きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

美しい目福

美しい目福271

 

こちらの「美しい目福」ではこれまでに弊店でお誂え戴きました着物/帯を中心に実際のお客様のお召姿を承諾を戴き掲載致しております。
ついこの間までサイト上で眺めていた着物や帯が実際に着物となり帯となり、装われた際の感じがご覧戴けます。
本来、眼福(がんぷく)と読み、あ~眼福、眼福~(あ~がんぷく、がんぷく~)と続けて使うのですが、表題は目福と題しております。
※以前設けておりましたコメント欄ですが、頂きましたコメントに気づかないことも多く、そのためお返事がなかなか出来なかったり、ということもあり、現在は設けておりません。 掲載のお着物や帯についてお尋ね頂きます際は該当ページ下段にあります「メールでのお問い合わせはこちら」よりお願い致します。



証券マン

薔薇に刺されし

指をなめ


浜麻衣子

六花


美しい目福21


美しい目福21


今日のきもの美人2020・07月04日(土)



今日のきもの美人・・・ 隣県M様

ハッ、としました。
淡い灰桜色の塩澤に合わせて締めた白薔薇の帯の美しさに…。 
地色の印象は深い緑、薔薇に埋もれたお屋敷があったなら、こんな緑ではないでしょうか。 
眺めていると油絵のようにも見えますね。 とは言え、ルノアールでもなく、ゴッホでもなく、やはり山本由季の油絵(の印象)なのです。 

薔薇の帯の制作者は手描き友禅作家(型絵染もされますし、絞りの手もとても美しい作家さんですが)の山本由季さん。 上質な絽に手描きで薔薇を描き上げた作品です。  
手描きの染色作家さんは数多おられますが、こと、薔薇を描かせたら山本由季さんの右に出る方も少ない、そう思います。
美しいコーデですね。 とてもエレガントな雰囲気で魅力的です。 帯〆の美しさも見事でした。
お召しになられましたお客様、とても美しい方なのですが、お顔NGですので私だけ(笑)しばしうっとり拝見、眼福ってまさにこんなことですね。 


呉服商を営んでいて至福のひと時は
こうして思い思いに装って頂き
目福を頂いたまさにこんな時
店頭に飾られた作品が実際に「きもの/帯」として装われ
美しさを増して目にする機会を頂いたときなのです。


まさに美しい目福です。


本日はありがとうございました。

 


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