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草木染手織り紬織物/下井紬 下井伸彦



初蝶を

見しこと人に

まだ告げず


松田泰子

末黒野


草木染手織り紬織物/飯田紬



■草木染手織り紬織物

下井紬/綾菱文崩し・檸檬

制作/下井伸彦



無地感覚の紬織物です。 無地感覚…考えてみれば曖昧な言葉かもしれません。 辞書によれば無地とは“全体が同じ色で模様のないこと”、と定義されています。 此処で申し上げる無地感覚とはむしろそうした解釈とは正反対なものと言えるのかも知れません。 お伝えする無地感覚とは無地の様でいて無地とは対極に在るもの、(禅問答ではありません。)(笑) 無地の対義語が何であるのか知りませんが、敢えて申し上げれば小さな有機の群生でしょうか。 それは例えて言えばひとすじの糸の中にも、無限の色調が感じられるかのような…。


微かに檸檬色を帯びた生成り色。 今様の表現を借りれば、"超美しい"と思います。"マジで。"(笑) 和色大辞典に照らせば、まさに生成り色に檸檬色の薄紙をひとひら漉き込ませたかのような、滋味淡い色目なのです。 感服する以外他に言葉を見付けられない程の滋味淡い色目なのです。 もちろんいとも容易く出来る訳もなく、慎重に予想して「色」を創る訳ですが、予想したからと言ってなかなか発色する色ではありません。 まして淡い色に滋味を感じること程難しいものはないのです。


無限に在ると言える自然の彩り、まさにその生命の揺らぎを織り籠めたかのような作品です。 下井伸彦さんの手だからこそ創り得た織り、創りし色なのです。 下井伸彦さんでなければ織ることの叶わない肌理の美しさ、創ることの叶わない色調と言えば言い過ぎでしょうか。 そもそも紬糸が保つ質感はおよそ肌理細やかとは遠いものであるにも拘らず、手に取れば文句なく美しい肌理を保つのです。 大層な物言いをして、と思われるかもしれません。 もしか言い過ぎなのかもしれません。 でも、決して言い過ぎなどではないと思わされてしまうほどの肌理の美しさであり、織り色を保っているのです。


草木染手織り紬織物/飯田紬


草木染手織り紬織物/飯田紬


手に取って眺めていると無垢な美しさを想わせてくれます。 無垢とは?今一度、無垢を辞書で引いてみますと、煩悩のけがれを離れて、清浄であること。 けがれがなく純真なこと、また、そのさま。 まじりけのないことなどとあります。 こちらの紬織物…言葉にすれば「檸檬無垢」でしょうか? 「白無垢」はまさに何色にも染まっていない純白。 けがれがなく純真なこと。 であれば檸檬無垢とは檸檬色ひと色に染められたまじりけのないさま、無垢の檸檬色と定義できるでしょう。


これほどの美しさを保つ紬織物、実はそれほど多く在るものではありません。 もちろんそれは私の見聞狭き故かもしれません。 とは言え少なくも三十五年にならぬ年月において様々な紬に触れてきた者が思うのです。 かように淡く美しい檸檬色を見た記憶などそれほど多くはないのです。 うっかり眺めているとつい言葉を失ってしまうのです。 代わってクチから出るものは溜息ばかり…。 何度唸ったでしょうね。 時間の経つのも忘れてしまったかのようにうっとりと魅入ってしまうのです。 何を見ているのか…?、 まさにonly1、唯一つの淡い檸檬無垢の美しさ、肌理の美しさに魅せられてしまっているのです。 知らず知らずの内に惹き込まれているのです。 素で言えば…「しかしこれ、なんちゅうきれいな色!!」「 この糸いったい何で染めたん!!?」見れば「すすき」と化学染料と記されています。


草木染手織り紬織物/飯田紬


草木染手織り紬織物/飯田紬


その地に自生する植物の生命とも言える彩りを糸に移し、あたかも花びらをひとひらひとひら揺り起こす様に織物にしてゆく…。 それは無数に存在する絹布の一つに過ぎないのかもしれません。 美しいものとそうでないものは紙一重、とも云われます。 でもこの紬織物と志の漲らない織物との差をとても紙一重と思うことは出来ません。 そのままに紙に例えるのなら一重も二重も、いえ、それどころか八重も九重もの隔たりがあるのです。 もはやそれらとは比べる物のない美しさを想わせると言っても決して過言ではないのです。


草木染手織り紬織物/飯田紬




美しく染められた絹糸、唯一つの檸檬色、そして渾身の手織りによる見事な調和は「美しい手織り」以外には他に表現する言葉が見付からない程…。 何もかもが調和することによって醸しだされるその美しさ…。 付け足すように申し上げるならば、美しさを宿したこの紬織物は着物として装われる際、単なる紬織物ではなく、まるで檸檬の香りに包まれたかのような格別の美しさを見せてくれると思います。 念のため申し添えますが、こちら、黄色ではありません。 あくまでも淡い檸檬色、檸檬から抽出したかのような、そんな淡い檸檬色なのです。


【商品情報】

商品番号
TS-OR-00130
商品名
草木染手織り紬織物/下井紬 下井伸彦
品質
絹100%
価格
¥221,700(表地/税込)
¥275,700(袷仕立上げ/税込)
※一級和裁士による手縫い。
※お仕立てに要する日数はご注文確定後
約3週間〜25日戴いております。
単衣仕立てはお尋ねください。
巾/ 長さ
38cm程(※約一尺程)/※12m50程 (※約三丈三尺)
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草木染手織り紬織物/飯田紬


紬織物

草木染手織り紬織物/下井紬 下井伸彦

価格:

221,700円 (税込)

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