この度の東日本大震災により、不幸にも亡くなられた方々に心より深い哀悼の念を捧げます。　また、被災された皆さま、そのご家族さまに心よりお見舞いの気持ちを申し上げますとともに、今も余震が収まっていないなか、被災地において日夜を問わず、懸命な救護、復旧活動にお力を尽くされている方々に深い敬意と感謝の念を表します。　未だ被災地におかれましては事態が混乱しており日々、本当に不安な時間を過ごされていることと思います。　一日も早い安心と平穏な暮らしが戻りますことを切に切に願っております。

震災以降、繰り返し流される被災地の映像が私のアタマから離れることはありませんでした。　私に限らず皆そうだと思います。　余りの出来ごとにただただ呆然とし、結論の出ないままそのことばかりアタマで考えていました。　でも、気持ちは一向に落ち着きません。　何をしても手に付かず、失敗するばかり。　少し時間をとって考えてみました。　弊店に出来ることが、何かあるのだろうか、何が出来るのだろう、と。

私ども-きもの水流-に出来る事、それは悲しみを共にしたり、お悔やみを申し上げたり、一刻も早い復旧を願う事ばかりではなく、復興に向け、具体的、実行的に行動する。　それがたとえ微力であろうとも出来ることから支援の力を広げる事ではないか、という結論に至りました。　弊店にできることはとても小さなことかもしれません。でも、たくさんの小さな力が集まれば、大きな力になります。

そこで、弊店におきましては、被災された皆さまに対する支援のひとつとして、先ずは４月１日（※３月３１日の一部を含む）から４月３０日までの一カ月間、お客様にお買い上げいただきましたお品代金の5％を日本赤十字社を通じて被災地に寄付する事といたしました。（※お仕立て等の加工代金、付属品は除かせて頂きます。）　また、義援金のお振り込み事実を明確にするため、ご購入頂きましたその都度、そのお客様のお名前で寄付（振り込み）し、弊店よりメールもしくは振込票の郵送にてお客様にご報告いたします。

上述いたしましたように寄付（振り込み）はその都度速やかに行うと決めています。　ですので、郵便局への往復や振り込みの手続きなど、事務処理にある程度の時間（手間暇）を必要とします。　そのため弊店の営業にも少なからず負担も予想されます。　ですので、寄付金対象は、商品を問わず、一回のお買い上げ金額が、10万円以上のご購入に対してのみ適用とさせていただきます。　なにとぞご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。　また、その他で皆様からお預かりいたしました義援金は、名古屋から現地に駆け付け「被災地の動物たち」の救命/保護にお力を尽くされている地域猫応援団　Cat paw clubhttp://catapaw.blog17.fc2.com/の一助になればとの思いから、その支援金として使わせていただきます。　

さて、５％という数字がもたらす金額につきまして、、。　その金額はひとによってはわずかと思われるかもしれません。　けれども弊店のような家族経営の小規模家業店にとってそれは決して小さな数字（金額）ではありません。　加えて和装業界における積年の構造的不況は、均しく、弊店にも厳しい負担となってのしかかっております。　でも今は、こうして義援金を募ることも含め、更にいま一歩踏み込んで、売上の一部を削っても、支援すべき時だと思っています。　お客様に着物や帯をお求めいただいたその一部が義援金というかたちとなって被災者支援の力となります。　一方では産地や生産者が、新しい商品や作品をつくる心の支えとなります。　弊店が仕入れることの出来る量など限られたものでしかありません。　もともと、大量仕入れ/大量販売のお店ではないのですから。　
でも、このような時だからこそ、可能な限り仕入れをし、或いは誂えをお願いして、それがたとえ微力であったとしても産地/生産者を応援したいと考えております。　被災された皆様に一日も早く安心が戻ること、笑顔が戻ることを、心より願って止みません。

『支援実施について』

※日本赤十字社への振り込みはお客様からのご入金を頂きました後、速やかにお手続きいたします。

※クレジットカード決済の場合は、取り扱いカード会社から弊店に入金の後、速やかにお手続きいたします。（通常は約１６日～３１日後）

※振り込みは受付者の欄にお客様のお名前ときもの水流を併記し、住所他は弊店の所在地を記しますが、それによって弊店が税金の控除を受けることはありません。

※「寄付金控除等」の理由により、全てお客様名での振込をご希望の方はお申し付けください。お申し出を頂きました住所/氏名にてお振り込みをさせて頂きます。

　
ご案内は以上となります。
長行にお付き合い頂きまして有難うございました。

きもの水流一同