きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々… 2012年 01月08日(日)

季・とき折々…

□一年は早いです。


あぁ…… ついにお正月休みも終わってしまいました…。お休みなんて過ぎてみれば真に呆気ないものです。そう言えばお正月の行事は毎年判で押したように同じことをしています。今年(年末)はひょんな事から大掃除という荒行苦行を免れたけれど、それ以外はほぼ同じ。大晦日、買いこんだ好物でたっぷりとお腹を満たした後、家内(女帝)は昭和の人なので紅白歌合戦、紅白にはあまり興味のない私は裏番組を見ながらぐだぐだ過ごします。生徒さんから戴いた年越しそばはお腹がいっぱいで食べられず、いつもより遅いお風呂に入り、猫と布団に入り寝る。


元日の朝、いつもよりゆっくりめに起き、珈琲を淹れ、去年止めた煙草に未だ未練を感じつつ新聞で干支の運勢を見る。元日はどの干支もあまり落胆しないような気遣いが見え隠れします。活字中毒を満たし、朝風呂につかり、身支度を整え店に行く。メールの確認のみ済ませる。そこへ計ったように実家の母から催促の電話が入る。いったいおまえは何時に家に来るのかと。あれほど“行くのは昼過ぎになる、こちらを出るときに電話をするから”と何度も何度もクチが酸っぱくなるほど年末から言ってるのにもかかわらず、である。新年早々恒例の親子喧嘩が勃発です。


その一部始終

母「まんだ名古屋を出発してないのか↑!」と元日の朝から険しい口調。
私「お昼過ぎる、って一昨日あれほど言っただろ↓…」と優しく答える。
母「ほんなこたぁわしゃ知らんが↑!」と益々機嫌が悪くなる。
私「知らんて、、こないだもその前もあれほど言っただろ、もう忘れたん↓?」とまだ優しさを装います。
母「ほんなもん、もう昼ご飯のまわし(※支度)しちゃっとるよ↑!」ときた。
私「あのさー、だから、こちらを出るときに電話するから~って何べんも言ったじゃんか↑!」とじゃっかん
イラっとしながらもまだ冷静。
母「ふーん、ほんなこと知らんわ、まあいいわ↑!ガチャン」と一方的に電話を切りよった。 ぎゃ、逆ギレ…!?
仏の私もついにキレル。すかさず電話をかけ直し、「あんたさぁ、一方的に自分の言いたいことだけまくしたてて終いには、まあいいわガチャン、ていったいどういう了見!正月早々気分が悪いわ↑!」と正月早々母親に説教。ついでに「人としての常識的な電話の掛け方/切り方」まで付け加えて文句をたれる。


ほんっとに、親の顔が見てみたいわ!と思うけど何度も見てます。今は亡き祖父母は優しい人だったことは子供心に感じ入りよく覚えてる。薬専の講師であった祖父は人格者で誰にも分け隔てなく優しい人でした。祖母も真に優しい人でした。なのにその娘(私の母)ときたら…。母は父(祖父)の血をひいて確かに学業は随分優秀であったと聞くけれど、どうしてこんなにも聞き分けのない性分なのか。祖父にも祖母にも似ていない。強いて言えば私に似てる…、考えさせられます。 まあいいわ…。



「あんたも毎回毎回たいがいにしとかなあかんわ、さらっと受け流しなさい」と家内に即座に窘められ、憤慨するも暫くして気を取り直し出発。実家にて元日の挨拶を済ませ、毎年決まって少しばかりのお年賀を母に手渡す。年老いた母の顔を見てもう少し辛抱強く優しく接しなければと電話での無礼を内心詫びる。暴言を吐く度にそう思う。今度こそ優しく…と思いながら、懲りない男です。


