きもの専門店
そう謳うのは覚悟と精通が問われます
着物に関わり四十年と少し…
まだまだ学ぶことばかり…
きもの、って知れば知るほど知らないことばかりです

その多様さゆえに定義付けることの難しい更紗
古渡にはじまりペルシャ、フランス、イギリス、…
  バティックとして知られるジャワ更紗もありますが、日本の職人の手による和更紗の美は
やはり格別です
―唐草小花文―

暈したり、一層の斑も許さなかったり
澱みの様に堆積した手わざが意図して刷毛を捌く…
かのフィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホさえ憬れた
日本の職人の筆捌き

染織作家の手から放たれた作品は
一つの花、一つの蝶、一つの鳥、に
生命が吹き込まれているのです 
添田敏子 ―白ぶどう―

もしかしたら
この小さなキモノ店は
アナタをドキドキさせることが
出来るかも知れません
どうぞ遊びにいらしてください 

水流の「季・とき」折々・・・

「季・とき」折々… 2010年 8月8日(日)

季・とき折々…


□日々是反省


宮崎駿監督の作品が好きな私。 「千と千尋の神隠し」の舞台となる油屋は ほんとにどこかに在るような気がして何度見ても手に汗握る?。 私、もしかしたら前世は窯爺のもとで働かされていたコークスではなかったか?、という錯覚まで覚えてしまう程。 と、なると さしずめ女帝は湯バァバか。 「トトロ」も「天空の城」もファンタジーに溢れとても素敵な作品と思う。 上映されている『借り暮らしのアリエッティー』も見てみたい。 やはり映画は冷房の効いた映画館のほの暗い独特の雰囲気の中で観るのがいい。 ときを暫くしてTV放映される作品を家で見るのも まあ、それはそれで悪くはないです。 煎餅をボリボリ、チョコレートをモゴモゴ、よく冷えた三ツ矢サイダーをゴゴゴ…、と 意志薄弱な私には 決して自力では止めることの出来ない負の連鎖と失笑される際限のない欲望にだらしなく身を任せて見られるし たとえ不用意に鼾をかいて寝てしまったとしても映画館のように隣から手加減のない肘打ちが飛んでくる恐れもない。 それはそれですこぶる心地好いのですが、 やはり映画館ならではの特大サイズのカップで頼むポップコーンを脇に抱え、音を噛み殺しながらひとりで食べる至福のひととき、 万一、映画観賞中の竜巻や停電などの災害時に備えて 非常食に購入したホットドッグを頬張り、メロンソーダをゴゴゴ…と流し込みながら鑑賞するのは 家とは違う格別なものがあるのです。 ただし・・・ゆめゆめ油断は禁物です。 夢と現を彷徨う心地良さと引き換えに脇腹に鈍痛が走ることになるから。。。


さてさて。。。 いつものように何の関連もない前ふりから(ここまでおかしな内容となるともうすでに前ふりとは言わないですね…。) 突然お話は変わりますが、毎年、夏になるとお問い合わせを頂きますのは「夏の着物の装いの際の履物」について。 やはり夏の着物には夏の履物でないとダメなの? というお尋ねです。 立秋を迎えた今頃になってやっと夏物のお話? なんて言われそうですが、何かに付けてひとの後塵を浴びている私にとってはいまがまさに「旬」?…。  さておき。。。率直に申し上げれば 夏の着物で“お洒落”を愉しまれるのならば 夏の御履物は必須と言えるかと思います。 洋装に置き換えて考えてもそれは同じです。 たとえば麻のスーツ いや、ジャケットでも良いでしょう。 そうした夏素材が遣われたお支度の場合、やはりその足元にはオープントゥのエナメルのパンプスや それがカジュアルな装いであるならばメッシュに編み上げられたパンプスやプレーントゥなどの 所謂夏の履物を適わせるのが良いとされています。 色は特に白とは限りません。 


では、和装の場合はどうなんでしょ。 やはりそうした夏の装いにはパナマや本麻の御草履が良いのではないでしょうか。 もちろん「御草履なんて夏冬兼用で良いのよ」 とか 「白い草履ならそれで良いのよ」 なんて言われる方も居られるかと思います。 確かにイケナイことはないでしょう。 でも、お洒落を“愉しむために”お着物をお召しになられるのならば、足元も夏の風情が感じられるお支度にして頂いた方がより素敵かと思うのです。 たとえば小千谷縮みなどの麻のお着物に 同じくざっくりと織り上げられた紙布や上布の帯を締められた際、その足元が通年の御草履ではたとえいくら白っぽい御草履だとしても、やはりイマイチ感が漂うのは否めません。 ここはやはりパナマや本麻 科布や下駄草履 //www.gofukuyasan.jp/SHOP/GE-ZORI-BETU-00663.html などで「キュッ、」と決めて頂きたいものだと思います。 そんな装いはいまどきの言葉を借りれば確実にcoolなのではないでしょうか。 その細やかなお洒落に対する心配り、見られることを意識した美意識は、装う人の内面までも美しく見せてくれるものです。

一分の隙もないお洒落がカッコイイとは決して思いません。 少しの抜きどころが却って全体のバランスを美しく整えることもあります。 でもお洒落に関して言えば、足元は決して力の「抜きどころ」ではなく、力の「入れどころ」なのです。 


【掲載品目について…】
こちらは重要無形文化財指定技術によって織り上げられた越後上布の八寸名古屋帯です。 指定条件は 経・緯ともに青苧を手績みしたものであること。 いざり機で織り上げられたものであること。 織り手は本田利夫 

もちろん販売もしております。 ¥282000也。 お気軽にお求め下さい???。


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