きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 01月13日(火)

結城紬

なにやらバタバタと空々に忙しくしている内に一月も月半ば、改めて昨年を振り返ってみると 私事で恐縮ですがいろいろとありました。 毎年、年の瀬近くに迎える誕生日も満52回を数え 我ながらよくこれまで生きながらえてきたもの と驚いています。 52歳と言えば一昔まえならば もうご隠居 着物を着て池の畔でパンパンと鯉に餌をやる年頃なのですが このご時世ではそうもゆかず 誕生日に家内から贈られた強制終身雇用令状を胸に仕事をし続けることになるのは間違いありません。 

景気も後退を余儀なくされ 先行き不透明な感が増す中 常にその一歩先をリードするこの業界にあって弊店はおかげ様で一年間大過なく過ごすことが出来たようです。 これはひとえにいい加減な店主を支えて下さるお客様に恵まれたおかげと深謝しております。 また、こうしてHomepageを管理/運営させているおかげで楽しい一年を過ごすことも出来ました。

さて H・Pを管理/運営していると 様々なメールを拝読することが出来ます。 頂いたメールの多くは着物や帯のお手入れ/管理、TPO、などのHow.toが殆どなのですが、 ただその中に混じってこんな素敵なお便りがありましたので 抜粋して箇条書きにてご紹介させて頂きます。(もちろんご了承は頂いた上で)

.私は幼少時より着物が好きでいまでも月に一度は着物で過ごしている。
.そのため 主人からのプレゼントや記念品はすべて着物/帯または関連ものにしてもらっている。
.それ以外にも年に3~5枚は着物を誂える(※そのほとんどが紬系)
.上記は主人公認だけど未公認で同じくらい増えている。(※娘しかそれを知らない)
.ときおり罪悪感も覚えるがすぐに気持ちを切り替える事が出来る。
.今度は郡上紬の落ち着いたものが欲しい。

※夫は着物に興味はないものと思っていた。
※でも、先日 夫が正月くらい着物を着て夫婦で初詣も良いなぁ・・・とぽつり。
※ぜんぜん聞こえないフリをした。
※少し大きな声で夫が言いなおした。 オレも着物を着てみようかな・・・と。
※洗い物の水の勢いを強くしてみた。

~慈悲深いその方は 「なんだか少し可哀想な気持ちにもなり いつもいつも自分は素敵な着物を誂えて 「夫」にはユニクロのフルラインナップばかりでは・・・」 と思われたそうです。 そして結婚25周年を迎える今年 自分からのプレゼントで「夫」に紬のアンサンブル(※着物と羽織)を内緒でプレゼントしたいから 何が良いのか相談に乗って欲しい。。。 と、概ねこんな内容でした。 終身雇用礼状を贈られた私としては とても羨ましく溜め息交じりに拝読させて頂きました。 

私は着物専門店を営んでいますので もちろんではありますが 着物は人並み以上に所有しています。(当たり前ですね) 中でも自分自身一番気に入っていて登場回数が多いのが結城紬です。 着る頻度も高いのでこれまでに幾度となく洗い張りをしていますが その度に目が詰まり風合いを増して行きます。 その名に恥じぬ一級品だと感じさせてくれます。 さりとて特に私のような仕事でもない限り また男性の場合 特別な愛好家でもなければ 一枚誂えれば生涯充分事足りるかと思います。 ですのでもし誂えるのならば 予算の許す範囲で出来る限り上質なもの選ぶことです。 ・・・ なにやら 折々の駄文の筈が いつの間にか私のクチグルマのような感じになってしまいましたね。 ま、そんなわけで ご自身の着物だけではなく ご主人様の着物のご相談もお気軽にお尋ねください。 

※こちら その結城紬です・・・ ますますクチグルマ感が増してしまいました。。。

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