待宵や
ペルシャンブルーの
紬かけて
中島陽華
槐
【手描き九寸名古屋帯】
―宵待草 待宵草―
紬地
灰桜色に灰梅色を微かに溶かし合わせたかのような地色で一面染められた生紬地に丁寧な手描きで描き染められた宵待草 待宵草 …、宵待草と聞くと竹久夢二の 「 待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草の心もとなき
想ふまいとは思へども
我としもなきため涙
今宵は月も出ぬさうな」 を想い起す方も少なくないのかもしれません。 葡萄色や中紅色( なかべにいろ)黒橡 (くろつるばみ)胡桃染 (くるみぞめ)などで描き染めらた待宵草がなんとも魅力的な色彩表情の帯です。 締めている時はもちろんですが、部屋で箪笥から出して眺めている時さえ愉しめる、そんなお品です。 制作したのは京都で本友禅を専門に手掛ける腕利きの染職人。 染色作家の様に名前がある訳ではありません。(もちろん個人のお名前はあります。 染色作家として特別な名前はない、そうゆう意味です。) でも、こうしてお品を眺めていると染色の良し悪しは染色家の名前ではない、ということがよく分かります。 弊店の想いを、私の予想の遥か上を超えてゆくのです。
ご覧頂きましていかがでしたでしょうか。 その出来栄えはもうただただ美しいのです。 眺めているだけで頬が緩んでしまいます。 ところでちょっとお話は変わりますが、こうした帯をお使いになる際の季節をお問い合わせ頂くことがときにございます。 いつも申し上げるのですが、写実的に風情も取り込んで描かれた友禅などは季節感を大切にお召し頂く方が良いのですが、こうした創作の友禅染は意匠そのものが模様化、図案化がしてありますので、季節感よりもコーデ重視でよろしいかと思います。 つまり、盛夏以外のスリーシーズンお使い頂けるわけです。
使われた生地は生紬、少ししゃり感と張感のある紬地です。 この張感を帯芯で落ち着かせ、尚且つ少し残されたしゃり感を味わう。 つまり大島や結城紬など、紬のお着物に素材感から相性が良いのです。 久留米絣などの木綿のお着物にもいいですね。 お太鼓の形が綺麗に出来る、とても上質な質感なのです。 焦げ茶色、薄茶色などのブラウン系統、或いはグレイ、藤色系、ベージュ、葡萄色などのお着物に適わせて頂きますととても素敵ではないでしょうか。
商品番号 |
NSH-KEZ-06 |
商品名 |
手描き九寸名古屋帯/宵待草 待宵草 |
品質 |
絹100% |
価格 |
¥137,800 (表地/税込) ¥149,300 (芯仕立て上げ税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日戴いております。
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巾/ 長さ |
※お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸~八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。 |
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