水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々… 2010年 5月29日(土)

コドモノクニニッポン
今朝の事です。 銀行に向かい車を走らせている私の視線の先に 黄色い帽子を被った十名ほどの園児達が手に
持った黄色の旗を空に上げ、横断歩道の前で整列していました。 その脇には付添いの若い美しい先生(女性)が行きかう車に止まってもらおうと黄色の旗を車に向かって振りながら合図をしている。 すぐさま気が付き当たり前に私は停車しました。 私の車線は園児達が待つ側の車線です。 ところがである。 対抗してくる車たちは横断歩道で待つ園児達には一瞥をくれるだけで、園児達の手前で停車している私の車に気付くものの 減速すらせずにひたすら通過して行く。 咥え煙草でドアの辺りに肩肘を付き通り過ぎてゆく若い女性ドライバー、 なにやら携帯を操作しながら通り過ぎるおそらく営業マンであろう若い男性ドライバー、 なんで首が回らないのか知りませんが、前しか見ずに通り過ぎる年配のくたびれたおじさんドライバー… まだまだ限りなく続く無法者にこちら側からパッシングで知らせるも反応なし。
向こう見える信号が赤に変わり 対向車線の車が途切れたところでやっと園児達は渡ることが出来た。 園児達はこうした大人たちをいったいどのような思いで見ていたのでしょうか。 お母さんや先生からは 横断歩道では手を上げて車が止まるのを待ちなさい。 手を上げれば車はちゃんと止まってくれるから。… 嘘ばっかりである。 どの大人も止まらない。 果たして園児達は お母さんから聞いた事とはまるで違う 止まらない車を運転する大人もどき達を見て 「大人と言う生物はは嘘つきで約束を守らない自分勝手な生物なんだ」 と思ったに違いない。 確かにうっかりして直前まで気付かないこともある。 「あ~ッ」と思い止まろうとしたが間に合わず、とは言え横断歩道の真ん中で止まる訳にもいかず、ごめんなさいと頭を下げ、対向車線で止まっているドライバーにもアタマを下げてとても恥ずかしい気持ちで通過したことは何度もある。 しかし、上述の面々はそうではない。 見てもいない、見ても無視、挙句の果てには私の方を見て「あんた何で止まってんの?」とでも言いたげな顔…。
「いい人」と誤解されるのもなんなので予め申し上げておきます。 私の心の片隅に園児から「優しいおじさんだ!」と思われたいとか、付添いの美しい先生に「見た目と違ってなかなか紳士的ね。」と思われたいとか、そのようなヨコシマな気持ちが皆無かと問われれば決して皆無とは申しません。 私に限って申し上げればそんな気持ちもあるに違いありません。 もとより「いい人」ではない訳ですから。 その証拠に私は子供と動物と女性と老人(私もか?)に限り、絶対に止まりますが、それ以外は止まりません。 ですから、あの黄色い帽子の小さな子を見てブレーキすら踏まない神経が私には理解出来ないのです。 可愛い小さな集団が一生懸命に車に向かって旗を振っているのです。 加えて若くて美しい先生が脇に付き添ってていれば尚更です。
傍若無人で厚顔無恥な私は このような無法者達を大人だと認める訳にはいきません。 一見大人に見える大人もどき? つまり外見はすでに大人でも中味は子供のままなのです。 そう思えばこの日本と言う国は コドモ総理にコドモ大臣 コドモ議員、コドモ店長…etc 少子高齢化が叫ばれている筈なのに回りを見渡せば、何故か子供ばかり…。 まさに不思議の国ニッポンです。 約束を守れない(元々守るつもりがない?)政治家、事業仕訳の場において約束すらしようとしない官僚 確かに今日の新聞のコラムにあったようにナポレオンは言っている(そうである) 約束を破らない最良の方法は決して約束をしないこと、だとか。 けだし名言ではありますが、女帝から年中何がしかの約束をさせられている私には到底納得の出来る名言ではありません。
さてさて。。。ところで私はと言えば前回のコラムにて 今回は夏の着物についてお話をするなどと申し上げました…。 度々それらを反故にする私もやはり大人ではないのかもしれません。 もしかコドモ店主か…?
【掲載品目について】
こちらは竺仙の制作品で 綿紅梅の浴衣地です。 浴衣地と記しましたけれど 訪問着としての柄付けが施されておりますので、浴衣ではなく「夏のよそ行きの着物」としてお考え頂いた方が正しいのかもしれません。 この浴衣地を浴衣としてだけで捉えるのは些か勿体ないと思いますし、竺仙も「夏のお召し物」として制作したのだと思います。 こちらのお品に関心を持たれました方はお尋ねください。 非売品ではありませんので。。。
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