全身を
映せる鏡
喜雨来たる
諸橋廣子
対岸
【別誂越後上布】 薄砥粉色 (うすとのこいろ)
―二色タテ十字絣― 苧麻 着用時季・単衣~盛夏
越後上布、それは制作における技法が重要無形文化財の認定を受けた手織の苧麻織物。 今回ご紹介させて頂きました越後上布は紡績糸を使い織られていますので重要無形文化財指定ではございませんが、からむしから作られた紡績苧麻を先染めし手機で織り上げられた本製の越後上布です。 専門織物商と重要無形文化財の越後上布織元と昨年の夏の終わり頃、地色と絣糸を何度も何度も糸の段階から色みの打ち合わせをして織り上がった完全な別注品の越後上布です。 日本国内において後にも先にも二点しか制作されないオーダーの越後上布です。
こうして織り上げられる越後上布はからむしの糸の質感、色味が手織の質感と混ざり合い、特有のヒンヤリ感となって伝わってきます。苧麻糸の質感はもちろんのこと、特に拘ったのはこの薄砥粉色 (うすとのこいろ)といういわゆるサンドベージュ色の地色に浮かぶように配した白の十絣と水色の十絣なのですが、この越後上布にはもうひとひねりが掛けられています。 画像では分かりにくいかもしれませんが、絣と絣の間にほんのりにじむような淡い淡い鴇鼠 (ときねず)の絣が入れられているのです。 この絣が入ることで反物全体に甘い雰囲気を醸し出します。
吉村ななさんの手織り藤布名古屋帯 描疋田手描友禅九寸名古屋帯/彩雲流文を適わせてみました。 上品羅、あるいは葛布や芭蕉布など、自然素材で織られた野趣感のある帯でのコーデも素敵だと思います。
※お召し頂ける季節は…、と言えば7月~8月と言うことになろうかと思いますが、最近ではもう少し早め、6月初旬~9月の半ば辺りまで。 梅雨季~お召し頂いているようです。 縮みのお着物は見る者はもちろんのこと、お召しになられる方も視界に入るお色から涼感が感じられると思います。
商品番号 |
ITK-OOE-624 |
商品名 |
別誂越後上布/二色タテ十字絣 薄砥粉色 (うすとのこいろ) |
品質 |
苧麻糸100%
経糸:苧麻100%
緯糸:苧麻100% |
価格 |
¥517,000(表地のみ仕立て無し/税込) ¥559,500(単衣着物仕立上げ/居敷当付き/税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約3週間~25日戴いております。
|
巾/ 長さ |
1尺5分程(※39,5cm程)・長さ/3丈3尺7寸程(※13m弱程) |
|
[現品事前確認をご希望のお客さまへ]
ご注文/ご購入に際して、現品を前もってご覧になられたい方は下記現品事前確認
についてを
ご覧くださいませ。詳しい流れのご案内をさせて頂いております。
→現品事前確認について
注/当ホームページに記載されている記事・画像などの無断転載/複製を禁じます。
転載/掲載をご希望の際は予めその旨、お問合わせ戴き承認を得てください。
無断転載/複製と認められる場合、法的措置が講じられる事もあります。
Copyright(C)2008 きもの水流 All Rights Reserved
■お仕立につきましては仕立て料金表はこちら をご参照下さい。
または、お電話・メール・ファクスにてお尋ね下さいませ。


