きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々… 2011年 06月12日(日)

季・とき折々…

□自戒を込めて。


私の胸の奥にもやのように堆積していた想い、私の脳力では言葉としてついに整理出来なかった想いが、誰の心にもスッと入る理路整然とした文章となって以下に述べられています。読むきっかけを頂いたのは弊店のHPにリンクのある、ひよささんのブログ「キモノは別腹」。2011年6月11日にアップロードされた「今、読むべきものとして」の頁で紹介されている村上春樹氏のカタルーニャ国際賞スピーチの原稿です。ひよささんがブログに書いておられる文面通りの内容です。


村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上)
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(下)


是非読んでみてください。”いま”私たちひとり一人が考えなければいけない事をどこにも擦り寄ることなく、一定の温度を保ち整然と語っています。村上春樹氏の作品の大半を読んだ事のない私ですが、上述のスピーチは私自身一語一句共感出来るものとしてこのコラムにおいて紹介させて頂きました。ひよささんが書かれておられるようにネット上の新聞記事は数カ月で消えてしまうそうです。お早めに。。。


さて、私には似合わないちゃんとした話題はこれくらいにして、、。 思えば永い間、女帝公認の元、お二人の性別不明の方とお付き合いをして参りましたが、5月7日を最後に、とうとうお別れすることとなりました。とは言え、意志の薄弱さにおいて人後に落ちない私です。と言おうか私より意志の弱い人を見た記憶がありません。泣きが入り復縁を迫る可能性は十二分に残っています。ニコチンさんとタールさん、御二方は私の事をどう思っているのか知りませんが、こちらは未練たらたらです。

そこで…その代わり?とはなりませぬが最近赤ワインを嗜むようになりました。肴はらっきょうです。甘さを抑えた辛口らっきょうが好みで一粒ポリポリ、葡萄酒をちびり、なんて具合にやっています。(※人に話したら、その取り合わせは気持ち悪い…と言われました。)とは言え生まれついての下戸ゆえ毎日の晩餐時にグラス一杯程度の事です。アルコールの弱さにおいても人後に落ちない私、飲むたびに動悸、息切れ、吐き気、偏頭痛、睡魔、特定対人恐怖症に襲われます。尚更酒でも飲まなければ家庭において正気を保つことは出来ません。ですので毎日飲んでます。いまさらステインなんかを気にしてても仕方ないのです。ただ、息切れ/睡魔はお酒とは関係ないのかもしれません。起きている間の殆どの時間を睡魔と闘いに費やしながら、睡魔との闘いの中で勇敢にも女帝とも闘っている訳で、動悸、息切れが救心二~三粒程度で収まる筈もないのは道理なのです。


いつものように突然お話は変わります。6月の初旬、いつものように京都に仕入れに出掛けました。ただ、いつもと違っていたのは大抵日帰りで帰って来る仕入れ行脚ですが、今回は待望の一泊です。とは言え上述の通り酒も飲めない私ですから、祇園や先斗町で一夜限りのアバンチュールを期待出来る訳ではありません。(残念ながら)酔った勢いで…とか、つまりは酒酔の過ちなんてことにはこれっぽっちも縁がないのです。(泣けるほど残念…)おかげで?名古屋に居る時よりも早く9時過ぎには寝てしまった私。翌朝5時過ぎに目覚めます。京都の街中のビジホです。近所の公園でラジヲ体操をやっていることもなく、広場で太極拳もやっていません。しばらく部屋で仮眠をとりながら昨夜の内に非常食にと買っておいたピークリのパンを食べ、その後一階のロビーに降り、何のためか念のため早めの朝食を食べます。それでも時間は余ります。車で何百回、いやそれ以上?走り慣れた三条通りを今日は歩いて目的地の会場へ。散策がてらイノダ珈琲にて改めて三度目の朝食を頂きます。過ぎたるは及ばざるより優れりです。イノダ珈琲は昔ながらの珈琲店です。パンのメニューも3種類しかありません。余計なものは何もありません。でも必要なものはすべて在るのです。神経も隅々にまで行き届いています。とても気持ちの良い朝の時間が過ぎて行きます。すぐ近くの本店とは違い、観光客も少なく近所の常連さんが思い思いに時間を過ごしています。昔ながらの大人の珈琲店の香りがぽわん、いたく感心。弊店もこんなお店にならなければと改心。

おしまい。。。 


【掲載画像は…】イノダ珈琲三条店、土星の環のような円カウンターからみた景色。怪しい人ではありません。このひとが美味しーーーい!珈琲を淹れてくれるのです。ひとは見掛けではありません。?


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