城下町
未だ雪を踏む
春の月
李茶
(拙句)
【西陣織八寸名古屋帯】
―倭紗織― 淡い淡い鳥の子色 とりのこいろ
着用時季・夏/単衣
こちらに掲載致しました八寸名古屋帯、捩り織りの紗組織をベースにお太鼓とお腹紋を太めのきびそ(生皮苧)糸でさざ波模様に織り上げた如何にも涼し気な風情の名古屋帯です。 繭から絹糸がつくられることはご存知かと思いますが、きびそ(生皮苧)はあまり聞き慣れない言葉なのかもしれません。 きびそとはお蚕が繭を作るときに最初に出来た部分のことで不規則な太さや硬質な質感から、いわゆる絹糸を作ることができません。 つまりきびそは繊維の太さが均一でなく加工しにくいのですが、逆にごわごわして不均一な糸の表情が独特の素材感となり、昨今こうして帯などにも使われるようになりました。
地色は淡い淡い鳥の子色、つまり生成り、何も加えない…、敢えて特別な色にしない。 帯そのものが余白と言っても良いかも知れません。 余白とはつまり目に映らない絵/構図。 要するに観るひとに想像の余地を残す、ということ。 生成り色の無地織の中に印象的に浮かび上がるこのさざ波のような模様は格式を想わせるような印象はありません。 およそ、色気のようなものを一切排したかようなこのお色です。 研ぎ澄まされた印象を感じる訳でもありません。 むしろ適度な洒脱が感じられるのです。 実に見事なさじ加減、ではないでしょうか。 カジュアルな夏のお召し物にお使いいただける訳ですが、弊店では 絹紅梅、綿紅梅・綿絽などの浴衣/夏着物から、小千谷縮などの麻の着物、絽の小紋などを対象としてお奨めいたしております。
商品番号 |
RFH-SKM-234 |
商品名 |
西陣織八寸名古屋帯/倭紗織 |
品質 |
絹100%※金銀糸箔などを除く |
価格 |
¥231,000 (表地/税込) ¥241,500 (かがり仕立て上げ税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日戴いております。 |
巾/ 長さ |
八寸~八寸一分程/ 九尺六寸以上※お仕立て上がりの際のサイズ |
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