水流からのお知らせ
- 2025.4.27
- 2025.4.06
新着商品
西陣織名古屋帯/西王母 ボルドー/勝山健史
¥0(税込)
西王母(せいおうぼ)は中国で神仙思想の中で信仰された仙女。 長寿を願っていた前漢の武帝に西王母が、三千年に一度だけ花を咲かせ実を付ける仙桃を献じた故事(西王母が桃)に拠っています。 三千年に一度花が咲き実を結ぶ仙桃の実、桃は西王母という別名があり、中国の不老不死の仙薬をもった仙女の伝説と結びついて尊ばれてきました。
また桃は邪鬼を制圧する仙木とも考えられていて、三月の節句でも馴染みがあります。一般にはあまり多用されませんが、能装束や留袖などにも見られる吉祥柄です。
西陣織名古屋帯/上品羅 北村武資
¥590,000(税込) ~
いわゆる染織家、染織作家と称される人々が制作する作品とは少し趣を異にする上品羅。 創作ではなく手業の踏襲に重きが置かれる。 それは伝統工芸として至極当然のこと。 1995年に「羅」、2000年に「経錦」と、二つの部において重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された染織家/北村武資氏「上品羅」※読み/じょうぼんら。
工藝手織り紬織物/国画会池田リサ作品 模紗変わりメガネ織
¥374,000(税込) ~
ほぼ無彩色で変わりメガネが織り上げられています。 目を凝らして見てみると様々な仕掛けが見えてきます。 変わり織で織られたメガネは、見る角度により、深く、浅く浮かび上がります。 一見しただけでは見えない細やかな細工が施されている事がわかります。 光と影のコントラストが極めて美しく、夜空に煌めく銀河のような流れの美しさに息をのみます。 織だけが保つ特有の生命力、絹糸そのものが保つ原糸の美しさ、その絹糸が交差することによって生まれる織りの表情の美しさ…、 唯ひとすじに織布/絹布の美しさを感じさせてくれるのです。 色彩を排除した色素、そして素が保つ色気を余すことなく表現する力を感じさせる。
別誂え小千谷縮/手織絣細工/「蝶花」
¥255,000(税込) ~
いわゆる小千谷縮の中に在って極めて特別な質感です。 績まれた糸の上質さ、丁寧な絣、生真面目な気質の表れる丁寧な織、雪晒し… それらの仕事ぶりはあえて申し上げるまでもないのですが、こちらを魅力的に見せているのはやはりこの美しい絣と配色です。 グレイがかった焦げ茶とウイロウ茶という絶妙な墨茶系色の熨斗目段地に蝶花模様が織られています。 熱心な着物愛好家でも縞、格子、無地の小千谷縮は持っていても絣細工の小千谷縮はお持ちの方は多くはないのではと思います。 こちらのお品は型絵染の九寸名古屋帯や、藤布や麻布の八寸/九寸名古屋帯で装って頂くことも出来ますし、半巾帯でうんとカジュアルな表現もお愉しみ頂けます。
明石縮/長市松 白茶 しらちゃ
¥148,000(税込) ~
こちらの品の特徴はその色彩ではないでしょうか。 ご覧いただけますように、いわゆる「白茶/しらちゃ」です。 今様に言いますとグレージュ、でしょうか。 薄く茶色を帯びた淡い灰色、あるいは灰色みを含んだ薄い茶、でしょうか。 いわゆる灰色/グレーとは印象を異にします。 雪国の制作らしくどこかひんやりした空気を感じます。 そのためにより涼感が感じられます。 長市松の紋意匠は柔らかな表情です。 手描き友禅帯や、織り感の在る帯と適わせるととても素敵ではないでしょうか。
石川県指定無形文化財/能登上布/白汚し ピンストライプとペンシルストライプの織分け
¥158,500(税込) ~
