きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 10月10日(土)

季・とき おりおり

□無題

盲目のピアニストとして知られる、辻井伸行さん 先日 新聞のコラムか何かで彼の取材記事を読んだのですが、読み進めていく内に その中のある一文に目が釘付けになりました。 取材記者のある質問に対し、 彼曰く 「盲目のピアニストと呼ばれることには内心以前から抵抗があった。 音楽家としての評価に全盲かどうかは関係がない、これからは一人のピアニストとして聴いて欲しい」との言葉…  ピアニストとしての才能もさることながら、ひとりの人間としての才能も大したものです。 五感を研ぎ澄まして生きてきた人ならではの想いなのでしょう。 その心まで澄みきっていることが、こうした言葉からも感じ取ることが出来ます。 ピアニストとしての自己のPride/誇りさえも超越した魂の言葉のようにも感じられます。
 


私はと言えば、所詮商人ですから、上述の辻井さんのような特別な才能も、澄み渡った青空を想わせるような心も残念至極ですが持ち合わせてはいない様です。(あ、商人の名誉のために申し添えますが、商人のすべてがそうだと言っている訳では決してありません。私個人に特定したお話です。) ただ、辻井さんが、日々ピアニストとしての感性を高め、腕を研磨されて来たように、私も商人としての道徳心に磨きを掛けてこればよかったのですが、どうやら磨いて来たのはクチグルマだけだったのかも知れません。 磨きを掛けたと言う点は同じなんですけど。。。 でも、年がら年中 捕らぬ狸の皮算用に勤しんできたおかげで、餅の絵も上手になりました。 唯、だからと言って現実のお金儲けの手練手管が上達したのかと言えば、決してそんなことはなく、腕を下げたな、と思うことはあっても、腕を上げたなんて言われることは確実にない訳です。 

時に、「そ~んな事言ってるけど、呉服屋さんなんて、一枚売れば一か月位遊んでたって全然余裕なんでしょ?」 なんて言われる事もあるのですが、そんなことある訳ありません。(ま、そうした模範的な呉服屋さんもあるのかも知れないけれど…) 弊店に限って言えば、一枚売って遊んで暮らせるほどには儲けさせて頂いてはいないのです。 そんなに儲かるものならとうの昔に億万長者 今頃になって急に50.60.よろこんで、に加入しなくてもよかった筈です。 想えば、私の人生設計「ナイスプラン・その1」では確か、五十路を迎える頃には引退し、他の生徒さんと目的は違えど、生け花教室に通ってキャアキャア言ってた筈… 石川遼君にあっさり年収を抜かれるなんて想像もしていませんでした。 いや、抜かれたなんてものではありません。 もはや周回遅れ、手遅れの感さえ漂います。 よもや、とは思いますが、もしかトヨタのこども店長にも抜かれているのかも知れません。



さて、そろそろ本題に入らなければいけない時間なのですが、先週、久し振りにこのコラムに真面目に取り組んだせいなのか、単なる加齢によるものかわかりませんが、なにやらその時の疲れ?が抜けきっていないようです。 誠に申し訳ないのですが、今回は取り立てて何も中身のないぐだぐだのまま、これで失礼させて頂きます。 次回は 帯合わせに続いて「色合わせ」について少し考察してみたいと思います。 礼装の色合わせ、お洒落着の色合わせ、無難な色合わせ、などをテーマにお話したいと“思います”。 あくまでも私の個人的見解に終始した内容となるかと思いますし、何よりもこんな私の事なので確実性に事欠くのは言うまでもありません。(信憑性も?) あくまでも予定とさせて頂きたいと思います。

ではでは。。。


【掲載品について】

結城紬の切り替え絣に手織りの藍染紙布織の帯を適わせてみました。 これ、お洒落着物専門店を謳う割には無難な帯合わせ…ですね。。。

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