きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々… 2016年 9月11日(日)



端近く

指藍に染め

浴衣縫ふ


芝尚子

あを


コラム


杢目絞りはこの生地でやってくれる?」

手蜘蛛の絞りの皺付はこっちが好みだから頼むね」

絞りの目数は一段目は五つ、二段目は六つで」

こっちは飛びでお願いします」

藍は深いめで入れといてね」

キワにアクが入らんように気をつけて」

ひしゃき絞りもよろしくね」

etc…」

等々、ここには書ききれない細かい注意と好みを言いながら発注する。

(わかってるから…、と顔に書いてある。)


先日、有松絞(産地は弊店から車で15分のところに在る)の染め元に行き、

来夏用の絞りを発注してきた。 えっ!もう!?、と思うでしょ。

だけど「工藝染織絞り」はこれくらいからオーダーしても間に合わないこともある。

(すべて国内で職人が手仕事でつくる純粋な有松絞のお話です。)


気の遠くなるような時間を掛けて絞りを終え、やっとの思いで藍染に漕ぎつけ、染め上げても…、 

すべてが作品となるとは限らない。 

滲みが過ぎたり、滲まなかったり、アクが出てしまったり、と失敗?もある。 

絞りは解いて見るまでわからないのです。

思い通りにはいかない、、。 何十年のベテランでも。。。


写真は弊店の品を絞ってもらってる

早過ぎてうまく映らない…。 

しかもガラケー…。(笑)


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