蛍見の
夢の中にも
川の音
田中佐知子
風土
【明石上布/型染小紋】 紗紬地
―小花模様―
着用時季・単衣~盛夏
普段のお洒落の選択肢の中のひとつに「キモノ」を持つ方にとっての着物を選ぶ意味、それは洋服では表現し得ないキモノならではの「装いの愉しみ」があるから。 つまり、着物でなければ表せない何か…、 着物特有の色彩であったり、あるひとは季節感であったり、帯適わせの妙であったり、帯〆や帯揚げのコーディネートによって浮かぶ色彩諧調の面白さであったり… 、それはひとりひとりそれぞれだが、着物でなければ愉しむことの出来ない「感覚」が確実に存在するのです。 古典的、Modernを問わず、上質な着物を「何気もなく」「自然に」「さらり」と着こなすことは、ある種日本女性の憧れであり、悦びではないでしょうか。
型染の小紋着尺です。 小花模様を型染にて表現しています。 生成りの地に黄緑みを帯びた黄色の花が一面に染められています。 ご覧頂けますように彩色の美しさが意匠/designの美しさをひときわ美しく見せています。 染色職人の刷毛捌き、丁寧が尽くされた仕事ぶりが見てとれます。 こうした型染の小紋は構図と彩色、この二つのバランスが完璧でない場合、ひと目でどこかがおかしく感じます。 こちら、「構図、染色」ともにきわめて高いレベルの仕事が掛けられています。 型染め小紋の染色としてほぼ完璧な染め上がり。 そのため、たとえ上質な帯と合わせて頂いても帯の質感に気負されることはなく、とても上質な美しさを表現出来ると思います。
使われた生地も特別です。 小量しか生産されない紗紬の明石上布/絹を使用しています。 こうした染めの着物は染めの名古屋帯を使えばCasualな場においてより一層お洒落感を想わせてくれますし、織の帯は気の利いた余所行き感を想わせてくれます。 こうした小紋は普段を意識するのではなく、少し余所行き感を保っての着こなしが素敵であるように思います。 美しい色調をそのまま表現することで涼し気な美しさが印象に残る一枚かと思います。 また、こうした染物は羽織やコートにされてもとても美しい羽織物となります。
※お愉しみいただける季節は…、と言えば7月~8月と言うことになろうかと思いますが、最近ではもう少し早め、6月中旬~9月の掛かりまで。 梅雨季~お愉しみいただいているようです。 参考に洛風林の八寸名古屋帯/倭紗織とコーディネートしてみました。
商品番号 |
KTZ-NSH-067 |
商品名 |
明石上布型染小紋 |
品質 |
絹100% |
価格 |
¥211,000 (表地のみ仕立て無し/税込) ¥253,500 (単衣仕立て上げ居敷当付き/税込) ※一級和裁士による手縫い。 ※お仕立てに要する日数はご注文確定後 約2週間~20日頂いております。 |
巾/ 長さ |
1尺弱(※37.5cm程)・長さ/3丈3尺程(※12m50程) |
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