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【本場大島・白大島紬】
―秋名バラ―
秋名バラ、秋名バラ柄、大島紬がお好きな方なら一度ならず聞かれたことのある名前かも知れません。 秋名バラの「バラ」は琉球の言葉でカゴ/ザルのことを指します。 秋名は東シナ海に面する地区の名前です。 その秋名地区で竹で編んだ「サンバラ」と呼ばれるザルをモチーフにして作られていったものを秋名バラ柄と言います。(※同じように龍郷柄は龍郷地区で織られたものを言います。)
格子柄に十文字を交差させた模様がとても印象的です。 百年以上続く代表的な柄で現代でもとても人気がありますがやはりここも作り手不足に悩まされています。 完全な分業体制で制作される大島紬の技術は専門分野の職人が持てる最高の技を競い合い、それゆえに品質が守られながら百年以上続いてきました。 特に複雑で精緻な図案を基にした絣の模様は現代の意匠/designにも大きく影響を与え有名なヨーロッパの服飾やバッグなどのデザインにも模したものが見られるほどです。かように長い間制作され続け、今尚新しい意匠が創られる大島ですが、この秋名バラと龍郷は頑なに伝統柄を守り続けています。
こちらに掲載させて頂いた本場白大島紬、秋名バラ柄。 制作のほとんどすべての工程を人の「手」に委ねた誂品となります。 一方的に織られている量産品ではありません。 いわゆる希少と言われる大島の一つである秋名バラ柄/別誂えです。 もちろん誂品である以上、その質感は極上で一般的な大島紬とは印象を異にします。 特に着心地は一般的なそれと比して別物感を想わせてくれます。 それは機屋の指定に始まり、織り手の指名、糸の質や微妙な色彩に至るまで話を詰め、細部に亘ってオーダーすることによって生まれるのです。 当然、極上の着心地や上質感を求めるひとの想いに適う大島紬、秋名バラ柄。 もっと言えば本場大島紬に留まることのない、それを遥か超える上質感を保った本場大島紬なのです。
こちらの白大島は微妙に異なる白磁の様な白地に、淡い墨色の糸を極小の絣で織り込むことによって、この割り付け模様の秋名バラ柄としています。 実に細やかで実に綺麗な絣。 世界一美しい絣と賞されるのも納得がゆきます。 このように細密な絣を散りばめることによって表現出来る美しさは、元をただせば極細の糸が打ち込まれているからなのだと思います。 加えて、こちらの大島紬は「手織り」であるため、絣でつくられた割り付け模様そのものが際立って美しく、深みを保ち、この白泥大島紬の魅力を押し上げています。 また、こうした大島紬はとても幅広くお使い頂けるかと思います。 金銀糸によらないフォーマル感の在る名古屋帯をお使い頂けば、「余所行き」の表情を醸し出すことも出来るかと思いますし、染め帯や紬帯などでカジュアルな感じを表現することも出来るかと思います。
商品番号 |
INS-HUT-5 |
商品名 |
本場大島紬/白大島 手織り 秋名バラ |
品質 |
絹100% |
価格 |
¥285,000(表地/税込) ¥339,000(袷仕立上げ/胴裏・八掛/税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約3週間~25日戴いております。 【※単衣仕立てをご希望の際はお尋ねください。】 |
巾/ 長さ |
39cm程(※約一尺三分程)/※12m30程 (※約三丈二尺三寸程) |
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