こちらの「水流のコーデ」の頁では弊店のサイトに掲載しておりますお品達のコーディネートをご提案をしております。 (また時折、箸休み?に弊店の女将の装いもこちらご紹介させて戴くこともございます。) きもの水流が折に触れ素敵と感じたコーディネートをご紹介しておりますが、弊店のご提案がすべてではもちろんございません。 お客様ご自身がこれが素敵と感じられる組み合わせ… つまり、着る人が好きな組み合わせが一番だと考えます。
そんな訳で…あくまでもご参考までにどうぞ。。。
ここ最近の「水流のコーデ」は女将の装いばかりでした。 さすがにそろそろ飽き飽きしていらっしゃると思い、商品画像にしましたが、・・・トルソー役は女将です。 すみません。 弊店、少数精鋭主義の経営を貫いて(貫かざるを得ず)おりまして、人材は私と女将しか居ません。 それで止むを得ず・・・
さて、ちょっと気を取り直して頂きましたところでお話を続けさせて頂きます。 こちら、着物は小千谷紬の小田島格子、細かな網代格子が美しい着物地です。 いわゆる男前の着物、きりっとした雰囲気でお召し戴きたい着物です。 一見、素っ気ない色味に見えますが、ちょっと近寄って見ると、素っ気ない印象とはまったく異なるものであることがわかります。 黄色と藍色に染められた糸が網代に交差した趣の在るもので、なるほど、それがこの奥行き感の在る印象を作り出しているのです。
ちょっと中性的な印象を保つ着物地なんですが、こうした大人可愛い帯「型絵染/九寸名古屋帯 国画会/岡本紘子」 https://www.gofukuyasan.jp/SHOP/OTK-OMH-0112.html を適わせてみると、いわゆる”大人可愛い”印象となります。 例えば博多本筑の独鈷柄みたいな帯を締めてみるとどうでしょう。 いわゆる色気みたいなものを感じさせない硬質な印象になってしまうと思います。 無論それも好みで、それはそれで悪くないのかもしれません。 私は個人的にこうした組み合わせって本当に素敵だと思います。
たとえば秋ならば・・・帯揚げはこの灰銅色の着物と帯の黄色を繋ぎ合せる色、たとえば僅かに緑色を帯びた灰色錆青磁さびせいじの縮緬なんか、素敵ではないでしょうか。 帯〆はアンティークボルドー、深みの葡萄色なんて素敵だと思います。
冬の色、色濃くなれば・・・鶸茶ひわちゃや胡桃染くるみぞめのような、こっくりとした帯揚げをあしらい、蘇芳香すおうこうのような帯〆でやわらかにキュっと締めてみる、、。 それも素敵ではないでしょうか。 何か少しでもご参考になるところがございましたら・・・。
着物の楽しみは色を重ねたり、ひいてみたり…。お愉しみ頂ければ。。。
でも、、。申し上げましたのはもちろんすべてが一例です。 帯適わせや小物適わせははそれこそ幾通りもございます。 そして、あくまでも着る人のお好みが最優先されることは言うまでもありません。。。
店主敬白 『画像の小千谷紬は販売終了致しており、在庫がございません。ご関心を持たれましたお客様には予めお詫びを申し上げます。』 。
きもの水流 店主
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