きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々・・・ 2009年 12月24日(木)

季・とき折々…


いきなりですが。。。 

[52925]  五万二千九百二十五人
[423400]  四十二万三千四百ページ


この数字 なんだと思われますか? 弊店のサイトは来場者数を表示しておりません。 数字は実は今年一年間(※12月22日現在)に弊店HPに訪れて下さった(延べ)人数と ご覧戴きました総ページ数です。。。  実にたくさんの方々にご来店頂き、たくさんのページをご高覧頂いたものだと我ながら驚く次第です。 あらためてここに感謝の意を申し上げます。 皆様本当に有難うございました。 また、一年間 いい加減な店主の駄文(コラム)女帝物語(半フィクション)にお付き合い下さいました事 誠に有難うございました。 重ねて御礼申し上げる次第です。 明日のことも来年のこともまったくもって無計画ですが、 このコラム(コラムと言えるか?)はいまのところ恥の上塗りお里が知れることを承知で続けていく予定です。 来る平成22年度も「きもの水流」をどうぞよろしくお願いいたします。


さてさて。。。 過日の中日新聞朝刊の一面の記事 「小沢幹事長、鳩山総理に不快感…」の見出しと共に 両者、一度も目を合わさず… とした記事が書かれておりました。 政権与党である民主党の代表は鳩山氏 即ち内閣総理大臣は当然鳩山氏であるにも拘わらず、裏で糸を引く影の総理は小沢氏であることに対する懸念も併せて指摘されておりました。 このコラムをお読み頂いている方はすでにお気付きかと思います。 その記事を読みながら 上座で珈琲を飲む女帝と私の関係に酷似している事にハタと気付いたのです。 私の脳裏に浮かんだそのタイトルは「女帝、店主のコラムに不快感… いよいよその内容に監査のメス、そして編集に強制介入…」 。 これまでさんざん女帝との抗争及び一方的な敗戦事情はこのコラムで述べて参りました。 「ペンは剣よりも強し」などと言われます。 ときに言論の自由 表現の自由は そのペンの先を鋭くしたりもするのですが、 私のコラム… 残念ながら「ペンは(J)の圧力に屈し…」のようです。 その昔、思えば女帝がまだ、仁の「さきさん」だった頃。。。 お義母様より「フツツカナ娘ですがよろしくお願いします」と オブラートにくるまれて納品された際、検品のついでに目を通した筈の女帝の取扱説明書には「取扱注意」や「混ぜるな危険」とかの警告/注意書きの文字はなかったように思うのですが… ことさら小さい字で見落としたのか、もしや「あぶり出し」かなんかの細工が施してあったのかもしれません。。。 


さて、いよいよ渾沌と新生が入り交じった平成21年も幕を降ろそうとしています。 皆様にとって今年はどんな一年だったのでしょうか。


前回のコラムでお話しようと思っておりました長襦袢について 今回のコラムで少し触れさせて頂きたいと思います。  長襦袢。。。 簡単に言っても難しく言っても着物の下に着る 言わば下着なのですが、この長襦袢 キモノ初心者/上級者に拘らず(ひとによって、かもしれません)意外とおろそかにされることもあるのです。 「だってぇ、表からはほとんど見えないじゃぁん…」とか「あまり見えないとこにお金をかけるのってモッタイナクナ~イ?」とか 「殿様!ご乱心を~~~なんてシーンもないしぃ~」等など、ひとの環境や考え方によってその理由は様々なのですが、そうした声を聞く事が少なからずあります。 まあ、確かに一番上に着るモノではありません。 所詮下着ですから… でも、袖口、身やつから 僅かに覗く長襦袢 意外に人の眼に留まるものでもあるのと同時に装う方のお人柄を映す部分でもあるのです。 


街を歩いていて 着物、帯、帯〆、帯上げと言った表側をとてもシックにスマートに決めていて、「素敵ですね…」と、よこしまな他意も手伝って思わず声を掛けてしまいそうになるほど完ぺきなコーディネートをされている方を時折見掛けます。 ちょっとだけ残念なのは 袖口から覗く長襦袢が てらてら光るなんともチープなピンク…。 う~~~ん… 。。。 何でそんな事になったん!?!? と ほんの少しがっかりしてしまいます。 (これって、長襦袢以外が完璧だからこそ、余計に目立つのかもしれません。) 


装う着物に適わせて淡いベージュやグレイなどのシックな長襦袢にして欲しいと思ったのは私だけではないと思います。 あ、何もベージュやグレイでなくても良いのです。 小洒落た小紋柄の襦袢でももちろん良いのです。 素材もまた然り せっかく 上質な縮緬や紬をお召しになられているのに長襦袢がポリエステルはあきません。 着物と長襦袢が添わないことこの上ないし、何より着てる本人が一番気持ち悪い思いをされていると思うのです。 かくいう私も以前 止むを得ず一度だけ およそ呉服屋とは思えないそうした組み合わせで着物を着た事があります。 着物の下でポリエステルの長襦袢が かさこそかさこそ シュルシュルシュラシュラ その着心地の悪さ、気持ちの悪さ 添いの悪さと言ったら異種格闘技のよう イライラした記憶しかありません。。。


長襦袢は 着物よりも身体に近いところにありますので それだけに身体に添う素材をお選び頂きたいものだと思います。 絹の着物の際はやはり絹の長襦袢が良いかと思いますし、絹の着物にポリエステル素材の長襦袢を合わせると摩擦による静電気が埃を寄せ付け 大切な着物の汚れの原因にもなります。 着物をお洒落として愉しんでおられるならば 長襦袢にもほんの少し気を配って頂ければなと思います。 そんなに上等でなくても良いのです。 ある程度生地の重さのあるもので、ベージュ系とグレイ系を揃えておかれるだけでも良いかと思います。 また、着古して生が抜けたような着物があれば、仕立て直して長襦袢として再生するのも一考です。 実際生の抜けた縮緬などは長襦袢として御遣い戴くには最適の風合いになっているものです。とりわけ小紋などは無地感覚の着物の襦袢には最適です。 また、仕立てですが、どこへ言っても空調の効かされた現代です。 一昔前のように 袷の長襦袢はさほど必要ないかと思います。 胴抜き袖無双が一枚 単衣が一枚 夏の薄もの(絽、または麻)が一枚あればとりあえず良いのではないでしょうか。。。


本当はもう少し突っ込んだ内容もお話したかったのですが、疲れてしまいました。 疲れ込んで年末の大掃除グッズを買いに行かされた道すがら行き倒れになってもいけません。 そのまま雪でも降り積もれば 間違いなく来春まで行方不明者となってしまいます。 まだまだ女帝に店主の座をアケワタス訳にはいきません。 そうならないためには少しは体力を温存しておかいないと。。。  



それでは皆様 良いお歳をお迎え下さいませ。 22年度も皆様にとって幸多い歳となりますことを祈念して 年末の御挨拶と代えさせて頂きます。 本当に有難うございました。 あ!、まだまだ29日までは営業しております。 紬の着物や染め帯 帯〆/帯揚げなど ご家庭で足りないものがございましたら いつでもお越しください。 お手持ちの「円」「ドル」「ユーロ」と気軽に交換いたしております。 心よりお待ちしております。


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