きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 12月04日(金)

季・とき おりおり

■女優さん



先日の事です。 待ちに待ったミュージカル
/演劇を観て参りました。 この二~三年 観劇の機会に恵まれず、フラストレーションが溜まっていたせいもあってか、2本連続で観劇…。 そのひとつはドイツに伝わる童話「ハンメルンの笛吹き」をアレンジした物語 そしてもうひとつは古くから日本に伝わる民話「かさこ地蔵」 それぞれおよそ十五分にも及ぶ大作です。 演劇そのものも目的の一つには違いないのですが、もう一つの楽しみは劇中で「鼠」と「雪」を演じる二人のうら若き女性…  私がもう少し若ければ…。



さて、そのひとりの女性
T様8歳、お地蔵さんに降りしきる「雪」の役柄に抜擢され、なにやらキラキラ煌めく飾りを付けたその姿はさながら空から舞い降りる天使の様  舞い降る雪のシーンを可憐に演じきっておりました。 そのT様、実は弊店のお得意様 4年に一度くらいお買い物にお越しになられるのですが、 その容姿はまるでアニメのキャラクターのような愛らしさ(マジ本当デス) その愛らしさが ご近所でもとりわけ評判のお嬢さまなのです。 そしてもうひとりはE様7歳、ハンメルンの街を縦横無尽に暴れまわる「ねずみ」さん こちらは顧客ではないのですが、弊店の常連です。 毎週、日曜日になると 折り紙教室 お絵描き教室に講師としてマンツーマンで私の指導に来てくれていたのですが、 私に生徒としての才能がない事を見抜いたのでしょう。 とうとう、さじを投げられたようで最近はお見えになりません。 



しかし、本当に素晴らしい学芸会でした。 時間がなく、この2作品しか観られなかったのが残念ではありますが、久しぶりに心の芯から癒される時間を持てました。 男の子も女の子も 小学2年生くらいまでは、本当に可愛いものです。 3年生辺りになると だんだん、こまっしゃくれてきて 時々、そんな言葉どこで覚えた!?と こちらが驚くような大人びたことを言うようになります。 とは言え、この
E様7歳も ついこの間、道の向こうから とらさん!(私のことです)ちょっとおいで!と 手招き&タメ口で私を呼び付け、「とらさん、あたしさぁ~ 今日何にもイイことなかったんだぁ…」と、髪の毛を指先でくるくるしながら、けだるそうに話し始めたかと思えば、 最後には溜め息交じりに老後の相談まで持ち掛けてくる始末 なんだかクラブのお姉さんに身の上相談を持ち掛けられているような錯覚を覚え、ついつい真剣に相談に乗りそうになったほどです。 つい、こないだまパンパンに膨れ上がったおむつのまま、 弊店に入り浸っていたおチビさんとはとても思えません。 月日の経つのは早いものです。。。



さてさて、そうしたことを思うと 一年の過ぎるのは早いもので、もうすでに年の瀬も目前に迫って参りました。 いよいよ比叡山延暦寺の荒行を上回る過酷さで語られる、年末大掃除強化月間 強制清掃労働合宿が始まります。 なにやら身辺に不穏な気配が漂い始めます。 ドラッグストアで山積みのお掃除グッズなどを見た日には意識が遠のき気を失いそうになります。 もちろん隊長は女帝です。 その厳しさはもはや軍曹… またまた意識が遠のきます。。。 愛と青春の旅立ちの教官フォーリーなど可愛いものです。 私、入隊した覚えもないのですが、当然、除隊などは許される筈もなく ただ、任務の遂行在るのみです。 上官へのクチゴタエなど、もっての他です。 いつまでも学芸会の余韻に浸ってポカンとしている訳にはいかないのです。 そのため?今回はいつもの「ほとんどためにならない無駄な話」を書く事が出来ませんでした。 申し訳ございません。 今回は長襦袢についてお話させて頂くつもりでおりましたが… 無事任務を終え、五体無事に復職しました暁に是非。。。

【注】女帝物語はフィクションであり、登場する人物は実在の人物ですが、物語の筋書き及び人物像は店主の一方的な妄想/戯言、偏った思い込みによるものです。   … …と、書けと「J」より圧力がカカリマシタ。 あわわわ… 恐ろしいぜよ。。。



【掲載品について】

こちらの着物は経糸に生糸、緯糸に野蚕糸を織り込んだ無地感覚の紬織物です。 一本一本の糸がランダムに染まるため野趣溢れる風合いとなって織り上がります。 帯は綿のバティック更紗です。 帯の頁に掲載しておりますが、畝のある生地に極めて丁寧に更紗が染められたお品です。 こうしたさり気ないお洒落は本当に素敵なものです。。。



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