きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 11月21日(土)

季・とき おりおり

■冬の装い…。   

(更新には少し早いのですが、今月末は忙殺が予想されるため、律儀な私は前以てUploadさせて頂きました。)


New Zealand
代表ラグビ―チーム その名も“オールブラックス” それは名前が示す通り、鍛え抜かれた強靭な肉体 シンボルカラーの黒のジャージを纏った闘う集団  そのオールブラックスが試合を前にして行う儀式「ハカ/カマテ、カバオバンゴ」 NZの先住民族であるマオリ族伝統の出陣の儀式として知られています。 整列し、大地に足を踏ん張り、腰を落とし、相手を威圧し、戦意を喪失させるがごとく、雄叫びを揚げ行うその儀式「ハカ」 実にド迫力があります。 もちろん、ラグビーのその強さも他国を圧倒するもので、オールブラックスに勝ち越している国やチームは一つ足りとてないのです。 喫茶店で読み耽った雑誌の記事を引用させてもらえば… 【かつて英国ウエールズの名選手が述べている、オールブラックスの猛者どもに襲われ、ボールをむしり取られる瞬間は「脱穀機に放り込まれたと思えばよい」と。】 …と、試合においても相手を無力にしてしまうかのような ド迫力があるのです。


向かい合わせに座った女帝を見ながら、私の脳裏を過ったことは…。 その日の私のいでたちはと言えば、全身を黒い作務衣で包んだ、言わば“オールブラックス” 黒のジャージに負けてはいません。 しかもインナーの
Tシャツもユニクロの黒、 しかしオールブラックスに大きく水を空けられているのは、その鍛え抜かれない私の肉の体もさることながら、女帝との戦いにおいては、ほぼ全敗中という私の戦績… つまり女帝という猛者に襲われ、ボールならぬ日本銀行券をむしり取られるのはオールブラックス風の私の方であり、加えて言えば 月に何度も、何の警告もなく、予告もなく、容赦もなく脱穀機に放り込まれる私にとって、英国ウエールズの名選手の言葉は決して他人事とは思えないのです。 こちらのオールブラックスは実にヘタレなのです。


さてさて、こうして隔週、懲りもせず
駄文を重ねている内にいよいよ冬本番、いわゆる着物のシーズンとなって参りました。 かさかさと音を立てて木枯らしにふかれる枯葉の音を聞くと、なんだか訳もなく胸がギュンとすると同時に(ほんとか?)実際よりも体感寒く感じるから不思議なものです。 やはり、人間は五感で生きている事を実感させられます。 ところでそうした冬の着物の装いに欠かせないものと言えば、「道行コート」「道中着」「ショール」です。 帯付き姿も着物の装いの魅力のひとつではありますが、コートや道中着を羽織った装いも、それはまた素敵なものがあります。いわゆる冬の定番としたスタイルです。 とりわけ11月下旬から3月初旬位の間は たとえ暖かな日和でも帯付き姿はどこかしら違和感を覚えるものです。 コートは手に持ち、やはりショールくらいは肩に掛けたいものです。 なんだかこんな事を書いていると、 えらくまともな常識のある呉服屋さんのように聞こえるかもしれません。 定番を好まず、常識と言う名の非常識を懐疑し、意味のなくなりかけたお約束事を意味もなく守る事を好まない私の言葉ではないように思われるのかもしれません。 あの、先に申し上げておきますが、別に養老の滝に打たれて心を入れ替えてきた訳ではありません。 神様に厳重注意を受けた訳でもありません。 もとよりそのように思っているのです。 


… …すぐに逸脱しそうになるので話を本題に戻します。 

洋服の装いの際でもそれは同じなのですが、真冬の最中(さなか)にコートを着ていないと言うのは決して格好の良いものではありません。 それは男性も女性も同じ事。 たとえば、ツイードのスーツにフランネルタータンのコート、 洋装における大人の女性の装いとしてとても素敵だと思いますし、趣向の確かさを想わせてくれます。 やはり、コートというものは冬の装いの中でとても大切なものであると同時に自身の趣向の豊かさを表現出来る唯一のアウターでもあるのです。 

「そんな気の利いた道行コートなんて持ってないわ、」なんて方 どうかご安心ください。 弊店にいろいろ取り揃えご用意させて頂いております。 しかも、まだまだ寒い日は続きます。 と言うか冬の寒さの本格的な到来はこれからです。 お越し頂きましたら、このような愚にも付かない無駄口は一切叩かず、誠心誠意、心を籠めて正々堂々お選びさせて頂くことを誓います。 是非にご来店お待ちしております。。。

なんだか最近またクチグルマという病が再発したようだな… いかんいかん気を引き締めなければ…。 こんな戯言ばかり書いていると本当に女帝に区の清掃車の後ろに放り込まれるかもしれません。。。


【掲載品について】

これだけ道中着や道行コートの事を書いておいて これ?… と思われるかも知れませんが、これです。 こちら大正友禅の肩裏地(羽織の裏地)です。 な~んだ、裏地か… と思われたお客様 裏地を侮ってはいけません。 こちら道中着や道行コート、羽織の裏に遣われますと本当に素敵です。 少々お値段は張りますが、こちらの羽裏をお選び頂きました方々 そのお値段以外はことのほかご満足頂いております。 そしてそのお値段とは… 工房定価¥26000 … 高ッ! (価格に付きましてはご相談ください)

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