お単衣から盛夏の薄モノの一つの定番に小千谷縮があります。 カジュアルの頂点のような小千谷縮と比べますと、能登上布は帯次第でうんと余所行きなニュアンスとなります。参考コーデのようなガルーダ更紗、あるいは芭蕉布、榀布の帯、さらにはアバカなどの半巾帯まで様々なコーデをお愉しみいただけます。 上品羅に代表される織感の美しい羅織や絽綴れの帯をお使いになられてもとても素敵ではないでしょうか。 上布と呼ばれる織物は夏の装いにおいて様々な印象/表情をつくり上げることに極めて適した着物地だと思います。
明石縮/長市松 黒橡 くろつるばみ
¥148,000(税込) ~
「蜻蛉の羽根」と呼称されます涼感の在る透け感にあります。 その独特の風合いは着物として仕立てられたときに、周囲の人の眼に涼やかな印象を与えるのはもちろんなのですが、その生地の質感は装う人にとってもひんやりとした感触を与えてくれます。 また、こちらの品の特徴はその色彩ではないでしょうか。 黒橡 くろつるばみ、いわゆる「やや、ほんのり紫みを帯びた濃い目の灰色」なのですが、南国の織物によく見かける赤褐色ではありません。 雪国の灰色はどこかひんやりした空気を感じます。 そのためにより涼感が感じられます。
石川県指定無形文化財/能登上布/蒸栗色
¥153,500(税込) ~
お単衣から盛夏の薄モノの一つの定番でもある小千谷縮、そして能登上布、カジュアルの頂点のような小千谷縮に比較しますと、帯次第でうんと余所行きなニュアンスとなります。参考コーデのような芭蕉布から、榀布の帯、あるいは麻の染め帯まで様々なコーデをお愉しみいただけます。 上品羅に代表される織感の美しい羅織や絽綴れの帯をお使いになられてもとても素敵ではないでしょうか。 上布と呼ばれる織物は夏の装いにおいて様々な印象/表情をつくり上げることに極めて適した着物地だと思います。 また、お色目も単純なベージュやクリームではなく“蒸栗色”というところがこの織物のみそなのです。
喜如嘉の芭蕉布/蝉/アササ平良敏子
¥635,000(税込) ~
こちらに掲載致しました品は国指定の重要無形文化財「芭蕉布」の保持者に認定された人間国宝、平良敏子さんの芭蕉布織物工房でつくられた「喜如嘉の芭蕉布」 そのなかでも「喜如嘉の芭蕉布」と言えば平良敏子さん考案の柄「蝉」。 眺めていると知らぬ間に息を詰めてみてしまうほど美しい逸品です。 芭蕉布特有の張りのあるしなやかさ、大地の恵みそのものの柔らかい色彩、手織りによるそれは上質を一目で想わせてくれます。 いつかは手に入れたい、そう憧れておられる方も多い夏の贅沢な逸品です。
友禅小紋/多ち花 美しいキモノ掲載品
¥310,000(税込)
友禅小紋/多ち花 美しいキモノ掲載品
西陣織袋帯/筋斗雲 紗綾形地
¥225,500(税込) ~
こちら、指先で触れずとも、それと分かるほどしっとりと上質がご覧頂けるかと思います。 目に映る質感だけで上質とわかります。 柔らかで、しっとりとした織り感…、 一瞥しただけでそれとわかる質感…、 意匠は縁起の良い筋斗雲が極めて美しく織られた一品です。 煌びやかや華やかと言った印象は一切ありません。 むしろそうした印象は一切排除してあるかのようです。 そしてそこに配された織が「殊の外上品で美しい」のです。 目に映る雲の文様ひとつひとつに品位が在るのです。 英知が尽くされた痕跡は積み重ねてきた経験からしかつくられることはない、そんな織物なのだと感じます。
刺繍九寸名古屋帯/わびすけ 工芸キモノ野口
¥264,000(税込) ~
花鳥風月… 着物や帯に留まらず、それは日本の装飾美術に於ける代表的な文様です。 近代七宝の名工と賞賛される並河靖之氏の描く蝶に実物を超える生命感を感じることがあるように、「生を写し気を描く」と云われた長澤櫨雪の花鳥からリアルな息使いを感じることもあるのです。 また、蝶や蜻蛉から感じられる季節感、名もない草花から四季を感じることもあります。 工芸キモノ野口はわびすけを写実的に姿をそのままに模写する友禅ではなく、刺繡によって表現しています。
