蛉の羽根」と呼称されます涼感の在る透け感にあります。 その独特の風合いは着物として仕立てられたときに、周囲の人の眼に涼やかな印象を与えるのはもちろんなのですが、体温を保持しない その生地の質感は装う人にとってもひんやりとした感触を与えてくれます。 こちらの品の特徴はその色彩、ご覧頂けますように、いわゆる淡い淡いいわゆる灰色の範疇と言えるのですが、薄墨桜の花びらが一片水に溶けたような、薄墨桜の一片の花びら色を帯びた灰色なのです。いわゆる灰桜なんですね。 帯合わせをしていてもその絹布からは優しい雰囲気が感じられ・・・

別誂越後上布/二色タテ十字絣 舛花色(はまなすいろ)/2023・4・19 NEW ARRIVAL

¥506,000(税込) ~

からむしの糸の質感、色味が手織の質感と混ざり合い、特有のヒンヤリ感となって伝わってきます。苧麻糸の質感はもちろんのこと、特に拘ったのはこの舛花色(はまなすいろ)という個性的な地色と特徴的な亜麻色 (あまいろ)と白の絣です。 この舛花色は中に着る麻の白襦袢が透けることで反物でご覧頂いているよりも更に甘い雰囲気を醸し出します。 舛花色に亜麻色の十字絣、間に置かれた白の絣がこれまでに見たことのない越後上布の表情となって民芸の香りを想わせながら・・・

工藝絞り/有松絞り 本藍染手蜘蛛絞り 三浦鈴世/2023・4・15 NEW ARRIVAL

¥195,000(税込) ~

有松絞りと一口に言いますが、有松絞り(と名の付く)のすべてが有松で行われている訳ではありません。 むしろ、こうした一部の工藝染織の有松絞りを除けば、括り/絞りの大半は現在国外の手に委ねられています。 それは有松絞りに限るものではなく、京都の疋田鹿の子絞りなども同様です。 そうしなければ成立しないのも日本の伝統産業の現状と言えるのかもしれません。(その意味においては純粋な地場産業とは言い難くなってきているようにも思います。)・・・

商品一覧

Policy&Concept

Policy&Concept

きもの水流は名古屋市にお店を構える着物専門店です。

弊店でご覧頂けます「着物」や「帯」は作者/制作者である染織作家、専門職人の創意や丁寧な仕事が籠められています。
そうした作品を所有する悦び、ご自身の装いとする愉しみを想って頂けるお品をご紹介させて頂いていると自負しております。
つまり…、極めてsimpleなconceptで品揃えをしております。
でも、着物の「専門店」を謳うわけですから、取り扱い作品の品質はもちろんのこと、そのセンスには少なからず自信を持っております。
お近くにお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
ご高覧、心よりお待ちしております。

着物や帯は高ければ良いという単純なものではありません。 お品を選ぶ基準はやはり、価格ではなく、品質です。 「上質」なものは当然高価になりますが、反対に高価なものすべてが「上質」であるかと言うと残念ながらそうではないのです。 その辺りの見極めを簡潔にご説明させて頂くのは難しいのでお目に掛れましたら、と、個別にお訊ね頂きました折に…とさせて頂きます。 また、お品選びの際、「私には分不相応ではないかしら」とお客様がおっしゃられることがございます。 その時はそのようにお感じになられても、お召しになってゆく内にいつの間にかその方の身に添ってしまうものなのです。 そうしたことも含め、着物専門店として長き年月をお客様と共に歩んできました経験をもとに、着物や帯の選び方、お品の見極め、お手入れの方法などきめ細かくアドバイスさせて頂きます。 
どうぞ、末永くお付き合い頂けますようお願い申し上げます。

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