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琉球染織はなぜかくもかように美しいのでしょうか?個人的な思いを述べれば、そこに生命の祈りのような美しさを感じるのです。ここで申し上げる生命の祈りのような美しさとは、ただ単に色彩/文様の美しさのことではありません。言わば染織に籠められた「想い」そのもの、それは染めであれ、織りであれ、着物や帯としての視点以前に布地に籠められたひとの想いが美しいのです。
南国の気候風土から生みだされる素材、近隣諸国との交易によって伝えられた文様、沖縄と言う南国の自然の中で育まれた特有の彩り…、そして琉球染織にとって欠くことの出来ない琉球民族の自我(アイデンティティー)、誇り…。沖縄の染織が最上の美しさを保つのはそうした歴史/風土/誇りが染織に強く宿るからなのだと思います。
もちろん、従属の歴史を持つ沖縄の染織を語る上で王朝時代の王府への献上品としての辛苦、薩摩併合による幕府への献上など、欠くことの出来ない史実としての側面もあるのですが、歴史/史実については専門ではないため、専門書に譲らせて頂き、こちらでは沖縄の美しくも尊い多様な染織についてご紹介させて頂きます。
そもそも、日本の行政に包含されるまで、琉球王国と言う一小王国であった沖縄は染織は、もとより、町並み、屋根瓦、言語、琉歌、音楽、舞踏、琉装等など、内地/本土とは様々な違いが在ります。(と言うより、ほとんどの全てにおいて異なる文化と言った方が適うのかも知れません)また、琉球諸島は九州の南端から台湾にいたる東シナ海に点々と弧を描くように連なる大小の島々からなり、高温多湿・亜熱帯の気候は植物の生育には適し、芭蕉や苧麻などはその風土に恵まれた代表的な物といえます。また、南国特有の明度の高い色彩はその陽光や繁茂する樹木がつくる陰に大きく影響を受けていると云われています。
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