手描き友禅九寸名古屋帯/山桜 京都小阪
¥288,000(税込) ~
春の空を背景に描かれた山桜、スケッチ、下絵/画稿、彩色、伏せ、引き染め、などすべてが相まって初めてこの美しさが可能となります。 作品性、ではややもすると江戸友禅と比較される京友禅ですが、本作品は作品性においても秀逸で春のやわらかな陽射しの中で静かに咲く(ソメイヨシノは咲き誇る、という表現が適いますが。)自生の山桜の表情を見事に描ききっています。
石下結城紬/無地織 今播部 小倉太々(だいだい)
¥226,000(税込) ~
こちらに掲載の紬は石下の結城、いわゆる本場結城ではありません。 つまり、いわゆる狭義で言うところの「組合が定めるところの本場結城紬」ではありません。 お江戸以外で制作された江戸小紋は江戸小紋にあらず、と同じ解釈です。(もちろんそうした線引きの全てを否定をするものではありません。) とは言え制作は本場結城紬の組合員が織る結城です。 地色として染められた糸の色目は白茶です。 ベージュやクリームとは異なります。 あえて例えれば砂色と亜麻色の間のような、なんとも絶妙な淡い色目です。 或いは象げ色に微かに亜麻色を混ぜたような色目です。 その美しいお色目、ご覧いただけてますでしょうか。
西陣織袋帯/松雲文 熨斗目 洛風林
¥550,000(税込) ~
能装束を図案の範として熨斗目段替の文様を写したものとなります。 ご覧いただけますように眺めていて古(いにしえ)を感じさせないのは往時の様をそのままに再現するのではなく、制作者の現代的な美意識、近代的な感性/センスが新たに籠められているからなのかも知れません。 熨斗目文様や能装束そのものはすでに完成された意匠/designでその部分だけを見ればとりわけ際立つ秀逸性は見られないのですが、やはり彩色然り、配し方然り、それらのすべてが実に巧みでそれが工藝作品としての美しさを醸し出しているのだと思います。
型絵染九寸名古屋帯/荒川眞理子・花園
¥388,000(税込) ~
本作品は紬地に型絵染で花々や木の実、蜻蛉などが描かれています。 かすれ滲みのある作品は私の好きなリトグラフを想わせます。 くすみ加減の桃色の地に描き染められた「花園」は荒川眞理子さんの代表作の一つ。 染織家の創造の背景に在る音や言葉、その匂いまでも想わせてくれます。 とりわけそこに存在する、或いはかつて存在したであろう音や言葉、背景などを想い浮かべることは実に楽しいものです。 荒川眞理子さんの型絵染九寸名古屋帯「花園」実に見応えがあります。 デッサンをする荒川眞理子、型彫りをする荒川眞理子、絹布に描き写す荒川眞理子、その時の心の鼓動、高鳴りまでもが聴こえてきそうな作品です。
型絵染/九寸名古屋帯 野菜 関美穂子作品
¥270,000(税込) ~
野菜が型絵染で描かれています。 この野菜達を目にした瞬間、私の心は掻き乱されました。 私の中に微かに在るのかもしれない審美的感覚と、製作者の審美的感覚とが交差したのです。 撮影をしながら作品をずっと眺めています。 食欲をそそるなんてところまではいきません(笑)が、なるほど、ですね。 蜂や蝶、バッタ達もこんなふうにおめかしされるとなにやら美味しそうな野菜に見えてくるから不思議なものです。 いわゆるだまし絵、トリックアートなんですね。 感性の研ぎ澄まされた染織作家にとって、現実に目に映る野菜と、心に刻み込まれた虫たちはもしかすると異なるも・・・
本場結城紬/経緯絣 寄木細工 地機/重要無形文化財指定織物
¥1,166,000(税込) ~
