水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々… 2012年 02月01日(水)
何度見てもいいものはいい…。
「再登場戴きました」
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ここまでくるともはや政治と呼ぶことすら恥ずかしい、三流芸能以下の空虚な茶番に成り下がった日本の政治ごっこ。まさに日本茶茶茶!へそが茶を沸かすとはこのことか。就中政治を語るのを好まない私でさえもついつい辛口がクチをつく。与野党問わず、政治家風のひと達に微かにも「恥」を感知する能力が残されているのなら、自分たちの職業を政治と呼ばれるのも大いに恥ずかしかろう。いや、そんな恥を知る触角が生えていればこうまで厚顔無恥とはなるまいか。
それにしても私が隣国の指導者ならば田中真紀子さんの連れ添いの防衛相就任はなんと御しやすいと手を叩いて喜ぶと思う。だけど偶さか不幸にも連れ添いと同じ国民でいる以上、今回の就任を喜ぶ気になど到底なれない、いや、それどころかおよそ想像も及ばない舌禍に思いを馳せれば不安ばかりが胸中渦を巻く。どぜう首相は防衛と言う国家の根幹に関わる要職をなぜに一か八かにも値しない彼に任せたのか、もとよりなぜ貴男が首相なのか、私のゆで卵のようなシワひとつない脳ではどう考えても解せない。玉虫色の羽矢が刺さった当の本人など尚更解からないだろう。野田さん、貴男もしか本当に人の皮をかぶった只のどじょう?
その昔、社会評論家?(私は評論家と呼ばれるジャンルの人たちの言葉から現場の真実を知らされたことはただの一度もないが)の大宅壮一氏が吐き漏らした有名な言葉が「一億総白痴化」。それは“テレビというメディアは非常に低俗な物であり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう”という意味で言われた言葉だけれど、何年か前に民主党の菅さんが、テレビ討論(騒々しいだけの空騒ぎ?)で大宅壮一氏の言葉を引用した。
選挙の責任に話が及ぶや菅さん曰く「国民が白痴化したからこそ自民党が郵政選挙で勝ったんじゃないですか!。」と自論(論と言えるほど内容のあるものではないが)をのたもうた。するとこの発言に司会の田原総一郎さん噛みついた、「それならばこないだの参議院選挙、民主党が勝ったのはあれは国民が馬鹿だから民主党が勝利したのか?こういう馬鹿な輩がいるから民主党はダメなんだ!」と菅さんに反撃を食らわした。その子供の口喧嘩にも劣る一部始終を後に田原氏、菅直人を論破した、などと評したジャーナリストもどきもいたが、もとより議論にも届かないところに論破などあろう筈もない。なにをかいわんやである。
つまり、田原さんは返す刀でなにやら訳の分からない事を言っていたが、氏の話にも当然ながら説得力などなく、その後の展開はもはやメクソハナクソなんとやらに等しい愚にもつかない低俗なものに終始した。真の意味で真剣勝負のグランドに降り立ったこともない外野と、責任感など端から欠片も持ち合わせない外野の、言わば無責任の寄り集まりによる無責任な言葉の野次り合い、時間の無駄以外何の意味も持たない。まさに大宅壮一氏の言う通りのTVではある。
そんな手合いが言うに事欠き私のことならその通りだけれど、すべて国民を総白痴など失礼千万!それこそ国会議事堂の中の面々、ブラウン管(古い?)の中の面々の発言こそまさに笑止千万!この人達こそ総白痴である。前にも書いたけれど政治は国民を映す鏡だとか。選んだのは誰有ろう一人一人の国民だと言われるけれど…、だけど、お言葉を返すようでなんなんですが、こんなかから選びなさいと、不燃、可燃、粗大、大ゴミの選択肢から無理無理選んだんだから…。嗚呼、ヘキサゴンよりも難しい。
さてさて、笑い話にもならない馬鹿馬鹿しいお話はこれくらいにして気を確かにとり直し、時節に適う着物のお話を少し。
未婚女性の第一礼装である「振袖」について…。なんて、あまりにも漠然亡羊としたお話ですが、成人式が過ぎると決まってご相談を頂くのでちょっと今回のお題とさせて頂きました。
さてそこで、、振袖を購入するにあたり、一体どこでどのように選べば間違いないのか?、簡単に言ってしまえば“きもの水流に行って店主のクチグルマに乗る”が最も模範的な購入の仕方になります。それ以外で適当な知恵を絞って申し上げれば…。
(※呉服専門店の意見の集約、最大公約数の意見をお話しする訳ではございません。)
ちょっと古いお話になりますが、私が呉服業界に身を置くようになりました昭和50年代初め、当時、振袖の価格は”一式ざっと百万円”というのが割と当たり前の相場とされていました。貸衣装なんて恥ずかしくて、、なんていう時代でもありました。ですからお嬢様のいるご家庭のお母様方はお嬢様がお年頃になるとこつこつ振袖一式の百万円を貯め始めていたものでした。当地の名古屋で言えば良家と云われるお宅のお嬢様はたいてい松坂屋百貨店でお求めになられることが多かったように思います。まだ栄の三越がオリエンタル中村なんていう時代のお話です。当時、名古屋では圧倒的に信用の厚かった松坂屋さん、たとう紙(文庫)に松坂屋なんて文字がありますとお母様方はそれだけで誇らしげな気分になれたものでした。取扱うお品も素晴らしければ、当然ながら価格も品質層倍のものでした。
