水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々… 2018年 9月1日(土)
お待たせ致しました。
お仕立てが上がり和裁士から届きました。
検品を済ませましたら梱包してお届け(発送)です。
指定した帯芯の質感を再度確認
末永くご愛用ください
◆ご縁を賜りましてありがとうございました◆
上原美智子さんが織り上げる「あけずば」ご縁を頂き、納品となりました。 反物で見ていても、こうして帯となったいまも惚れ惚れするほど美しいです。
こうした張り感のある帯は「帯芯」のチョイスにとても神経を使います。 薄手の帯の仕立てでよく見掛けるのが、子どもの頃使った下敷きのような帯芯が入れられてしまった帯。 締めた時、お太鼓がべコべコして気持ち悪いですよね。
きもの水流では様々な質感を持つ帯にそれぞれ最適に添うよう、大きく分けて袋帯用、名古屋帯用、その中で例えば名古屋帯でしたら、塩瀬などのやわらかいけれど張りもある帯地(※張りの無いものもあります)、縮緬のようにやわらかで腰がない帯地、紬のしっかりした織物、真綿紬のもっちりとした織物、麻地や木綿などなど、一点一点質感の異なる帯地に対し、数十種類の帯芯を用意し、これまでにお仕立てをした一万点にも及ぶ経験値から最も適した帯芯を選んでいます。
西陣織の袋帯などはあまり気を使わなくてよいことが多いのですが、弊店で取り扱うことの多い国画会の作家の染め帯は細やかな注意が必要となります。 なので逆に言えばきもの水流の腕の見せ所とも言える訳です。(※仕立てるのは和裁士です。(笑))
弊店には他店でご購入され、仕立てが気に入らない、帯芯が硬すぎる(またはその反対に帯芯に芯が無くお太鼓の山がきれいに出来ない)などなど、さまざまなご相談が寄せられ、折々に持ち込まれます。 その度にご意向を訊き、お直しをさせて頂きます。
もし、お手持ちの帯でなにかお困りのことがございましたら何なりとお申し付けください。 他店でお求めになられたお品でも大丈夫ですよ。
お求め頂きましたお客様、お楽しみに♡