きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

新着商品

手描き友禅/九寸名古屋帯 久呂田明功作 吉祥松/2020・12・01 Published

¥335,000(税込)

「我がやどの、君松の木に、降る雪の、行きには行かじ、待にし待たむ」 作者不詳として、万葉集第六巻に詠まれています。 また、日本では古来より、神の宿る木として松に神性を見てきました。 常盤木(ときわぎ)としても真っ先に思い浮かぶのも「松」かも知れません。冒頭の歌は “私の家の、君(貴方)を待つ松の木に降る雪、その雪のように行き(雪)はしない、君(貴方)待つ(松)ことにしましょう、” というように「待つ」を「松」に、「行く」を「雪」になぞらえ詠まれた歌で天平16年1月5日に安倍虫麻呂邸で催された宴席で即興で詠まれた歌とされています。 単なる言葉遊びと・・・

琉球本紅型九寸名古屋帯/城間栄順・城下町/2020・11・29 Published

¥265,000(税込)

ご覧頂けますように琉球本紅型印象が色濃く感じられる作品です。 はっきりと特徴的な個性を感じさせますが、視点を変えてみれば、紅型友禅らしくないのかもしれません。 でも、城間栄順氏が手掛けたこの紅型友禅は私の眼にはやはり琉球沖縄の染織以外の何物にも見えないのです。 民芸的な要素を強く想わせる如何にもな紅型友禅ではありません。 でも見れば見るほどに何から何まで琉球沖縄、もっと言えば本流の紅型友禅を確実に想わせてくれるのです。 そしてこの帯を眺めていると琉球王朝の城下町に住む人の「ひと」としてのゆかしさを城間栄順氏が自らの「手」を通して描き染められたのではないかと想わせてくれるのです・・・

手描き友禅九寸名古屋帯/桜模様/2020・11・24 Published

¥181,500(税込)

こちらに描き染められた「桜」ですが、ご覧頂けますように決して煌びやかでも艶やかでもありません。 わざわざ申し上げるまでもなく絢爛豪華な訳でもありません。 しかし、日本画を範とした手描き友禅において一番大切と云われる“やわらかなれど厳かで上質な品”を湛えた美しさを保っているのです。 まこと、美しい染め物だと思います。 あと一点桜の帯のお誂え季について申し上げます。 桜の帯のご紹介は些か早いようにお感じになられるのかも知れません。 でも、桜は3月~4月、先取りして締めることをおもいますと2月の中旬/下旬からお使い頂けます。 そこから遡ってお仕立てなど考えますと…、それほど早いご準備ではないのです。 ご検討くださいませ・・・

手描き友禅/九寸名古屋帯 雪持ち千両/2020・11・21 Published

¥199,800(税込)

花の少ない冬季に紅く美しい実をつける千両は、正月の縁起物として人気の高い植物です。 また、こうした雪持ち千両は、雪持ちを幸持ちと掛け合わせることもあるようです。 いずれにしても新しい年を迎えるにあたり縁起の良い柄と言えますね。 ではではどのような着物にお使い頂けるのか、ですが、色無地や江戸小紋、軽い附下に適うのはもちろんなのですが、その他、御召織物/友禅小紋/無地感覚の紬/結城紬などに御使い頂けるかと思います。  地色のお色目は墨色です。 なんとも魅力的なお色目です・・・

伊予絣/手織 市松に丸紋/2020・11・20 Published

¥136,000(税込)

熟練の職人に「手」によって丁寧に丁寧が尽くされた本藍染…。 丹念を尽くし織り上げられたことを想わせる殊の外美しい絣模様…。 その温かみ溢れる素朴な風合い…。 伊予絣の魅力は何と言ってもその素朴な素材感に加え、温かくも美しい絣の美に尽きる、と言ってもいいのかも知れません。 江戸中期から今日まで二百年と言う永い時間(とき)の中で育まれ、受け継がれてきた伊代絣の素朴な美しさは、ときに慌ただしくさえ見える現代女性に、ゆっくりと流れゆく時間、そのゆったりとした時間の中でこそ心は呼吸(いき)をする…そんなことを語りかけてくれるかのようです・・・

高機草木紬/白鷹織 白たか織 綾織り/2020・11・17 Published

¥325,000(税込)

光沢を抑えた美しさ、強く目に映る黒よりもやわらかく、色そのものが主張し過ぎない。 ただひと色の彩りだけで表現される墨黒色の着物。 なにも柄模様のないひと色の染色だけで表現された墨黒色…。 伝統的な大和色だけでもその色数は500色にも及びます。  中でも墨~墨黒~黒は微妙な濃淡を数えればその色数はまさに無限に在ると言っても過言ではありません。 改めて思うのは墨黒色の美しさ。 漆黒とはニュアンスが少々異なります。 艶を想わせる漆黒よりも微かにマットな印象(もちろん光の条件下では光沢もございます。)を持つ墨黒色…。 

手描き九寸名古屋帯/雪持ち南天に雪兎/2020・11・16 Published

¥228,000(税込)

冬の夜空にオリオン座が瞬く頃、山は真っ白な雪化粧で覆われます。寒く厳しい夜空に星が瞬くその下でこの二匹は何を語らうのでしょう。 美しい毛に覆われたその姿はまさに雪兎、雪で兎を作り、南天の実を兎の赤い目に見立てた人もいるのかもしれません。 雪を被った南天の木の下に佇むその姿は厳かな野生に生きる慎ましさ、聡明さが見事に描かれています。 一方でけものの厳しさを想わせる鋭い警戒心は描かれてなくいささか人に慣れたような表情が伺えます。 制作者が何を範としたのか、雪山の写真なのか、知る由もありませんが、見事な描写に職人の筆の確かさを見て取ることが出来ます。澄み通るような寒さの中、白一色の世界、人の足跡一つない銀世界、すべての物が息をひそめる無音とも言える雪景色の中に遊ぶ雪兎、実に美しい仕事が掛けられた友禅だと思います・・・