一見寄木細工のような意匠が織られています。 白花色 しらはないろ、月白 げっぱく、薄鼠 うすねず、などの色が使われています。 よくもここまで…、です。 正確に個所を測りながら絣を入れるだけでも相当な日数を要したのは想像に難くありません。 それを機に掛けこの精緻な紋様を織り上げてゆくのは気の遠くなるような仕事であったろう、と思わずアタマが下がります。 この結城紬の最高にして最大の魅力はこの精緻でありながら、でもどこか、人の手の揺らぎを感じさせるこの意匠ではないかと思います。
西陣織九寸名古屋帯/夾纈花文 洛風林
¥209,000(税込) ~
範とされたのは正倉院宝物(正倉院御物/ごもつ、ぎょぶつとも言われる。)にある「花葉文夾纈薄絹」 シルクロードの終着点とも称される正倉院、宝物には西方からの舶来の品々が多く、ペルシャ、ギリシャ、エジプトなどからの伝来品、そして唐代の影響を受け、伝来したとされる品々も多く保管されています。 このように何かを範とした織物と言うものはその本質のなにかしらを 解いているようでいて、範そのものではない。つまり、制作者は実在しないモノをイメージする力を持っているのです。 どこにも属さない作品性、創作(創造)の意味を理解する数少ない制作者。 古典的な意匠と現代的な意匠、洛風林というテイストで再構築された逸品です。
手織り絣紬織物/信州伊那紬 美しいキモノ掲載
¥345,000(税込) ~
秋霞の空のような灰色とマスカット色で織り上げられた手織り真綿紬織物-伊那紬。 信州に滞在すると感じる秋霞の空。 まさしくこのような色なんですね。 鈴なりの葡萄畑の向こうに広がる空…。 いかにも信州を想わます。 伊那紬に限るものではないが、手織の紬織物が見せるその表情はときに不均一なものです。 不均一な織の表情は見るひとによってはどこか曖昧なものとして目に映るのかもしれません。 そもそもひとの「手仕事」は機械による精密/均一を超えるものではなく、曖昧なもの。(曖昧さを擁護するものではありません。) 更に言えば手で紡がれた糸は均一な太さを保つ訳ではありません。でも、たとえ曖昧であったとしても、或いは均一ではなかったとしても、・・・
Policy&Concept

きもの水流は名古屋市にお店を構える着物専門店です。
弊店でご覧頂けます「着物」や「帯」は作者/制作者である染織作家、専門職人の創意や丁寧な仕事が籠められています。
そうした作品を所有する悦び、ご自身の装いとする愉しみを想って頂けるお品をご紹介させて頂いていると自負しております。
つまり…、極めてsimpleなconceptで品揃えをしております。
でも、着物の「専門店」を謳うわけですから、取り扱い作品の品質はもちろんのこと、そのセンスには少なからず自信を持っております。
お近くにお越しの際はどうぞお気軽にお立ち寄りください。
ご高覧、心よりお待ちしております。
着物や帯は高ければ良いという単純なものではありません。 お品を選ぶ基準はやはり、価格ではなく、品質です。 「上質」なものは当然高価になりますが、反対に高価なものすべてが「上質」であるかと言うと残念ながらそうではないのです。 その辺りの見極めを簡潔にご説明させて頂くのは難しいのでお目に掛れましたら、と、個別にお訊ね頂きました折に…とさせて頂きます。
また、お品選びの際、「私には分不相応ではないかしら」とお客様がおっしゃられることがございます。 その時はそのようにお感じになられても、お召しになってゆく内にいつの間にかその方の身に添ってしまうものなのです。 そうしたことも含め、着物専門店として長き年月をお客様と共に歩んできました経験をもとに、着物や帯の選び方、お品の見極め、お手入れの方法などきめ細かくアドバイスさせて頂きます。
どうぞ、末永くお付き合い頂けますようお願い申し上げます。
