今日のきもの美人・・・　今日はいつもとは少し趣を異にし、お客様ご自身が写真館で撮影をされた一枚を頂きました。　京都市内にお住まいのN様、現在お仕事は退かれ、日頃は趣味の歌舞伎鑑賞、浄瑠璃観賞、など「和」のものから、ローリングストーンズなどの洋楽まで幅広い趣味を愉しまれておられます。　本日お召しになられているお着物は連筆蝋纈で描かれた手描きの角通しという凝りに凝ったお着物…　HPでご覧頂いている時から、気になってらしたお品だとの事。　ご来店の際も一目でお気に召して頂きました。　帯は漆を用いた研ぎ出し箔で織り上げられた逸品です。　正絹箔の見事な艶やかさ…　なんとも美しい帯だと思います。　そしてそして、、、帯〆は綴れ織りの人間国宝の細見華岳氏が織り上げた綴れ織りの帯〆です。　もうここまで美しく装って頂きますと感無量…　まさにそんな想いでいっぱいです。　　

Ｎ様、この度は本当にありがとうございました。　

京都は近いとは言え、以来なかなかお目に掛かれずおりますが、またゆっくりと遊びにいらしてください。　しかし…何度拝見しても本当に素敵です。　

呉服商を営んでいて至福のひと時はこうして思い思いに装って頂き、目福を頂いたまさにこんな時、店頭に飾られた作品が実際に「きもの/帯」として装われ、美しさを増して目にする機会を頂いたときなのです。

まさに美しい目福です。

Ｎ様、本日はありがとうございました。