月明に
神鹿通り
鳳凰飛び
璃茶
拙句
【ジャワ更紗/九寸名古屋帯】
―霊獣に霊鳥―
森本多恵子 紬地
諸説ありますが、更紗の出典は、印度であると言うのが概ね一般的な解釈のように思います。 難解な文献を紐解けば、紀元前三千年頃にはすでに綿織物が作られ、手描き更紗が染められ始めたとあります。 もちろん私はまだ生まれておりません。 故にそれを確認する術はありません。 しかし出展はともかくも古代エジプト、ローマの貴族たちもインド更紗を愛用していたと云われていることからも、その歴史の深さを推し量ることは出来ます。
カラムカリ(ペルシャ語の「ガラムカール」 いわゆる初期の更紗はペンのような先の細い形状のもので部分的に蝋纈染めが施されていたようです。 現代では手描き更紗、木版更紗、石版更紗、蝋纈染めを併用した技法等があり、特に近年東南アジアでは木版染めが多く染められているようです。
印度で発祥したとされる更紗ですが、世界の様々な国々へと伝えられ、それぞれの地で独自の更紗へと変容していきます。 隣国ペルシャ、更には大航海の時代を経て欧州全土にも広がります。 「チンツ」の名で知られるイギリス更紗、ペルシャで技術を学んだと言われるフランスのジューイ更紗、華やかで可憐なドイツ更紗、と多岐に渡ります。 また東南アジア諸国の更紗を船で持ち帰り世界に伝授した国、オランダの更紗などは現代ヨーロッパの花模様の範とも言われています。
他方、東に目を移しますと、タイのシャム更紗、(そう言えばタイは以前シャムと言う国名でしたね、つまりシャム猫は現在の命名ならばさしづめタイ猫… なんだか雰囲気が出ませんね、、、) そして「バティック」の名前で日本でもよく知られるジャワ更紗、中国更紗、その後、日本の「和更紗」が生まれました。 文様も技法もそれぞれの国でさらに独自の発展を遂げた更紗 それぞれ表面的にはまったく異なる布のように見えるのですが、余すところなく染め上げられる密度の濃い文様という特徴は、更紗の更紗たる所以を今尚残していると言えるのかも知れません。
さてさて、そうした史実的解説は私の得手とするところではありませんので専門書に譲ることとして… こちら、、、森本多恵子氏が手掛けるジャワ更紗コーザ、山や森を神聖な場所とする古(いにしえ)の自然信仰の中で、人里と神域をつなぐ特別な動物と受け止められてきた神鹿、吉兆を告げる伝説上の霊鳥とされる鳳凰。日本でも瑞鳥とされていることは申し上げるまでもないと思います。
※こちらの作品は弊店の別注でございます。一点のみ制作いたしました。無地感覚の結城や大島、御召や小紋、江戸小紋などのお着物に適わせていただきますととても素敵です。 小物を変えるだけ、、感性でお使いください。
※お品は撮影、光、モニターの関係でお色目の見え方は多少異なります。 実際に作品をお召しになられた際も、天気、時間、室内外、などの条件でお色目の見え方は異なります。
| 商品番号 |
TGU-KWK-040050 |
| 商品名 |
ジャワ更紗コーザ/九寸名古屋帯 神鹿と鳳凰 |
| 品質 |
絹100% |
| 価格 |
¥238,000 (表地/税込) ¥249,500 (芯仕立て上げ税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数は寸法確定後約35日~40日いただいております。お急ぎの方、ご着用日がお決まりの方はお申し付けください。調整させていただきます。 |
| 巾/ 長さ |
お仕立て上がりの際のサイズは帯巾・八寸~八寸二分程。/ 長さは九尺八寸程。多少の変更は出来ますのでお尋ねくださいませ。 |
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[お仕立てをご希望のお客さまへ]
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後ほど、弊店より「お仕立て」の有無のご確認をさせて頂きます。
ご了承頂きました後に「お仕立て代金込み」の金額に変更させて頂きます。
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