怒ったことなどすっかり忘れ用意してくれていたすき焼き、お節料理をがっつり食べた。にも拘らず年末年始、タガの外れた私はそのまま夕方まで炬燵から動かず、おかきを食べ、三ツ矢サイダーを飲み、デザートの甘味を食べ、三ツ矢サイダーを飲み、蜜柑を食べ、三ツ矢サイダーを飲んでいてるから一向にお腹も空かない。それでも晩御飯の時間はやって来ます。すき焼きの肉の残りを今度は焼いて御飯とかっこむ。美味い!鰤の照り焼きもある。美味い!漬物が塩辛く美味い!ご飯も肥満もすすむすすむ、どこまでも。昨今TVを見なくなった私は早めに風呂に入り、餅を四つ焼いて食べて(どんだけ食べるんだ)三ツ矢サイダーを飲み、本を読みながら十時前には早や就寝。



翌2日、家内の実家にお年始に寄る。亡き義父の御仏壇に御線香を上げ手を合わせ、なにやらごにょごにょ唱える。階下の音を聞きつけて二階から降りてきた甥っ子達にお年玉を渡す。貰うやいなや瞬時に踵を返し居なくなります。イリュウジョンかっちゅうねん…。小さい頃は可愛かったものだけど最近は… ま、甥っ子と言え上はすでに大学生、学習塾の講師なんて生意気な事をしています。顔はもうすでにおっさん。小さい頃は私の足元ににまとわりついて離れなかったけど、今は身長も随分と伸び私を上から見下ろしている。下はまだ中学3年、それなりに可愛い。けれど私より大きい、というか太い…。身体つきだけを見ればまるで私の息子です。そうこうしている内にお昼ご飯の用意が出来ご馳走になる。鮭を巻いた昆布巻き、カズノコ、漬け物盛り合わせ、エビフライ‥などさんざん戴く。どんどん詰め込む。もうこれ以上腹の皮も伸びない。帰りに好物の寒天を頂き持ち帰る。これがまた殊の外美味いのです。



3日、近所の植田神社に初詣。ずっと以前は初詣は豊川稲荷と決めていたけれど、最近では随分横着を極めこみいつのまにか近くの植田神社で済ますようになりました。とは言えそこはそこで小ぶりながらなかなか味わい深い神社。第一、神社の駐車場に車が止められます。豊川稲荷ではまずこうはいきません。東西南北大渋滞で動かない。ところが植田神社は三が日というのに駐車場に車は10台も止まっていない。当然渋滞もありません。家から3分もかからない。去年の御札(おふだ)をお返しして参道を歩く。15歩で眼前の本堂に着く。賽銭を投げ入れ昨年の無事の御礼(おんれい)を心で唱える。隣で並んで参拝をしている女帝は何を祈っているのだろうか。私は自分の幸せをあれもこれもそれも願いました。たくさんお願いし過ぎてどれ一つ覚えていない。



4日、本当は今日まで正月休みなのだけれど、貧乏性ゆえに家でじっとしておれず店に顔を出す。お客様からのメールの確認と返信を済ませます。昨年も一昨年もその前も同じ事をしているな…とかなんとか思いながら書いている今日はもう七日、七草粥は食べていない。しかし早いなぁ…。そうこうしていると一月なんて瞬きをする間に過ぎゆき、すぐに二月がやって来る。(来る訳ではないだろうが、なる)二月は日にちが少ないからあっという間に過ぎてゆく。そうこうしていると三月になり桜の話題が上りお花見が来てやれGWだ梅雨だとかなんとか言っているうちに七月も過ぎ八月真夏が来てお盆が来る。あんたんとこはお盆はいつからお休み?なんて尋ね合っているうちにすぐに9月になる。ぽかんとしているうちに10月になり、半開きのクチとアタマのまんま11月が来てもうクリスマスだね、とかぼんやりとつぶやいているうちすぐに年末がやってくる… 一年ってこんなに早かった?けか。なんだか坂道を転げるよう…。

本年もどうかよろしくお願いいたします。


【掲載画像について】

なんともやわらかな色合いで染められた友禅襦袢です。時にはこんな長襦袢も着物の装いを一段と楽しいものにしてくれます。シックな長襦袢もそれはそれで素敵ですが、オトナ可愛い襦袢もいいと思います。

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私のクチグルマは無料です。

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