きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 02月12日(木)

季・とき折々9

季・とき折々・・・


明後日は2月14日…待ちに待った聖バレンタインです。ご失念の無いように念のためもう一度… バレンタインです。最近では逆チョコなる由々しき慣習が芽生えたようなのですが、厳格な家庭で育てられ、小学校では道徳を習った私にそのような人の道を外れたチェンジを許せる筈もありません。


 なぜ、こんなことを書き出したかと言いますと つい先日、弊店の女帝の友人のお嬢様から早々とチョコレートを頂いたのです。 たぶん「本命」ではなく、「義理」でもなく、「それ以外」とかいうカテゴリーに属するらしいのですが・・・ で、そのお嬢様、国民的美少女のような可愛らしさでTVCMに登場してもおかしくないほどなんですね。 誰の遺伝子を受け継いだのかは判りません。 が、お母さんでないことだけは、ほぼ間違いないようです。 美少女と言えば弊店の近所にある理容院/美容院のタンデム こちらのご令嬢、Tまチャンも近所で評判の可愛らしさで横町のアイドルです。 ちなみにお話しに上がっているお嬢様たち 小学5年生と1年生とお若いのでありますが。。。

さてさてそのタンデムさん ご主人曰く「脱力系サロン」とかで“頑張らない主義”を掲げているのですが、どうも行動が怪しいのです。 わたしにはリゲイン系としか思えないのです。24時間闘えますか、と言わんばかりに他人の頭を刈り続け、着々と売り上げを重ねているのです。 つまりどこにも頑張らない気配は窺えないのですね。 むしろ奥方の方が脱力系・・・? 某女性誌のスタイリストも務める彼女 とてもセンスの良い方で綺麗な方なのですが、その保つムードはほんわか。。。 つまりよい意味で力が抜けているのです。 例えればマシュマロのよう? とても素敵な女性です。ま、脱力の真偽はさておき、このご主人 私が認める数少ない いわゆる「プロ」なのです。私のジャガイモのような凸凹頭を見事につるりんと刈ってくれるのです。 最近こうした「プロ」が業界を問わず少なくなり 中途半端な方々が多いように思うなか、なかなかの彼なのです。 (次回は割引かな?) で、翻って私は「プロ」なのか そうでないのか、


はっきり申し上げて 私に取り柄と言えるものはありません。 人格に優れる訳でもなく 見場が良い訳でもありません。あえて言うならばひとつだけ。 それは初めて会ったお客様に何が似合うのか、瞬時に閃いてしまうことです。 だから何?と言われると困るのですが 弊店のようにお洒落着物専門店として仕事をさせて戴く上で案外重要なことではあるのです。 中にはまったく閃かない時も有るのですが ほとんどの場合 アタマの中に映像として浮かんでしまうのです。 その他の事でこんなに瞬時に脳が活動を起こすことは一切見られないので、もしかある種の才能?と言えるのかと思ったりもする訳です。


また、それとは反対に仕入れに出向いた折に、ある反物を見てお客様の顔が反物の上にポンと浮かぶこともあるのです。 すると脳はさらに活発な動きを見せ、反物→仕入→商談→ご購入→歓喜と言う皮算用があくまでも冷静さを装う私の意志を無視し、ぐるぐる回り続けることになります。 そしてこの回転はお目当てのお客さまに反物を見せるまで回り続けるのですが、多くの場合、見当違いということはあまりなく お客様に喜んで頂けた時は本当に嬉しく呉服屋冥利に尽きると言われるのは案外こんな時でもあるのです。

冗談のような話はさておき 皆さんご自分に似合う色柄.質感などは意外に分からないようなのです。 確かに着物は洋服と異なり ほぼ一枚の布が全身を包みます。 そこが洋服と大きく異なる点なのですが、それ故にイメージがしづらいのですね。 加えて訪問着や留袖と言った絵羽(※仮仕立てのような状態)になったものは羽織ることも出来るのである程度イメージ出来ますが、紬や小紋などの多くの反物は丸巻きです。イメージしづらいのもよく分かります。ですので、分からない時は懇意の呉服屋さんで徹底的に話をすることです。 どんなイメージの着姿を想像されているのか、どのようなシーンで御遣いになるのか、予算はいくらくらいなのか、等など、ご自身の想いのすべてを遠慮せずにぶつけてみることです。 とにかくわからないことは何でも聞いてしまうことです。 好きが高じて仕事としているような呉服屋さんであれば必ず応えてくれる筈です。 弊店では必ずそうした問いにはお答え出来るよう… あ、またまた 固い誓いを破りそうなのでこの辺りで。


さてさて、こちら 首里花織です。 特徴的な色彩の多い琉球染織にあってはんなりとした印象を保った花織です。 こうした、いわゆる「らしくない」花織もこれはこれでとても素敵ではないでしょうか。 弊店では結城紬や紅花紬などに添わせてみようかと思っています。

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