時は移り現代、振袖と言えばレンタル、とお考えになられる合理的なお母様方も多くなりました。それに付いては人の価値観はそれぞれ、個人的に余計な事を申し上げるつもりはございません。ただ、私などは古い人間のせいなのか、呉服屋の欲目下心のせいなのか判りませんが、大人の女性に成る、お嬢様の節目を寿ぐ祝典の大切な衣裳は、出来ることなら貸衣装ではなく、親御さまよりの贈り物として寿ぎの心を篭めて御振袖を誂えて戴きたいもの、と内心では思っています。
さてさて、昨今貸衣装によく見られるコスプレ的な衣裳、本音で申し上げれば、あまり好みではありません。振袖に違いないとは言え商店街のパレードと見誤る衣裳では「式」に臨みて厳粛な気持ちになれというのも無理からぬことでありましょうし、本来の意味での第一“礼装”にはとても見えない、というのが現実ではないでしょうか。“礼を失する装い”とまでは申しませんが、単なるファストファッション、もしくはお祭りの衣装、もっと言えば成人を寿ぐと言う肝心の精神を欠く表面だけを飾り立てた本末転倒のコスチュームに見えてしまうのはきっと私だけではないと思います。
只、レンタルに関しては専門外となりますゆえ、詳細にあれこれと記すのは控えさせて頂きます。
続いて、一見お値打ちに感じられるセット物について少し。
通販サイトや通販カタログ、NC系の呉服店などによく見られるいわゆるフルセット商品。要するにお仕立てから小物まで何から何まで付いて通常〇〇万円のところが、何と!いまならこのお値段!と、テレビショッピングのようなあれです。昨今ヘアメイク/写真撮影まで詰め合わせになった得得?プランもあるようです。
私は着物は安ければ良いとも高ければ良いとも思いません。少なくも品質と価格の見合うもの、正当な価格のものが良いと思います。不当な安価/高価には常識を外れた理由が在ります。あまりにも安価に詰め合わされたものは商品の製造からお仕立てまですべて海外製とお考え頂いても大方間違いありません。(古い在庫を混在させている場合は別です。その場合、色柄が好みと合致すればとてもお買い得となることもあります。※無論、変色や汚れに注意しなければなりませんが)魑魅魍魎が跋扈する偽装流行りの日本製を援護するつもりもなければ、海外製のすべてを否定するつもりもありませんが、リスクが小さいものではないのも現実です。
セールストークとしてよく目にするのが「レンタルよりもお得!」、なんて書いてある広告です。でも、本当にお得なのかどうかについてはよくよく考えなければいけません。確かに貸衣装とは異なり、モノが残るからお得と、つい“考えがち”です。でも、本当に残ってお得なモノなのかどうか?、つまりは残すほどの価値が有るものなのか?、「相談に乗って!」と、時折持ち込まれる様々なトラブルを拝見する限り、モノが残るからお得とは安直には思えない、決して安価とは言えない対価を支払った以上、捨てる訳にもいかん…かと言って親戚にあげたとして果たして喜んでくれるのか???…かえって迷惑にならん???…などなど。むしろモノが残ると言うよりすっきりしない気持ちだけが残ってしまう。これなら残らない方が良いかも、なんて商品も決して少なくはないのです。
こうまではっきり申し上げるのもなんなのですが、品物を見せて頂き、思わず嘆息が漏れするものも少なくありません。悪意を感じる、とは甚だ言い過ぎだとしても、聞かれない不都合はあえて言っていない的なところがありありとわかるモノや表面的に見えないところはこんなもんです的な水面には見えない水面下の不誠実を感じるものも少なくありません。思わず目を背けたくなるものもあります。信用してくれたお客様にこんなモノ販売して気持ちがブルーにならん??? それとも販売する側にそもそも知識がない?(少なくも経営者は知っている筈)同業者として真に怒り、憤りを感じます。いずれにしても困り果てて持ち込まれた「ソレ」と「こつこつ貯めた大切なお金」を交換させられてしまったのだ…と思うと他人事ながらなんとも悲しい気持ちになります。買う方にも些少の責任はあるのかも知れませんが、販売側の不誠実は明々白々。これを小魂あさましい、恥知らずと言うのです。
お品選び、それは詰まるところ”お店(業者)選び”に尽きると言っても過言ではないかもしれません。何を選ぶにしてもまずは誠実なお店を(取扱い業者)選ぶことがなによりも大切なのです。
【掲載画像は…】
以前にもご登場いただきましたが、弊店で誂えて戴きました御振袖をお召し頂きました御嬢さまです。漆黒の地色に浮かび上がるかのように描かれた友禅が極めて美しく凛とした佇まいです。御振袖姿の見本のような一枚です。こうでなくっちゃ。
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