水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々… 2010年 4月27日(火)

■素敵なひとたち…。
It is「ぬぬぬパナパナ」の会員さんと主宰 浦 令子さん
先日、京都は神楽岡町の錦鱗館にて開催された「ぬぬぬパナパナ」の会員さんの作品展である“うちくい展” http://nunupana.com/uchikui/future/#000223 に行って来ました。 なんだか聞き慣れない言葉と思われたかもしれません。 それもその筈、「ぬぬぬパナパナ」とは沖縄の言葉で“布の端々”「うちくい」とは八重山の方言で“風呂敷”なのだそうです。 とは言え、うちくい展=風呂敷展と言う訳ではありません。 会員の方々が織ためた染織作品の展示会/Work exhibitionなんです。 私が寄せて頂いた4月18日はとても良いお天気に恵まれ、芭蕉布の糸つくりのワークショップに参加された方たちも苧引きの作業に熱が入ります。http://nunupana.com/diary/2010/04/post-108.html
展示されていた作品群も会員の方々のそれぞれの個性、想い、に充ち溢れていて とても素敵なものでした。 どの作品を見ても会員である作者が真剣にその素材に向き合い、そして素材の声に耳を澄ませ、瞳を凝らし、自然が育んだすべてのものに対する尊敬の意を保って制作に取り組んだ様子が伝わり、久し振りに私自身、真剣に魅入ってしまいました。 一つひとつの作品に付けられた価格も 誠実そのもので 会場費からお土産代、人件費に接待費用がタップリオリコメラレタいわゆるよくある展示会の価格とは異なり、呉服店を生業とする私が見ても充分納得出来るものでした。 なにひとつ取り上げても感心させられることばかりで 年がら年中アタマの中で算盤をハジイテル私とはその「志」から違うのでした。
関東方面の方は【東京展】会期:5月13日(木)~17日(月)
会場:ラミュゼdeケヤキ
(東京都新宿内籐町1-6地図:http://www.l-amusee.com/acces.html 時間:11:00~18:30 入場無料
お問い合わせ:03-3353-7277(会期中) にて開催されますので是非足を運ばれる事をお奨めします。
広く広く広義で捉えるならば、私と「ぬぬぬぱなぱな」さんは言わば同業者 それなのにそんなに他さんの宣伝してどうするの? って話かもしれません。 でも、素敵なものは素敵 良いものは良いのです。 そこは正直に認めなくてはいけません。 なにより普段、重箱の隅ばかり突いている他称辛口の私が言うのですから、間違いありません。 私、こう見えて? 自分以外をあまり誉めたことがないのです。 つまり… 自分に優しくヒトに厳しくを座右の銘とする私の眼鏡にかなうような「もの」や「志」に出会う事はほとんどないのです。 今回“うちくい展”に寄せていただき、あらためて思いだした好きな言葉があります。 「この道を行けばどうなるものか、恐れるなかれ、恐れれば道はなし、踏み出せばその一歩が道となる、迷わず行けよ、行けばわかるさ」 「ぬぬぬぱなぱな」に参加されている会員の作家さん達それぞれの、想いのすべてを推し量ることは私には適いません。 でも、うちくい展に寄せて頂き、一つひとつの作品を拝見するに付け、それぞれがまだ見ぬ未来を恐れることなく自分の道を歩み、たとえ迷いはあったとしても それを恐れずに踏み出し、一人ひとりが道をつくり、たとえ今はその目に見えなくても思い思いの道程でどこかへ向かおうとしている… 個々の技量の差 感性の異なりはあれど 作品の一つひとつに籠められた制作者の“何か/something”を想わずにはいられませんでした。 そしてそのつくり手と使い手の架け橋を架けているのが、「ぬぬぬパナパナ」の主宰である浦令子さんなのです。
浦令子氏の言葉によれば…
「うまく云えないが、多分私は「道」をつくりたいのだと思う。オキナワと本土を繋ぐ道。つくり手同士を繋ぐ道。つくり手と使い手を繋ぐ道。過去と未来を繋ぐ道。今はまだ、道路建設予定地を模索する段階でしかないのに、やみくもに開墾工事に突き進むオバサンを見るに見かねてか(?!)様々な方がそれぞれの方法で「工事」に参加し、助けて下さっている。皆様の応援を無駄にしないよう、有名無実の立派な高速道路ではなく、デコボコの細い道でもよいから、皆が共に歩いて楽しめる「道」ができるまでガンバリマス。」
私も光もしないクチグルマばかりを磨いている場合ではありません。 新たにもう一歩、現在(いま)ここからもう一歩踏み出さなければ… それでなくても周回遅れの人生を歩んでいるのですから。。。
ちょっとコマーシャル。
弊店では4月29日の木曜日から5月9日の日曜日まで 【公長斎小菅の工藝竹バッグ&小千谷縮み/近江縮み展】を開催します。「ぬぬぬぱなぱな」さんの“うちくい展”とは異なり店主である私の算盤勘定が十二分に織り込まれたものではありますが、是非お越し下さい。 心を入れ替えてお待ちしております。
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