きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

叙事百選集

叙事百選集/品川恭子の仕事 2018年09/19(水)



絵巻とく

さまにほぐるる

牡丹かな


中桐葉子

春燈


百選集/誉田屋の仕事2016年01/20(水)


叙事百選集/品川恭子の仕事 2018年9/19(水)

品川恭子/花紋うつし
九寸名古屋帯


品川恭子さんの代表的な作品の一つです。 一つ、というよりむしろ品川恭子そのもの、と言った方がより適うのかも知れません。

牡丹の花葉を意匠化し花紋とされたのでしょうか、 花紋のモチーフはなにもめずらしいものではなく、こうした染めの 帯や着物によく用いられるのですが、ひとたび品川恭子さんの手によって 意匠化されたそれはよく見掛ける花紋とは全く別のものとなるのです。  何故なんでしょうね。  その理由ははっきりとは判りません。 でも確実にそう感じるんですね。  銘など見なくても、落款を確認するまでもなく品川恭子さんの作品だと わかる何かがあるのです。

雅なようでもあるけれど、御所の香があるわけではない、とりわけて明度の 高い色使いではないけれど特有の華やかなものを伝えても来るのです。 友禅の中でもとりわけ美しい手仕事が掛けられた友禅、と言ってしまえば確かにそれはそれで間違いないのですが、それだけではない魅力を湛えた友禅、知る、知らないに関係なく、伝統的に日本人が感じる美しさ、感覚的に私たちが美しいと感じている何かがふと過る、そんな美しさを含んでいるのかも知れません。

あなたにはあなたの色がある、私の色に染まる必要はない、染色の道に入る時 言われた言葉で心に刻まれているそうです 私にはこの色、この意匠が品川恭子の色で あるのかどうか、私の感性で推し量るしか術はないのだけれど、いろいろな 意匠が在る中で、つい花紋うつしばかりを目で追ってしまう、それはきっと私の中の 品川恭子さんそのものなのだからかもしれません。

品川恭子の花紋うつし、特別な何か強い装飾がある訳ではありません。 でも、美意識の高い方の目には、この紋様の美の装飾がはっきりと見えるのでしょう。 そしてその形容し難い「美」が見る者の心に響くのかも知れません。




【商品情報】

商品番号
KDFU-SOME-36368
商品名
友禅染め九寸名古屋帯/花紋うつし 品川恭子
品質
絹100%
価格
※【※SOLDOUT】です。ありがとうございました。。
巾/ 長さ
※八寸~八寸一分程(約31cm)/ 九尺八寸程※お仕立て上がりの際のサイズ。多少の誤差はご容赦くださいませ。※こちらのお品は現品事前確認をお受けしておりません。

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