水流の「季・とき」折々・・・
「季・とき」折々… 2010年 10月28日(木)

□学習能力無し…。
10月22日 京都に行ってきました。 と言っても私にとってそれは仕事がら何も特別なことでありません。 京都には毎月3~4回、年間に換算すると50回近く足を運びます。 そんな暮らしも数えること27年余り。 掛け算が間違っていなければ もう1300回以上は京都に行っている計算になります。 10/22日は時代祭、いわゆる平安神宮のお祭りです。 夕方からは鞍馬の火祭りが始まります。 浅はかな私は何も考えずいつもの通りぽかんと京都へ向かいます。 いつもの通り無意識に名神京都東インターで降り、無意識に慣れ親しんだ京都の街中へ。 コンパクトな脳に沁み込んだ道順通り、手が勝手にハンドルを切り三条方面へ、途中から二条へと車を走らせます。 麩屋町の少し手前 平安神宮方面に向かい右折、カチカチとウインカーの音を聞きながら対向車の途切れるのを待ちます。 視線は平安神宮の… 昼行燈の私、そこまで来てやっと気付く訳です。 紅白の幕。 何?… 幾重にも並べられた折りたたみの椅子、 交通規制 えっ、今日って時代祭だった!?…。 時代祭というか後の祭り…。 そこもかしこも渋滞している。 なにやら車が多いと思った。 うんざりした私、 車をGSに預け近くのコンビニへ。 横断歩道を渡る私、どうやらお坊さんと間違われたようで見ず知らずの観光客から、会釈をされたり、拝まれたり、寺の場所を尋ねられたり、、。
私は一年の大半を作務衣で過ごします。 黒の作務衣に白足袋、白花緒の下駄、ヘアースタイルはと言えばベリーショート、 楚々として(※清らかで美しいさまbyウィキペディア)上品な顔立ちと立ち居振る舞い(自己申告)お坊さんに間違えられることもしばしば。 つい先日も大徳寺の境内を歩いていると向こうから修学旅行の学生さんの一行。 男女百人程でしょうか。 ひとりひとりがすれ違う度に私の顔を見て 大きな声で「こんにちはっ!」と頭を深々と下げ通り過ぎて行きます。 完全に私をお坊さんだと思っているようです。 信心深い私です、ここはひとつ大徳寺のお尚になったつもりで「はい、こんにちは」と声は1オクターブ下げて 態度は完全に上から目線で挨拶を返します。 こんな勘違いをされたときくらいしか上から目線での挨拶なんて出来ません。 なんだか急に大僧正にでもなったかのようでとても気分がいいです。 家に帰れば口答えの許されない修行僧です。 勘違いを満喫しなくてはそれこそバチが当たってしまいます。
さてさて、、。 余談はこれくらいにして本題に入らせて頂きます。 長い長い夏がついこの間終わり、秋風が心地良いと思う間もなく、一足飛びに木枯らし一号… 加齢とともに暖かな春と涼やかな秋を好み、暑いのも寒いのも苦手になった私 この寒さにストーブを引きずり出しました。 このまま続けますと全文余談となりますので無理やり修正いたします。 さてさて、、。 長い長い夏に酷使された夏のお着物のお手入れが一気に閉店に集まって参りました。 そこで着物愛好家の方が気にしておられる夏の着物のお手入れに付いて少しだけ。。。(いまごろか!?)
まずは、夏のお召し物の代表とも言える「浴衣」 着物や浴衣のお手入れは慣れてしまえば簡単なのですが、初めて着物を着る方や着始めて間もない方にとっては案外難しく感じられるのかもしれません。 今回、浴衣のお手入れに付いてのお話ですが、なかでもとりわけお尋ねの多い綿の浴衣に限ってお話を進めさせて頂きます。 そのお手入れ方法は…。 1シーズン着終わりましたら、必ずお手入れをして頂きたいと思います。 綿素材ですので基本的にご自宅でお洗濯をして頂くことは可能ですが、長板中形などの藍染めのもの、綿紅梅などの異織素材、絞り浴衣などはご自宅では洗う事が出来ません。(※ご自宅でのお手入れ「お洗濯」も可能です、とご案内されているショップもあるようですが、色落ち/縮み/絞りのゆるみ、などの理由から弊店では決してお奨めをしておりません。)これらのものは専門店でのお手入れをお奨めします。 それら以外のいわゆる綿コーマの浴衣はご家庭でお洗濯して頂きましても構いません。 まずは袖たたみで構いませんので、簡単にたたみ、中性洗剤を薄く薄く溶かしたぬるま湯で押し洗いをしてください。(※洗剤には漂白剤が含まれますので薄く薄く溶かすようにしてください。) その後、よ~くすすいで頂き、脱水で30秒~1分間 干す際に手のし(両手の平で生地を挟むようにして皺を伸ばすこと)をします。 出来れば糊付けをして中温度でアイロンを掛ければシャンとした仕上がりとなり、ご家庭でのお手入れとしては完璧だと思います。(※高温でアイロンを~とご案内されているものも見掛けますが、慣れない方にはお奨め出来る方法ではありません。)
次に麻の着物です。 ポピュラーな麻の着物の代表はと言えば小千谷縮みでしょうか? 昨今では夏着物の定番となった感があります。 ゆえに夏の普段着としてお召しになられる方も多いのではないかと思います。 さて、麻の着物をご自宅でお洗濯?と言うとなんだか勇気がいるように思われるのかもしれません。 でも、小千谷縮みなどの麻の着物 案外簡単にお洗濯をして頂けます。 要領は木綿の浴衣と同じです。 袖たたみにたたんだお着物を中性洗剤を溶かした(薄く薄く溶かした)ぬるま湯で押し洗いをします。 水でよくすすぐところまでは同じなのですが、この後の脱水が木綿とは少し異なります。 脱水に掛けず、二つ折り程度にたたんだまま、バスタオルに挟み上から乗って水分をバスタオルに移します。 水がぽたぽた垂れない程度に水分を取り除きましたら、きものハンガーにかけ、両手の平でパンパンと押しタタキ大きな皺を伸ばし直射日光を避けて室内の風通しの良い場所で乾かします。 (※麻は乾燥を嫌いますので 乾かし過ぎないように。。。) 少し湿った感じの残る八分乾きのところでハンガーから外し、着物たたみにたたんで押しを掛けてあげれば出来上がりです。 簡単でしょ。 縮みもほとんどありません。
それでも尚心配と思われる方はきもの専門店(きもの水流とか)でお手入れをされることをお奨めします。(笑)
添え書き:少しだけ補足をさせて頂きますと、着物や浴衣のお手入れのノウハウの少ないクリーニング店でのお手入れは前もって方法をお尋ねになられるのが賢明かと思います。 一律に高圧蒸気プレスで仕上げをされる事が多いため、生地や繊維 折り代がつぶれてしまい もとに戻らない場合もあります。
【掲載品目について】
木枯らし一号で一気にコートや羽織の恋しい季節となりました。 こちらはコートや羽織の裏地に遣われる、いわゆる羽裏です。 名前は表向き裏地を名乗っておりますが、価格は裏地のようではありません。 勇気のある方、お尋ねください。 Sailです。
このところ上記の理由にて店頭が忙しく、新商品の掲載が出来ておりません。 一段落いたしましたら、掲載させて頂きます。 どうかご高察頂き、お待ちくださいませ。。。
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