水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々・・・ 2009年 05月02日(土)

□和装の小物
今回は「和」の小物について触れてみたいと思います。 ここ数年の着物の傾向はと言えば、きんきらした豪華な着物ではなく、織物を主体としたシックな着物の人気が高い様に思います。 実際に弊店なんかでも 結城紬・紅花紬・郡上紬と言った紬織物や 伊勢木綿や久留米絣と言った木綿の着物などに人気があり、毎月の販売の上位をこうした紬織物が占めています。(※もちろん弊店がそうした紬織物の専門店と言うこともありますが、訪問着や振り袖を取り扱っていないのか、と言えばそうでもないのにです。) そうした場合、帯も袋帯よりも趣の在る八寸名古屋帯/九寸名古屋帯をお求めになられることが多い様に思います。
そうした普段の装いのアイテムのひとつに 着物を取り入れておられる方々にとって共通する悩みが「和」の小物 とりわけ素敵な「bag」がなかなか見つけられない、と言うものです。 こうしたご時世にあって和の装いを心掛けている方々と言うのは 私の目からみて とてもセンスの良い方が多く、また、高い審美眼をお持ちのように感じます。 だからこそ、小物にまで気を配っておられる訳なんですが、そうした方々の目に留まるbagが「和装小物」に少ないのもこれまた事実でもあるのです。 草履や帯〆などはそれなりに納得のいくものもあるのですが 何故か「bag」が見つからないのですね。 日本人は平面のデザインにはとても優れたものを保っているが、こと立方体のデザインとなると まったく… などと言う事を耳にしたこともありますが それもあながち的外れな見解ではないのかも知れません。
ま、それは兎も角 弊店などにも 時折そうした「bag」の問い合わせを結構頂く事もあるのですが、現実にこれといった提案が出来ない際には、内心忸怩たる思いでいることも結構あったりします。 女優の※※さんが持っていたこんな感じとか、着物雑誌のモデルでもある※※さんが 結城紬に合わせていたあの「bag」とか言われたりするのですが、調べてみると 概ねそうしたものは その個人所有のものであることも多く いわゆる売り物ではない場合が多いようです。
先日もご来店されたお客様で素敵な「bag」をお持ちの方がいらしたので お尋ねしてみると、何十年も前にその時すでに「アンティーク」として購入されたもので 予備にもう一つも欲しいと思って行くところ行くところで “同じようなモノ” を探しているのだけれど、ないのよね… とおっしゃってました。
さて、最近ちょくちょく見かけるのが 籠バッグ 「やまぶどう」・「くるみ」・「さくら」・「あけび」などの蔓や皮を剥いだもので創られる素材に魅力を保った籠バック。 価格も安価な(※とは言っても二万円台後半~)ものから 十万円を軽く超えるものまでその価格帯は様々ではあるのですが、野趣溢れるその雰囲気に魅了される方が多いのも頷けます。こうしたバックの魅力は何と言っても遣い込むほどに味わいの増す素朴な素材感ではないでしょうか。 飴色に変化していくその経年変化の過程も魅力の一つといえるのでしょう。 ただ、ひとつだけ気になるのは 自然素材の風合いを生かしてつくられているため 絹などのデリケートな生地に引っ掛かりやすいと言うことです。 これは遣い込むうちに滑らかさを増し、解消されていくことではあるようなのですが…
これはいずれ弊店でも 取扱いアイテムに加えようかと思案中でもあります。 検討中の方は暫くお待ちください。(笑)
画像。。。 私の個人所有品です。 名刺入れにしようか、小銭入れにしようか思案中… なかなか素敵でしょ? さるところで 思わず衝動買いをしてしまいました。 小さなものの割に結構な値段でしたので 結構五秒ほど迷いましたが、購入とあいなりました。 つい先日までひっそりと隠し持っておりましたが、先日、女帝主催の所持品抜き打ち検査が行われ 所持発覚となり、今回のお披露目となりました。 (いまにのしあがっちゃるけん…)
もちろんこちら、非売品です。
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