手織り紬織物/格子浮織流し着尺 制作/下井伸彦/2020・11・14 Published

¥333,000(税込)

こちらの作品を観ていて思います。 制作にあたり、下井伸彦さんが徹底的に拘ったのはところどころに配された浮織…、そして背景となる緑みを帯びた墨色なのではないかと思います。 目にするそれは水墨画や書の墨のようでもあり、残り雪のような浮織は見方によれば冬の夜の流れ星のようでもあります。 下井さんはどこまでも深い漆黒の夜空そのものを絹布に移し取りたかったのではないでしょうか。 誰でも幼い日の記憶にあるかもしれません。 冷たい空気に頬を撫でられながら見上げた信州の夜空の澄んだ墨色を…。

手描き友禅九寸名古屋帯/矢羽根文/2020・11・13 Published

¥245,500(税込)

塵や埃で黒ずんだ心の内の魔を払う、そんな気が籠められた名古屋帯です。呼吸を止めて描き上げたのではないかと思う美しい筆跡です。紅白二本の矢が魔を払い、念願を射抜く、縁起物の意匠ですが、もちろんお正月に限ったものではありません。 節目節目、折り目折り目に、また、お目出度いお席、お誕生月、ちょっとしたお祝い,などなど、祝意を表現したいけれどあまり仰々しいのも憚られる、なんてお席にも素敵です。こうした帯はお使いになられるご本人が愉しまれるのは無論言うまでもないのですが、先様に「意」を表すさりげない気持ちを籠めることが出来ます。 厳かで晴々しく、そしてお洒落な手描き友禅九寸名古屋帯です・・・

型絵染九寸名古屋帯/岡本隆志・鳥と落ち葉文/2020・11・07 Published

¥357,200(税込)

こちらに掲載の型絵染の九寸名古屋帯、型絵染の染色作家、岡本隆志さんの作品です。 色に模様に心が躍る”とはまさにこんなことを言うのでしょうか。 描かれた鳥の名前は私にはちょっとわからないけれど、もしこの意匠が写実的に表現されていたらどうなのでしょう、おそらくこんなに魅力的な表情にならなったかと思います。 画はすべてその色や形、配されたバランスによって受ける(与える)印象は異なり、それを見る者の想像を刺激し、それが最終的に好き、とか嫌いにつながってくるのだと思います。 作品は大きな括りで言えば「民藝的」・・・

手織紬織物/大島紬一元絣/2020・11・05 Published

¥245,000(税込)

夜空に浮かぶ星の連なりのよう…、紅鳶 べにとび、青藍 せいらん、緑青色 ろくしょういろ、砥粉色 とのこいろがつまみで織り籠められたそんな大島紬一元絣の着物地です。  大島紬には白大島/白泥大島、泥大島、藍大島などがありますが、そのどれもが地色は白であれば白、泥ならば茶褐色と無地で織られています。 大島が平面的に見えるのはそうしたことが理由の一つに挙げられますが、こちら、上記致しましたように、多彩なつまみ糸が織り籠められているからでしょうか、平面的に見えがちな大島の印象ではなく、どこか深みと言うのでしょうか、奥行きなるものを感じさせます・・・

手描き友禅/九寸名古屋帯 久呂田明功作 菊/2020・10・30 Published

¥288,000(税込)

描かれたのは「菊」です。 菊と言えば思い出すことの一つに紫式部があります。 紫式部は平安時代に生きた才女ですが、紫式部はその名の「紫式部集」という和歌集の中で菊の被綿について歌を詠んでいます。 “菊の花 若ゆばかりに 袖ふれて 花のあるじに 千代はゆづらむ” つまり、被綿の菊の露で身体を拭えば千年も寿命が延びるという意味です。(※続きがありますが割愛しました。) 菊にまつわる逸話の多い日本、秋も深まり・・・

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Policy&Concept

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きもの水流は名古屋市にお見せを構える着物専門店です。

弊店でご覧頂けます「着物」や「帯」は作者/制作者である染織作家、専門職人の創意や丁寧な仕事が籠められています。
そうした作品を所有する悦び、ご自身の装いとする愉しみを想って頂けるお品をご紹介させて頂いていると自負しております。
つまり…、極めてsimpleなconceptで品揃えをしております。
でも、着物の「専門店」を謳うわけですから、取り扱い作品の品質はもちろんのこと、そのセンスには少なからず自信を持っております。
お近くにお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
ご高覧、心よりお待ちしております。

着物や帯は高ければ良いという単純なものではありません。 お品を選ぶ基準はやはり、価格ではなく、品質です。 「上質」なものは当然高価になりますが、反対に高価なものすべてが「上質」であるかと言うと残念ながらそうではないのです。 その辺りの見極めを簡潔にご説明させて頂くのは難しいのでお目に掛れましたら、と、個別にお訊ね頂きました折に…とさせて頂きます。 また、お品選びの際、「私には分不相応ではないかしら」とお客様がおっしゃられることがございます。 その時はそのようにお感じになられても、お召しになってゆく内にいつの間にかその方の身に添ってしまうものなのです。 そうしたことも含め、着物専門店として長き年月をお客様と共に歩んできました経験をもとに、着物や帯の選び方、お品の見極め、お手入れの方法などきめ細かくアドバイスさせて頂きます。 
どうぞ、末永くお付き合い頂けますようお願い申し上げます。

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