冬帝や
暦の端に
触れてゐる
宇都宮滴水
京鹿子
【絞り染め九寸名古屋帯】
制作/森健持
―葵辻が花―
みやこ哉東西南北辻が花 小林一茶
(みやこかなとうざいなんぼくつじがはな)
やはり都である。東西南北どこの辻々(※道端/道角)にも花が咲いておる。 往来の人々の辻が花染めの御召し物の美しさに驚く
森健持氏の作品“葵辻が花”九寸名古屋帯。 森健持氏と言えば辻が花、辻が花と言えば森建持氏です。 「辻が花」を染色技法として定義するのか、或いは辻が花模様と定義するのか、或いは辻が花染めが施された染物を辻が花と総称するのかは各論ありますのでさておき、(私は個人的に辻が花染め、つまり染色技法として捉えています。)森健持氏は辻が花による染色技法により、創作される染色家です。 作品の多くは一般的にイメージされる辻が花模様で、端的に言えば、いわゆる室町・安土桃山時代の小袖などに見られる縫い絞りとなる。 一見古典的な印象の染め物です。
本品は、辻が花染めの葵辻が花です。 つまり、辻が花染めの葵文様です。 地色ははんなりとした白茶色。 それゆえ辻が花染め固有の古色小袖印象を想わせます。 白茶色の地色にあえて奇抜な彩を加えないことで辻が花模様がそもそも持っている粛然とした美しさに加え、静謐な美しさを湛えています。 幽玄なる世界とは異なる閑寂なる美とも言うべく美しさ、濁りのない白茶の地色は葵文様を更に引き立てています。 弓なりにしなる軸、風を受け揺れる葵、葉に舞い降りた雪…厳粛に過ぎることのないその風情は日本の風景には欠かせないものだと思います。
こちらの帯ですが、袷の季節にお使いい頂けますのはもちろんなのですが、単衣の季節にお使い頂きましてもとても素敵だと思います。 画像は無地の結城紬、小槌柄の結城紬と合わせてみました。 紬全般はもちろんのこと、江戸小紋や小紋、無地などにも。
商品番号 |
SO-NASO-603 |
商品名 |
絞り染め九寸名古屋帯/森健持作品 |
品質 |
絹100% |
価格 |
¥227,500(表地/税込) ¥239,000(芯仕立上/税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日戴いております。 |
巾/ 長さ |
※お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸~八寸一分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。
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